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「 二の打ち要らず 」と怖れられた、
中国の武術家、李書文は、
かつて弟子たちに、次のように語ったという。
「 千招有るを怖れず、一招熟するを怖れよ 」
( 多くの技を身に付けるより、ひとつの優れた技を極めよ )
Google の理念には、次のようなことが、かかげられている。
"It's best to do one thing really, really well."
( 1 つのことをとことん極めて、上手くやるのが一番 )
万を以て一にあたるのではなく、一を以て万にあたる。
修練とは無駄を捨て去り「 絶対なる一 」を得ることではあるまいか?
ちまたで見られる「 最強格闘技論争 」の多くは、
最終的には、格闘家、個人の能力に負うところが多く、
格闘技の種類だけをもって、
その優劣を問うことは出来ない、
といった論調へと収束していくケースが、
ほとんどであるように思われる。
私も、その点については同意見である。
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