「ダンケルク」の感想。ビビりながらもウットリ快作映画! | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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ちょっとタイミングを外す形となりましたが観に行ってきましたよ。

 

 

 

 

ダンケルク

を観てきました。

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk/

 

 

 

「ダークナイト」「インセプション」「インター・ステラー」のクリストファー・ノーラン監督の最新作。IMAXで見るか見ないかみたいな事で話題にもなった作品でしたが、最寄りのIMAX館は名古屋なもので、普通のスクリーンで観てきましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

本作を観てきた感想をざっくり一言で言うと

 

 

 

 

 

 

 

良かったー。

 

 

 

 

 

 

という映画の結末と、出来の感想が同時に漏れるような感じでした。

もうちょっと詳しい感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

●こんなことがあったのかという驚き!

 

 

本作はダンケルクの戦いにおけるダイナモ作戦を描く映画。

なのですが

恥ずかしながら私はこの映画を観るまでそんな出来事を全然知らなかったアホな方の人間でして(高校も出てるし、世界史も選んでいたので厳密には学んだけど忘れている)、まさにこの映画のおかげでこの出来事の存在を知りました。

 

海岸に取り残された多数の兵士を、ドイツの包囲網からいかにして救出するのか・・・

開けた海の場面が多々挿入されているはずなのに感じる閉塞感や、どれだけ幸運が回ってきたと思っても決して逃げのびることのできない絶望など、非常に大きな衝撃と学びのある映画でした。

 

 

爆撃シーンも映画館の大音量で体験するので、登場人物と一緒に耳をふさいでいましたよ、私。

 

 

 

 

 

 

●画の美しさがたまらない!!

 

 

また流石クリストファー・ノーランというべきか、逐一画が美しい!

美しい場面が登場する度に何度も感動していました。

何十人という兵士が浜場で感覚を開けて整列する姿や、商船に向けて歩いていく兵士の集団、いくつもの民間船が行く海、燃え朽ちていく飛行機・・・どれもこれもスクリーンショットを家に飾っておきたくなるようなシーンばかりでした。

 

 

確かにIMAX映えしそうな映画ですわ、こりゃ。

 

 

 

 

 

 

●キャラクターのパンチは弱め・・・!?

 

一方で“このキャラクター!”というなお気に入りキャラクターがいなかったのが残念

いかんせん事前知識がないうえ、一から丁寧に説明するシーンなんてものは用意されていないので、思い入れを込める段階に至るまで時間がかかりました。

 

どのキャラクターがどういう立場にあるのかという材料を脳内に持っていなかったので、かなり終盤になるまで、メインとなる3つの視点がどの視点で語られているのか、だれがどんな立場にいるのか、などが理解できておらず、完全な鑑賞作戦ミスだったなぁと思いました。少なくともライトにさくっと観れるような映画ではなかったですね。

 

さらにある程度立場を理解したうえでも、「あいつの死に様、サクッとしすぎじゃないか?」とか「この人結局地味だったな・・・」とか、キャラクターの見せ場に関して言いたいことが無きにしも非ずといった感じ。主人公の魅力は皆無ぐらいに思っておりましたが、今思うと“あいつ”は主人公ではなかったのかなぁ。

 

 

あんたはカッコ良かったです。待ってるだけだけど。

 

 

 

 

そんなわけで、ちょっと固めの映画ではあるものの、作品としてはなかなか良い感じの疲れの溜息が漏れるような映画でした。

 

この映画がしっかりヒットするなんて、日本の映画興行界もまだまだ捨てたもんじゃないんじゃないですわ。良い勉強させてもらいました。ありがとう、ノーラン!

 

 

 

 

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