痛み止めも効かないのか!地獄道を突き進むmomizo。やっとの事でCT室に着くが手術への道のりはまだ遠いぞ!
CT室にベッドのまま運ばれ、またあの1,2,3のかけ声でCTの寝台へ移される。
画像診断の先生がやってきて、CTやったことあるよね?とか、いくつか質問されるが全く覚えてない。
そういえば、造影剤は入れたのかどうかさえ記憶がないな・・・
CT検査。
そう、あの検査です。たっぷり20秒、静止しなければいけません。
暴れまくっている私にみんなが声をかけます。少しだけなんとか我慢して!
いや、ムリ。と思ったけど、これが終わらないと手術できない。か細い声で「頑張りますぅ~」と答えて仰向けになる。
足伸ばせる?って聞かれたけど、絶対ムリ。なので膝は曲げた状態でなんとか撮影に挑むことに。
3人くらいに押さえつけられ、これまたみんな避難せずにそのまま撮影。
本当にごめんなさい。沢山の人を被爆させちゃいました。
人生で一番の我慢をして、なんとか撮影が終了。主治医が来て、すぐ手術行くからと言ってくれたけど、ここは大病院。ルールがある。
その一つが、病室を確保しないといけないということ。主治医が病室とばせないかな?って看護師に言ったら、4,5人から「だめですよ!」って同時に突っ込まれてました。
おそらく、入院手続きが取れないと、腕に付けるバーコードが発行されず、それがなければ手術できない、ということなのだろう。
運良く病室は空いていて、すぐさま入院手続きが行われる。あらゆる同意書を書くのが追いつかなかったと後で嫁さんが言っていました。ものすごいスピードで物事が進んでいきます。
この時、手術室の空きが出るまで僅かに10分。
でも、その10分で手術だから、という一言の残酷さ・・・。
こっちはもう限界はとっくに過ぎていて、その10分で人生が終了しそう。
おそらく一生分の励ましの言葉をもらったであろう10分が過ぎ、手術室行くよ、と言われました。まるで神のお告げの様に神々しい一言でした。が、その後に重大な一言。
「人工肛門の可能性あるから」
今考えれば、ええっ!って感じですけど、そのときはハイハイって軽く答えてました。痛みでそれどころじゃないし、まあ他に選択肢もなかったんですけど。