今回の温泉は秋田県の湯沢にある野湯、川原毛大湯滝です。
初めに言っておきます。
ここ...
これまで3000以上の温泉に入湯してきた中で最高だった温泉を軽く更新しました!!!
つまり最高です!!
この温泉は以前から知っていたんですが、行く機会がなかった、というか行けるタイミングがかなりピーキーで、夏だけでしかも周辺に良い温泉(大湯、泥湯、鳴子、鬼首等)があるし、ここまで行きつけてませんでした...。 軽く後悔。
もっと早くこの最高に変態な温泉を知っていれば優先的に入りに来ていたと思います。
最高と言うからには色々と最高たる理由があって、まず項目別では、泉質とロケーションと料金、この3項目が完全に最高(パーフェクト)です。
まず泉質。
強酸性-含二酸化炭素・鉄(II)-塩化物泉という、温泉マニアなら「え?マジで?」ていうくらいありえない泉質です。

それに硫黄泉という項目が抜けているんですが、これが硫黄泉じゃなかったら何を硫黄泉というのか?というくらい硫黄の匂いがしてるし硫化水素が発生している地域だし、お湯の色も月岡温泉と同じようなエメラルドグリーンなので、硫黄成分は多分含まれていると思うのですが、おそらく総硫黄が規定を満たしていないのかな?と思います。(成分表には硫黄の項目は省略されて書かれてませんでした)
なので、硫黄も含めると(含めなくても)この贅沢な温泉成分。これはもちろん日本最高峰です!
成分含有の種類、質、多さで言えば玉川温泉、有馬温泉の方が数値的にはすごいのですが、綺麗な緑色も含めた温泉感、湯あたりで言うと、それらに勝るとも劣りません!
次にロケーション(と大きさ)。
もう川が温泉になっているという完全なる野湯。
これは非常にダイナミックでナチュラルで大好物です!
温泉が川のほとりに作られている、ではなく完全に川が温泉。
しかも人の手が全く入ってない自然な浴槽。
ダイナミックな地形で、そこらかしこに適温の湯舟があって、どこに浸かろうか迷ってしまいます...!
一体何人が同時に浸かれるのだろうか... というもうワケがわからない状態で、おそらく面積・体積で言うとブルーラグーンを超えて世界最大(人間が快適に浸かれる温度で浴槽がひとつに繋がっている状態)と言っても過言ではないかと思います。
ちなみにこの訪れた日(2025年8月4日午前8時)はめちゃくちゃ暑い日だったんですが、温泉の温度は滝つぼで41.2度くらいと、ほぼほぼ適温でした。
そして料金。
無料(タダ)です!
お金を出せばラグジュアリーな温泉に浸かれて「快適やわぁ~」てなるんですけど、コスパが悪くなります。
でも無料だともはや分母のコストがゼロなのでコスパは無限大... (゚Д゚;)
この3項目で最高。
このような温泉はかつてあっただろうか?いやない。
まあまだ未入湯の温泉はまだまだあるので、もっといい温泉が見つかるかもしれませんが、経験上、最高です。
ちなみに今まではどこが最高の温泉だったかと言われたら、総合で最高、というのはちょっと何処何処だとは言えなくて、ジャンル別で最高というのは複数ありました。(玉川温泉、中房温泉、他)
でもここを知ってしまった今となっては、完全に最高の温泉を聞かれたらこの川原毛大湯滝と答えられます!(断言)
如何にこの温泉の凄さがお分かりいただけるかと思います。
ちょっと前置き(今までは前置きですw)が長くなってしまいましたが、以下レビューです。

ここは当然混浴となっていて、水着着用というルールがあるので、それに従います。
男女別の脱衣所があるので、かなり利便性が良いです。

滝はこの日2つあって、その2つの滝つぼにも入ったんですが、酸性の湯のしぶきが目に入ってめちゃくちゃ痛いので滝つぼが最善とは言えません...。
ちょっと離れた窪みや、下流の方がいいかと思います。
下流に行けば行くほどぬるくなるので、最適な温度も自分で決められるのが嬉しいポイントです。
この日は月曜日の早朝というコトもあって、貸切状態でした。
この最高のお湯が自分独り占めできるのは最高です!(最高オブ最高!)
とまぁ、ここで1日中のんびりしててもよかったんですが、唯一問題があって、それで退却を余儀なくされました。
その問題とはアブが多かったコト。
繁殖期なのかめちゃくちゃデカいアブがブンブン飛び回っていて、嚙まれたらめちゃくちゃ痛いし痒い...。
なので、お湯に浸かっている間はまだ顔だけガードしてたらいいんですが、そんなに長湯出来る温度でもないので、当然陸に上がった時には格好の餌食になります...。
アブにたかられる牛は結構ストレスが溜まって肉質が落ちると聞いたコトがあるんですが、確かにアブが大量にいる環境はストレスが半端なかったです...。
なので、1時間ちょっとだけ滞在して引き上げました。
ちょっともったいなかったかな。

あと、大きな問題ではありませんが、現在一番近くの駐車場への道は通行止めになっているので、川原毛地獄の遊歩道から歩いて行くコトになります。
その場合高低差が150mくらい、距離1.2kmを往復するコトになります...。
行きは下りなので楽なんですが、帰りは当然登りなのでちょっと辛いです...。 しかもアブ多いし。笑
備考・総評
総合評価 5.0
料金 無料
アメニティ
サービス
風呂 露天風呂
泉質 強酸性-含二酸化炭素・鉄(II)-塩化物泉
セキュリティ
営業時間 24時間
入湯日 2025/8/4
HP