10年以上、行政と“地域猫活動”をすすめて、おおよそ区内全域を平定、制圧に至らぬ数か所の“蛇口”を残すも、どうにか抑えながらここまで来ました。
行政はその成果の評価を受け、区内の“飼い主のいない猫”対策は成功維持していると言われている。
しかしその実態は、個人情報や所有権のデリケートな問題が絡む“蛇口”対応に踏み込めずに放置し、今この瞬間も屋内で猫が増やされ、やがて放たれる。
放たれた猫たちをボランティアが救い上げ保護譲渡する。
当初のように数が膨大でないし、大抵がやや馴れ個体の為保護譲渡がすすむ。
屋外に残る猫たちは当時人馴れが不十分でリリースの対象となった、いまや数少ない高齢猫ばかり。
えさやりさんは講習会を受講して地域管理人さんに成長して、10年以上も朝晩、雨の日も風の日も猫たちの管理に努めてくれる。
10年って、ながいですよ。。。
可能の限りの無理を圧して保護譲渡をすすめたが、当時やむを得ずリリースした老猫たちの健康に問題が多発してきている。
その都度保護に臨むが難航、本当に心から、あの時のリリースを悔やんでいます。
写真の子は推定13歳~15歳、3週間前に地域管理人さんが異変に気付くも保護は難航を極めた。
ものにぶつかる様子などから痴呆や脳腫瘍の疑いが濃厚となった。
保護計画の途中、数日姿が見えなくなってしまったときは本当に本当に心配しました。
やっとやっと、今朝、保護が成就、入院させることが出来ました。
安全と安心の中、加療して余生をのんびりと過ごしてもらいたい。
よかった・・・遅くなってほんとごめんね。。。
他にもまだ心配な子が居ます。
10年、情が沸かないはずがありません。
私たちにも猫たちにも、心があるのです。
わかっていたはずでしたが。。。
こんな思いはほんと、もう懲り懲りです。
善意のボランティアの胸を引き裂かれるこのおもい、リリースをさせられてまで活動を強いられるなら、せめてせめて、補充させないというのが最低限度の前提です。
理解してください。
私たちにもプライバシーも権利もあるんです。
そして猫たちにも、適正飼養の権利があるのですから。
ぽち♪