静岡県東部で猫の個人ボランティアをしています✨TNRや譲渡をメインに活動中です(ฅ'ω'ฅ)少しでも多くの猫が幸せになれますように少しでも多くの人が猫への知識を知って貰えますように…フォロー&いいねありがとうございます₍ᐢ⑅•ᴗ•⑅ᐢ₎♡
こんにちはねこさくらのYuYuです。今回は捕獲に必須!捕獲器についてお話します。TNRの付き合い方~TNRMの世界~にてお話したTの部分です。野良猫を捕まえる皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。素手で捕まえる?ちゅーるで呼び寄せる?それはなかなか難しいのです・・・。野良猫たちは音や人の動きにとても敏感です。餌やりさんが抱っこできることもありますが、餌やりさんがキャリーに入れてしまうと手術し、元の場所に戻した際に餌を食べなくなる可能性があります。少しでも餌やりさんは嫌われ者にならないようにしてもらいたいので・・・。猫もひとも怪我しない方法それが捕獲器です。私たちが使っている捕獲器はこちら。一番奥に餌を入れ、餌のにおいに釣られてきた猫が底板を踏むと入口が閉まる仕組みになっています。捕獲器の網目で猫がパニックを起こしたときに爪などを怪我をしないよう、新聞紙を敷きます。では、どこで捕獲器を買っているのか・・・ネットです。Amazonや楽天に色々な種類が売っています。それが問題なのです。捕獲器がどこでもいつでもだれの許可もなく買える。「何がいけないの?」そんな疑問がでるかもしれません。例えば、捕獲器を買って野良猫を捕獲して虐待するいわゆる虐待目的の購入もあるかもしれません。小動物に使うトラバサミは規制がはいったもののこのような捕獲器には一切規制がない為本人確認書類の提示やボランティアのみ購入というものがない世界です。「そんな虐待なんてないでしょ!」私もそう思いたいです。実際、我が家に迎え入れた凑くんは、野良猫でしたが虐待により前足骨折と骨盤骨折左後ろ足が麻痺となりました。凑の兄弟(野良猫)も同様に骨盤骨折と足の複雑骨折をし現在保護猫シェルターにて、お世話してもらいながら手術の繰り返しです。TNR以外の目的や興味本位で捕獲器を買って捕獲できた猫を虐待や、別の場所に捨てるなど。実際に聞いたことです。悲しい思い、つらい思いをする子が少しでも増えないよう例えば、薬剤師からしか薬を購入できないように捕獲器も認められた人からしか購入できないようなシステムが出来ればいいですね😸世の中がいろいろと変わっていければ・・・と思います🌸
こんにちはねこさくらのYuYuです。今回は保護猫のお話ではなく私個人的なお話しをします🌸私の両親は犬好きの猫嫌いでした。理由は、犬は従順。猫は懐かないから。という単純なものなのですが・・・💦その環境下に育ったので私も人生の中で猫に触ったことがないし苦手でした。野良猫をみても無関心数年前お付き合いしている彼との同棲が決まり彼が飼っている猫を連れてくることになりました。のちに知ったのですが、彼の猫は彼の家族に懐かず居場所はほとんど彼の部屋のみ。彼がだけが頼りの子でした。なので連れてきたようです。入居初日・・・部屋の隅っこで彼の猫がこちらをずっと睨んでいます。(今思うと環境が変わって混乱してるだけだったと思います💦)ど・・・どうしよう犬だったらこういう時撫でればいいんだよね・・・いや、でも完全に警戒してるし・・・戸惑っている私を見かねた彼が、猫のおやつを手に乗せてくれました手を伸ばして口先手前まで(これが限界)おやつをあげようとするも無反応。「こ・・・こわい」そんな私と猫との生活がスタートしました。猫の名前は凛(りん)サビの女の子です。人間嫌いの猫嫌いで臆病で甘え下手です。彼が仕事へ行っている間、少しでも絆を深めようと猫じゃらしを振り回したり(猫との遊び方がわかっていない)ボールを投げてみたり(犬感覚)しましたが、遊びもしなければ隣にも来ず・・・私は決断しました。彼だけに甘えて、私には無反応(むしろ避ける)なのがすごくすごく悔しくておやつなんかに頼らず、とにかくこの子と向き合おう!と決めました。負けず嫌いなところも相まってというところでしょうか・・・「絶対に凛が私に甘えるようになるまで仲良くなるぞ!」と。だって家族になったのですから。1か月が過ぎ、私は凛の中でごはん係に昇格しました🌸好きなおもちゃもだんだんわかってきてほれほれ~と見せると「しかたないな。」という顔で手でちょんちょんするものの長続きせず・・・彼の膝の上でくつろぐ姿をみていると、「うぅ・・・うらやましい・・・」となっていました。ある朝、おなかにドスンと圧がかかって目を覚ますと凛が私の上に乗って、私の顔にスリスリしたり鼻をなめたりし始めてきたのです・・・!しかもゴロゴロ言っている・・・!可愛い・・・可愛すぎる・・・(今思うと「ご飯をよこせ」と言ってたんだと思います・・・)凛と過ごして3か月、やっと凛は私を受け入れてくれました。膝の上で寝たり、ゴロゴロ甘えたり「やっと家族と認めてもらえた・・・。」と感動しました。凛のお陰で猫に恋し、もっともっと猫を知りたいと思い動物看護を学んだりいつしか野良猫に興味を持ち始めました野良猫たちはどうしているんだろうどこで餌をもらっているんだろう幸せなんだろうか・・・など思っていました。お散歩中にまだ1か月くらいの子猫3匹が道をコトコトと歩いていて車に轢かれたらどうしよう・・・でもどうすればいいかわからないそんなモヤモヤから、少しでも力になりたいと思い近くのボランティア団体を調べて保護猫ボランティア団体に加入しました。子猫たちを一時預かりしたり、知識の共有をしたり四苦八苦しながらも楽しんでいました。個人ボランティアになってからはTNRをしたり、いろいろなケースを知り団体にいた時より、厳しい現状を目の当たりにすることが多くなり日々勉強という感じです。猫嫌いな私がいつの間にか保護猫ボランティアをして猫中心の生活になってました。猫の役に立ちたいと心から思うように・・・。凛が私を変えてくれたのです。保護猫ボランティア活動という生きがいを与えてくれました。凛に感謝幸せをくれる猫たちに感謝そして、ボランティアで関わってきた方たちにも感謝です🌸不思議なことに縁やひょんなきっかけで新しい道が開けることってありますよね。それを実感しました😸人生の岐路に立ったら思い切って行動してみるといい方向に転がるかも・・・?ひととの巡り合いも大切に🌸以上、個人的なお話でした!最後までお読みいただきありがとうございました😸
こんにちはねこさくらのYuYuです。現在(2021年9月)起こっている案件をお話したいと思います。正直、書くかどうかすごく迷いました。しかし、起きていることを知ってほしいこんな現状があるということを少しでも伝えたいと思い今に至ります。※個人情報の為、写真は一切ありません。ご了承ください。保護猫ボランティアさんから「助けてほしい」と一報がありました。内容はマンションの1室(6畳)で長きに渡り洋猫のブリーダーをしている人がいる。そこで生まれた子猫たちは耳ダニや目がグジュグジュ(クラミジア)で猫風邪症状がある。と・・・ブリーダーの知人が見るに堪えず、子猫を3匹お金を払い引き取りました。知人曰く、ブリーダーは70代の為、生活するのに年金だけでは難しいからという理由でブリーダーを続けているそうです。実際にマンションへ行ってみると廊下には糞が踏みつけられた痕、糞尿の臭いインターフォンを鳴らすものの居留守を使われます。ブリーダーとの接触は無理と判断し市役所、保健所、近くのボランティア団体と連携をとり動き回っていたのですがなかなかスムーズにいかず、もどかしい日々を過ごすしかありませんでした。そして数日後、衝撃的なことが起きました。更に6匹買ってきた・・・と。子猫を助けたい一心なのはわかりますが保健所が入る前に子猫がいなければ、問題なしと判断される可能性が高いのです。「目の前の可哀想」より「先の命」のことも考えてほしいこれからまた生まれてくる子たちは近親交配のうえ良い環境とは言えないところで育ちます。本当に絶望的になりました。このままでは同じことの繰り返しになるかといってこれ以上動くことは出来ない。Twitterで拡散して周知してもらうことも考えましたがそれは保健所を敵に回すとボランティアの先輩に言われ納得するしかない状態でした。手だてがなく、この案件は今のところ手を引くしかありません。悔しくて悔しくて本当に何もできない自分が無力で「お願いだから買わないで・・・」そう思う自分にも疑問を持つくらい疑心暗鬼になります。猫も犬も動物たちは人間の道具ではない金稼ぎの品物でもない人間と同じように感情があるんです。猫が「にゃー」と鳴くのは人間に対して要求があるからです。合計9匹の洋猫の子猫たちは今、ボランティアさんのところで治療しています。今後産まれてくるこたちが少しでも幸せにつらい思いをしないことしか祈れないことに悔しさでいっぱいです。今回の記事はまだ未解決の現状をお伝えするべく書きました。私の感情論が主になってしまい申し訳ございません・・・。悪徳ブリーダーがなくなることを心より願っております。
こんにちはねこさくらのYuYuです。今回は地域猫についてお話しようと思います😸皆さんは「地域猫」という言葉を聞いたことがありますか?恐らくほわっとしたイメージで「近所にいる野良猫のことかなぁ・・・」「道によく寝てて人懐っこい子たちのことかな?」などいろいろ出てくるかと思います。まず、野良猫と地域猫の違いは何かそれは耳カット(さくら猫)しているかしていないかです。え?耳カットだけ?言葉で表すとシンプルすぎて伝わらないのが悔しい。。。耳カットまでの道のりは長い月日とひとの努力が必要です。猫が近所に集まってくる理由の一つとして餌やりさんがいること。🌸餌やりさんとは・・・🌸猫好きな方や野良猫が可愛い、おなかすかせて可哀想という思いから家では飼えないけれど自分の家の庭などの敷地内で餌を野良猫たちに与える人のことを言います。餌やりさんは善意で行っています。えさ代はもちろん自己負担ですが、毎日餌を複数匹にあげます。その善意から近所の方々に嫌われます。では近所の方々の意見(苦情)をみてみましょう。「殺処分できないの?」「猫をどっかにやってほしい」「農作物が荒らされて本当に困ってる」「庭に糞尿がひどくて猫除けしても効果ないよ」「これだから猫は嫌い!!」そんな言葉をよく聞きます。例えば一戸建てを買い、新しい生活が始まり庭にはガーデニングのプランを立てたりわくわくしますよね。その庭にいつしか糞尿があったらどう思いますか?それが毎日毎日・・・。しかも餌をあげている人がわかっていたら尚更その方に苛立ちを覚えますよね。そこでボランティアの出番です😸まずは近所の聞き取り、地域猫との共生の説明。もちろん一筋縄ではいきません。ですが納得してもらえるよう私たちもお話し、猫の悩みを聞いたりもします。一代で終わる命とトイレの管理がキーとなります。もちろんお話しても100%納得して頂くことは難しいです。餌をもらっている子たちの捕獲、不妊去勢手術、元の場所に戻す。(TNR)これで野良猫から地域猫になりました✨余生は毎日餌やりさんからご飯をもらいトイレは餌やりさんが設置したところでします。不妊去勢手術しているため妊娠することなく、その代で終わります。地域猫と野良猫の違いわかっていただけましたか?人の手が加わることにより、野良猫から地域猫になるということ。餌やりさん・TNR・近所の承諾。「可愛いから」という理由で安易に餌を与えると猫も人間もつらい思いをするかもしれません。私の中で餌やりさんとは「何かを犠牲にして猫たちと向き合っている。」と思っています。近所の方々や猫が嫌いな方その人たちに認められる命が少しでも多く増えるよう日々頑張ります。
こんにちはねこさくらのYuYuです。そろそろ秋の空気がながれてきましたね✨私は秋が大好きです!サツマイモとか・・・サツマイモとか・・・サツマイモとか・・・🤤秋は猫ちゃんたちの繁殖期となります。もし道端で子猫を見つけたらどうしますか?すぐに抱える!これはNGです。気持ちはすごくわかります。撫でたくなったり、抱っこしたくなるかもしれません。ですが母猫は人間のにおいがついた子を育児放棄します。まずは様子をみてください。ミャーミャー鳴いていたらしばらくすれば母猫がくるはずです。安全な場所なら見守りましょう。(母猫が近寄れるくらいの距離)逆にミャーミャー鳴いていない場合は危険です。何かしらの理由で(この子は生き残れないと判断した等)母猫が捨てた可能性が高いからです。では車が通る危険な場所やミャーミャー鳴いていない子を見つけたらどうすればいいか・・・選択肢としては・各自治体の保健所・市役所に相談してみる。・近くの保護猫ボランティア団体に相談してみる。・母猫がくるか様子をみる。※2時間以上母猫が来ない場合は残念ですが母猫から省かれた子の可能性が高いです😢危険な場所にいる場合は両手にビニール袋をつけて安全な場所に置いてあげる。Twitterで「こんな子がいたんだけど誰か引き取れますか・・・?」というツイートをたまに見かけますが、個人的意見としてその行為は危険です。人間皆優しい人ばかりではありません。中には虐待をする目的で引き取ろうとする人もいます。団体に任せることが一番安全かつ、迅速に動いてくれるかと思います。しかし団体はどこも、いっぱいいっぱいな可能性があります。また地域によってですが、保健所や市役所に連絡をしてもなかなか対応してくれないというケースが多いです。目の前の弱っている子を家族に迎え入れたいよ!そう思ってくださる方には、感謝しかない反面知識をしっかりとつけたうえでの行動をお願いしたいです。生後10日たっていない子たちは個体差にもよりますがミルクは2時間~3時間に1回寝る時間・・・ありますか?そう、生まれたての子猫を人間が育てるのはとても過酷なのです。ミルクを飲ませる間隔があいてしまった場合、低血糖を起こして弱ります。うまくミルクが飲めない場合、気管に入って肺炎を起こしかねません。排泄を促したり、やらなきゃいけないことが山ほどあります。人間の赤ちゃんと同じくらい大変なことです。面倒を見ていると、とても体力・精神力を奪われて限界が来る可能性も・・・生後間もない子猫たちを育てるボランティアさんをミルクボランティア(略してミルボラ)といいます。ミルクボランティア専門の団体や個人ボランティアさんもいます。大変だろうけど育てたいと強い気持ちがあるのであればミルクボランティアさんに知識をもらうのも一つの手だと思います😊以上が生後間もない子猫を見つけた時のお話ですが実はここ数年、猫たちの出産時期が狂い始めています。猫は春と秋に発情期にはいるのですが、現在(2021年9月)生後1か月~2か月の子や妊娠している母猫がいます。原因はわかりかねますが、天候のせいかな?と思います。今後「秋だから繁殖期だ」という概念がなくなってくるかもしれません。可愛いからといって無暗に触ってはいけないちゃんとお母さんがいるかもしれないよー!ということ生後間もない子猫を育てる大変さをこの記事で伝えられたらいいなと思います。私も将来的にミルボラをするのですが、まだしていないのに恐怖です。それは睡眠時間が削られるということよりも子猫の命を背負うこと。ミルボラさんの話をきいてやはり途中で急変し悲しいことに亡くなる子もいます。だからこそ自分も命がけで育てるのです。個体差がある限りケースバイケースです。参考書なんてありません。近い未来、ミルボラをした時のお話ができればと思います。秋の味覚と共に新しい命が生まれる時期心から元気いっぱいに育ってほしいと日々願います😊
こんにちはねこさくらのYuYuです。今回は多頭飼育崩壊についてお話します。時々ニュース等で取り上げられている多頭飼育崩壊私も何ケースか関わったことがあります。ボランティアの先輩が長期に渡って行っている案件をお話します。※個人宅の為、写真は載せられません。2020年11月母と娘の二人暮らしのお宅に1匹のオスの子猫が来ました。獣医師会主催の猫の譲渡会にてもらった猫です。とてもとても可愛がり、2匹目がほしいと思いまた譲渡会にてメスの子猫を家族に迎え入れました。本来であれば、動物病院にて不妊去勢手術をするようお願いされます。我が家の猫も獣医師会主催の譲渡会で家族に迎え入れたので、ワクチンの際に不妊去勢手術を必ず行うことを言われました。親子が迎え入れた2匹の猫たちは不妊去勢手術をせずそのまま過ごしてしまいました。それが親子にとって最悪の事態となりました。手の施しようがない状態になるとは思ってもみなかったはずです。時は流れ子猫たちが6か月になる頃、妊娠をし母猫から3匹の子猫が生まれました。そこから近親交配により3匹から5匹、7匹と増え最終的に6か月以上の猫は10匹子猫(生後2か月以内)は17匹となりました。6畳の部屋に27匹がおり、生まれたばかりの子たちはプラスチックの衣装ケースに詰め込まれていました。4匹子猫がなくなり死産が3匹他のメス猫は交配した形跡はあったものの妊娠できない体となっていました。(近親交配の弊害)トイレは設置しておらず、新聞紙を敷くのみ。猫たちはそこらじゅうで用を足している状態です。悪臭やハエが飛び回る部屋、猫たちの体にはノミが住み着き、猫風邪をひいている子や大半の子たちがガリガリの状態でした。母猫は栄養失調によりミルクが出ず育児放棄になったり、ゴキブリを食べる子猫たち…。保護猫ボランティアがはいり不妊去勢手術にはいるも、すでに妊娠している猫が3匹先天性がある子を母親は察知し食べてしまいます。近親交配の場合、生まれ持っての内臓疾患がある可能性が高いのです。17匹の子猫と6か月以上の猫たちは無事里親さんが見つかり新しい家族に迎え入れられていきました。現在(2021/09/17)も里親募集をしており4匹がまだ親子の元にいる状態です。譲渡されて幸せな猫生を歩みだした子たちがたくさんいます。6畳の部屋にいた頃は生気を失ったような目をしていた子たち今ではきらきらと輝いていて生き生きしています。しかし1匹だけ譲渡され、1歳手前である日突然けいれんを起こし心停止、治療する間もなく天国へいきました。おそらく先天性の疾患だと思われます。家猫(家の中で飼われている猫)でも不妊去勢手術をしなければこのような最悪なケースになりかねません。「うちはメス猫1匹しかいないから大丈夫」そうでしょうか・・・もし、家から脱走して野良猫と交配をしていたならば妊娠して帰ってくる場合もあります。不妊去勢手術をすれば、飼い猫のストレスも減りますし、ガンになる可能性も減ると言われてます。「可愛いから」「寂しいから」飼いたい、コロナ禍で室内で過ごす時間が増えたからという理由で飼うのは構いません。ですが動物を飼うときに、このような問題が起こるかもしれないということも考えて責任を持って迎え入れてあげてください。人生も猫生も大切に。猫に関わらず、動物と一緒に暮らすと今まで以上に楽しく幸せに過ごせますから・・・。
こんにちはねこさくらのYuYuです。皆さんはTNRという言葉を耳にしたことはありますか?なかなか聞きなじみがないというか・・・身近な言葉ではないと思います。実は私も保護猫に関わってから初めて聞きました。TNRとは・・・Trap(捕獲)Neuter(手術)Return(元の場所に戻す)の略です。因みに不妊去勢手術をした場合、耳カットをします。3ヶ月前までは野良猫の凑くん桜の花びらに似てることからさくら猫と呼ばれたりもします。じゃあTNRってどんな感じでするの?ってなりますよね私が経験をしたお話をします。市役所に相談が入りました。依頼を受け見に行ったところ目視できるだけでも15匹+子猫3匹。一軒家のご主人が毎日自宅の駐車場で餌やりをしていました。餌やりさんの主張・猫がいたから餌をあげていたら増えていった。・20年以上続けている。・餌の時間になると猫がよってきて要求してくるからやめることができない。近隣住民さんの主張・庭などの糞尿被害がひどい。・猫が自宅の車の下に隠れていて危ない。・猫をどこかへ連れて行ってほしい。餌やりさんは近隣の方と話すことがなく孤立状態でした。故に周りが困っていることに気づくこともできず長年餌を与えていた状態です。私たちボランティアは・野良猫の捕獲・病院へ搬送・術後、目を覚ましたら元の場所に戻すこの作業をします。捕獲された子不安でいっぱいだねでもこの作業だけで終わらせていたら近隣とのトラブルは続きます。まずは近隣の方たちの聞き取りをして捕獲器を置く許可をとり猫はまた戻すことを伝えます。そうすると皆さん同じ事を仰います。「猫はいなくならないんですか?」と・・・そうですよね。そうなります。だって捕獲したならもういなくなるものだと思ってしまいますよね。けれど視点を野良猫たちに変えてみてください。もし自分が・・・目が覚めた時に周りを見渡すと見たことのない景色が広がっていて知らない人だらけで、なんなら今にも襲われそうになったら・・・どう思いますか?私なら不安と恐怖で心が押しつぶされそうになります。野良猫たちをほかの場所に放すとはそういうことです。(動物遺棄となります)保護をする団体もあるかとは思いますが全部の猫を保護したら、保護猫シェルターがいくつあっても足りません。そして野良猫は生まれた時から外で育ってきました。その子たちを急に部屋に閉じ込めて、外へ一歩も出れない環境にさせることも野良猫たちの幸せとは思えません。(これは個人的意見ですが・・・)なので猫と人間の共生を近隣の方々にしっかり説明し、理解してもらう。そのケアがなければ、何の意味もないし猫を受け入れてもらえません。もちろん餌やりさんにも更なる協力は必要です。トイレの設置や、猫たちの管理。TNRは現在、TNRMと言われています。Mはマネージメントです。私たちだけではマネージメントが出来かねるので、餌やりさんにもお願いをしています。今重要となっているのはこのマネージメントです。地域猫として猫たちが快適に過ごせるようにするポイントです。全部TNRしても子猫がいるなら数か月後また捕獲をしなければならない別の地域に住んでいた猫たちが遠征してきて新しい子たちがくるかもしれない長期に渡って餌やりさんたちと付き合っていくものだと私は思います。いろいろな団体や個人ボランティアがTNRを行っています。悲しい思いをする猫たちや猫が増えて困る住民を少しでも増やさないために・・・ただ、闇雲に行うものでもありません。そこの線引きはまたいつかお話したいと思います。私の一番好きな瞬間は手術を終え、元の場所に開放されたときの猫たちの後ろ姿。思いっきり猫生を楽しむんだよ車に気を付けてね欲張ってほかの子の分まで食べちゃだめだよそんな気持ちで見送っています。道で野良猫をみかけたら耳を見てみてください。さくら猫だったら、誰かがその子の為に努力した証です。