前回の記事は、こちら─、
『 もう一人の自分に、出会った人たち 』
私も、既に二十代とは、おさらばして、
そこそこの歳月が流れてしまったが、
十代から二十代に突入した時もそうであったが、
二十代から三十代に突入したからと言って、
そんなに自分が、
劇的に変わったようには思えない。
しかし─、
人間の記憶というものは、かなり、
あいまいなもので、
年齢を重ねて行く中で、
いつの間にか経験値も増え、視野も変化し、
その過程で価値観が変化し、
失っていくものも、多々あるのだろう。
現在─、
私は、5歳と3歳の子を持つ、
親という立場でもあるのだが、
毎日、子供たちに接していると、
昨日まで、できなかったことが、
今日、できるようになった!
という成長に出くわすことが、
しばしばある。
しかし─、
総じて、その変化は、なだらかで、
たいていは、
"気が付けば、大きくなったな…"
くらいの印象でしかない。
しかし─、
実際は、この頃の子供の成長は、
かなり顕著で、
時折─、
半年前の録画ビデオなどを観返してみると、
そこには、まるで別人のような存在が、
映し出されており、
"半年前って、こんなんだったっけ?"
と、驚嘆させられることがよくある。
そのようなこともあって、
私は、その後も、又吉さんが仰っていた、
ネタ帳のエピソードが、
なんとなく頭から離れずにいた。
( 次回へつづく... )
『 もう一人の自分と、ついに遭遇!』