妄想恋愛シミュレーション -25ページ目

FRATELLI 第5章ーB

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第5章ーB




(理弥)


ゆうさんの新しい携帯アドレスを尋クンがゲットしてくれて、それからまた僕は毎日、写真を送り続けた。


もちろん返事はない。


それでもまた、繋がる事が出来て嬉しかった。


携帯が解約されたと知ってからも、僕は写真を撮り続けていた。


ゆうさんを想いながら。


だから、返事なんていらない。


撮った写真を見てもらえるだけで、僕は満足なんだ。


久々に「ジュ・ルーテ」の広告用の撮影で内山さんに会い、相変わらずゆうさんの様子がわからなくて心配してると聞いた。


僕はその撮影終了後、ゆうさんに写真抜きでメールをした。


≪どうしてる?顔を見たら安心できそうなんだけど。チラッとでもいいから≫


暫くして、ポケットの中の携帯が振動した。


返信だ!


≪大丈夫。次のステップに進んでるから。あなたの写真に癒してもらってる。ありがとう≫


≪次のステップ?何かお手伝いしたい出来る事ない?なんでもする。雑用とかでもいいよ≫


≪あなたに雑用なんてさせられないわよ。気持ちだけ、有難く受け取っておくね≫


≪ね、お願い。一度会ってほしい≫


プツリと返信が途絶える。


焦る気持ちを必死で押さえて、30分待った。


これ以上待てない。


また携帯を開く。


≪今週の木曜日、1日オフなの。何時でもいい。1分でもいい。予定を入れずに待ってるから、会って下さい≫


これはもはや、泣き落とし状態だよ。


でも、ホントに会いたかった。


会って、声を聞けたら、胸の中のウズウズした痛みが無くなるような気がした。


携帯を両手に握って、返信を待つ。


何分経ったかな。


突然振動した携帯に、僕は「わ!」と驚いた。


≪もし、1日付き合っていただけるなら、一緒に行って欲しいところがあるんですが≫


言うまでもなく、僕は心を躍らせながら返信を打った。




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