収束を願い信じて、ながらく個人で活動していた繁殖制限と保護譲渡活動から、保健所や環境省と協働しての“ちいきねこかつどう”を手伝ってほぼ13年、「一代限り、短い寿命のノラネコを地域で管理して収束・・・」と、地域町会など協力団体に説明会で説明して繁殖制限を手伝って参りましたが。
15年近く経過した今、地域の猫たちは超高齢化を迎え疾患や老いで治療保護が必須、おまけに新たな蛇口も発生したりと、猫たちとボランティァの受難は終結はおろか、負担も大きく、遺棄や多頭繁殖放題飼養の蛇口への積極的なアプローチを訴えるも着手してもらえず、さすがに「ああ、やっぱり体よく利用されていただけなのだな」と気が付き、それまでとおりの信頼できる仲間とだけ関わりながら、出来る限りの活動を続けて行く道を選択しました。
行政やあやしげなホランティァサンがたとの連絡を断絶したとて、SOSが無くなるわけではなく、また真摯な仲間からは、以前とは少し様相の異なる悲鳴を聞くようになりました。
外にある猫たちは人馴れしていて、おまけにある日突然出現する。
かつてのような外での繁殖が長らく続いていた事態はボランティアたちの必死のバースコントロールと保護譲渡で抑えられているはずなのに、補充は止まない。
おまけに現場にそぐわないとんちんかんな法条例改正のしわよせで制限頭数で選別された廃要犬や廃要猫が悪徳業者から漏れ、それを必死でボランティアが保護して譲渡を強いられる。。。
受け皿は必要だが、動物たちは心身ともに傷つきボランティアも疲弊し、おまけにながらく家庭で飼養されなかった繁殖用動物たちの家庭生活のトレーニングなどは困難を極めるケースも少なくない。。。
また刹那的な衝動飼いや、無計画な飼養により、終生飼養に明らかに影があった飼養の崩壊により、動物たちは裏切られ、住処を失う。。。
ゴミ屋敷での乱繁殖崩壊などでは、トイレもないような生活が長く続いてきており、所定のトイレを使用するトレーニングは難易度が格段に高くなる・・・。。。
安易に保護譲渡すればよいと考えていて、あふれ出す蛇口の制圧に不精な行政には、本当に愛想が尽きました。
現状、ネグレクトなど動物愛護法に明らかな違法があっても、ボランティア側で難儀しながらの告訴などと、結局厄介ごとには関わりたくないという姿勢も気に食わない。
高齢独居老人が複数の犬猫を残しての救急施設入所で置き去りにされていた子たちは、避妊去勢もされずトイレもないゴミ屋敷の中で13年も暮らしていたという。。。
保護時歯も抜け落ち口内の炎症や腎不全などでやせ細り、ある子は異食で消化器が閉塞しており、異形成の奇形で酷い子宮蓄膿を患い、また毛玉まみれで身動きにも難儀していた・・・。。。
これをネグレクトと言わないというの?
罪は罪、罰は罰。
子供たちにも教え伝えていかなくてはならない、人としての倫理。
声をあげられない小さな命、その恨みもつらみも無念も、代弁していくことは止めない。
2020年も・・・満足のいかぬ一年でした。。。
しめ。
ぽち♪