前回の記事は、こちら─、
『 社会人がパソコン教室に通って習得できるスキルのシビアな現実 』
であるならば─、
多少、熱心にレッスンに通ったところで、
音楽に関しては、所詮、初級者でしかない私が、
「 そこそこのレベル 」になろうなどとは、
少々、あつかましいと言うべきではあるまいか!?
そして─、
音楽に関しては、その程度の、
知識や技量しか持たぬ者が、
果たして─、
どれほどの "実用的" な、
編曲ソフトを開発し得るだうか?
残念だが─、
その現実は、シビアに、
受け止めなければならないだろう。
かつて─、
為末選手は、長崎大学で行われた講演会で、
次のように述べたという。
◆◇◆◇◆
幼少期から足が速く、
走ることは自分にとって大きな喜びだった。
中3で、6種目─、
・100m
・200m
・400m
・走り幅跳び
・三種競技 A/B
が全国ランキング1位だった。
高校では、陸上に人生をかけるようになっていた。
しかし─、
2番の子が、だんだんと追い付いてきた。
自分は一生懸命練習したが、差を縮められる一方。
そんな、18 歳の時、シドニーで開催された、
20 歳以下の世界陸上である「 世界ジュニア 」に出場した。
そこで─、
ハードルと出会う。
ハードルの種目を見ていたら、
世界で戦っている人達なのに、あまり上手くない。
自分が早く参入したら勝てると思った。
自分は、体を上手く使う能力、
巧緻性は優れていると思った。
「 勝てない戦場は捨てる 」
長くやっても上手くいかない場合は、
上手くいくものを見つけたほうが良い。
◆◇◆◇◆
確かに─、
私は、人生をかけて、
音楽に取り組んで来たわけではない。
当然─、
そこで一番になり、二番の者の、
追い上げを受けたわけでもない。
そもそもからして─、
初級者の域を出ることはなかった。
そして─、
そこはやはり、私が勝てる、
戦場ではなかったのだ。
また─、
為末選手は、こうも述べている。
( 次回へつづく... )
『「 ○○のサイクルを早めたら失敗がなくなった 」( 為末大 ) 』