リクルート事件・江副浩正の真実 | One of 泡沫書評ブログ

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まだ読み終わってないのだが、小沢さんが大変なことになっているのでフライング。リクルート事件が起きた時分、わたしはまだ小学校だったが、なんとなく「なんか悪いことしている人なんだろうなぁ~」という印象だけはあった。政治献金? 収賄? リクルートコスモス株を不正に譲渡? まあ、こんな感じで、なんだか悪そうなイメージだけは植えつけられた気がする。そういう意味では検察の大勝利といえる。リクルートというどちらかというと非日本的な企業の創業者であり、イノベータであった江副氏を失ってもなお、リクルートにはその後もDNAは受け継がれ、現在もなお日本経済に息吹を与え続けている。素晴らしいことだと思う。こうした行為を倫理的に拒否反応を示し、受け付けずに排除しようとする社会は、今後どうなっていくのだろうか。


わたしもホリエモンが言っている通り 、検察はもはやバランスを欠いており、どうにかして最適化しないともはや大変危険な「官治国家」ならぬ「検察治国家」になるのではないかとの危惧をもっている(もう既にそうなっているかもしれない)。検察とくに東京地検特捜部についてはホリエモンの指摘が鋭いのでそちらを見てほしいが、やはり「正義の味方 検察による一罰百戒」という前時代的なシステムは今の時代にはそぐわないだろう。何度もいうがこうして検察批判をしているわたしや、善良な市民だと自認する平和なあなたを検察が検挙しないのは、わたしの社会的な地位が低く「見せしめ効果」が低いのと、かれらが非常に少数体制でわたしやあなたのような小物を相手にする暇がないからであって、その気になればいつでも送検できる力があるのは間違いない。起訴されれば99.9%の確率で有罪判決が出る。(と、思ったらまた池田先生(またか・・・)がこれについて書いていた 。何でも言及するなこの人w)


まあ、世間ではまだ検察は正義の代弁者。小沢は悪の象徴 。これは「痛いニュース」なので、書き込んでいるのは(たぶん)自民党の残党のような人たちばかりなのだろうが、この人たちは何に対して怒っているのだろうか? まるで真珠湾奇襲の報を聞いて「暗雲が晴れた」と言っていた戦時中の国民のようだ。とにかく小沢憎しという感じである。自分が検察に睨まれるようなことは生涯無いからこんなことが言えるのだろう。なんにしても、こうした減点主義というか、嫉妬深く変な方向に執念深いメンタリティこそがこの国の閉塞感の正体だと思うのだが、こうした考えはやはり「マイノリティ」なのだろうか?


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