3歳になって間もない頃、娘は「自閉症」の症状に当てはまる事だらけでした。
娘の場合は、5歳くらいにならないと「自閉症」だと正式には判断できないようです。
先生からは、「広汎性発達障害」で「自閉症」の傾向が強いという診断を受けています。
3歳の娘の症状はこんな感じでした。
・ことばの遅れ(話せるのは、単語や「チョコ食べる」程度の二語。)
・おむつが取れない(おマルやおトイレを嫌がりました。)
・クレーン現象をする(パパ・ママの手を取り、冷蔵庫の中のものを要求するなど。)
・色に対するこだわり(クレヨンを取り出してずっと「あおいろ」「あかいろ」など言っていました。)
・大きなものを怖がる(動物や打ち上げ花火など、本やTVで見るよりも大きいものは極度に怖がりました。)
・切り替えができない(何かに夢中になっていると、次の行動に移れく「キャー!」と叫ぶ事も。)
どれも自閉症でよく見られる症状です。
自閉症は、発達障害の中のひとつですが発達障害にはいろんな種類があります。
・広汎性発達障害
自閉症
アスベルガー症候群
・注意欠陥 多動障害
・学習障害
・協調障害
・精神遅滞
・てんかん
自閉症の中でも、いくつかに分類されます。
・高機能自閉症(アスペルガー症候群)
・中機能自閉症
・低機能自閉症(カナー症候群)
重度・軽度などの表現も一般的に使われています。
まだまだ、解明されていない謎が多い自閉症ですが完全に治るという事はないようです。
稀に、こんな事を言う人がいます。
「私、昔は自閉症だったの。でも治ったみたい。」
おそらく、自閉症と引きこもりを混同しているか、自閉症の症状に近い行動があったと思われます。
私も、娘に障害があるとわかるまでは、「自閉症」=自分の殻に閉じこもる。と思っていました。
まだまだ、世間では「自閉症」がどんな障害なのか理解されていません。
理解される事を待つよりも、理解されていない事実を知って生活する方が無難です。
しかし、医学的に徐々に解明されてきている事も事実ですし、専門の学校施設もあります。
私の娘が通っている就学前の子供を対象にした療育施設は、15年以上前から市で運営されています。
保育園~就職まで、施設利用や一般支援もあるようです。
将来の事も気になりますが、生活しやすい環境になっているのは事実です。