売り上げとは─、
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という公式で示される掛け算の結果である。
現在、私は─、
ソフトウェアの開発と、その販売という、
ネットワークビジネスに取り組んでいるが、
もともとは─、
ソフトウェアの開発を専門とするエンジニアだった。
( 今でもそうだが… )
学生の頃からコンピュータに興味を持ち、
大学、大学院で情報分野を専攻した後は、
自分がイメージしていた─、
"決して大企業ではないが、
高度なノウハウを持った少数精鋭の IT 企業"
といった雰囲気のソフトウェア会社で、
エンジニアとしての職を得た。
当時の私のスタンスは─、
"自分はエンジニアとして、求められたものは、
何としてでも実現して見せる"
というもので、
( 決して今が、そうではないというわけではないが… )
若さも相まって、情熱に燃えていた時期だったと、
言ってよい。
その甲斐あってか─、
社内でも徐々に、その腕を認められるようになり、
責任ある仕事も任されるようになっていった。
ところが─、
そのうち会社は業績不振に陥り、
やがて給与も、とどこおり始める。
そして─、
同僚の中には、会社を去る決断をする者が、
一人、また一人と、現れ始めた。
そんな当時の私を支配していた感情は─、
"自分はエンジニアとして、要求されたものは、
何とか形にして来た…"
にもかかわらず!
"営業部門や経営陣は一体、何をしているのか?
自分たちの責任を果たせ!"
という憤りであった。
そして─、
上司や他部門との間で、
言い合いが絶えない日々が繰り返される中、
やがて─、
私も、その会社を去る決断をすることになる。
( 次回へつづく... )
『 世のため人のため?でも自分のスキルを会社に無駄使いされてなるものか!』
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