余命宣告された経過については、詳しく書くと知り合いに身バレしそうなので書かないつもりでしたが、かいつまんで説明しようかと思います。
そもそもの発端は、5年前のこと。スキルス胃がんが偶然的な検査で判明し、幸いにも手術ができる状態でありました。
すぐさま胃全摘の手術が行われ、広範囲にがん化していたものの、ステージ2と判明。
もちろん抗がん剤を勧められましたが、それをなんとなく断り、4年半が過ぎました。
もう転移はないだろうな、と安心して過ごしていた中、なんと腸閉塞を起こします。
これは結果的にはがんとは全く関係なく、ただ偶然起きたものだったのですが、がんが関係している懸念もあり手術を行った病院へ搬送されました。
状態はかなり悪く、開腹手術しか選択肢がない、というか人工肛門の可能性もある(!)といわれ、すぐに緊急手術が行われます。
奇跡的にも、腸を取りだしたところ、見る見ると血液が流れ正常な動きをしたため、腸を切ることなくお腹を閉じることとなりました。
しかし、主治医は念のため、腹膜に異常がないか丹念に調べてくれました。すると、なんということでしょう、ほんの少し、僅かながら引っかかりを感じたのです。目に見えない、感覚的なものです。
当然ながら細胞をとり、がん細胞であるかの検査が行われました。
その結果、なんと胃全摘手術から4年半経ってからの腹膜転移が確定したのです。
そうして、私は余命6ヶ月の宣告を受け、現在7ヶ月が過ぎています。
落ち込んだりもしたけど、私は元気です。