第4章は観ていたのですがレビュー書くの忘れてました。
デジモンアドベンチャーtri
第5章「共生」
を観てきました。
公式サイト:http://digimon-adventure.net/
TVアニメ「デジモンアドベンチャー」に登場した選ばれし子供たちが高校生になった世界を舞台に展開する、連作シリーズ第5弾。私前作第4章からの途中参加組でございます。
観てきた感想をざっくり一言で言うと
細かいことごちゃごちゃ言いたくもある・・・
でも好き
って感じの微妙な按配の映画でした。
もうちょっと詳しい感想を書いていきますね。
●大画面のデジモンに痺れるゥ!
前提として私のデジモンアドベンチャーに対する姿勢を提示しておいた方が良いと思うのですが、私はまさにTVアニメ「デジモンアドベンチャー」直撃世代。小学生時代に選ばれし子供たちと一緒にデジタルワールドを冒険した人間です。
なので、ぶっちゃけこの映画には思い出補正がいたるところに用意してあってフェアには全然見れません。
懐かしい進化のBGMや、デジモン達の懐かしい声、なんなら随所に登場するマニアックなデジモン達の姿も『あのデジモン、デジモンカード持ってたわ!』といった感じに全編あの頃のエッセンスが紛れ込んでいる映画なのです。
だからもう、デジモン達がでっかいスクリーンで大活躍してくれるだけで、『わーい、かっこいー!』となんかもう二重丸あげたくなってしまうのですよ、すみません。前作の第4章でも感じていたのですが、今回もやっぱり私の中の小学生がときめいてしまいました。
こういうマニアックなやつらがチラリと映るだけで大興奮です。
●デジモン達が激萌え!
4章にはなく今作第5章で非常に魅力を感じた部分があります。
それがデジモン達の可愛さ。
triシリーズのクライマックスなだけに物語も佳境を迎えるため、シリアス寄りになっている物語な分、合間合間にペットのような動向を見せるデジモン達のマスコット感がたまらない!
太い線でガッチリ書かれていて、綺麗なのも魅力です。
いつもお腹を空かせてるアグモンやひざの上で寝ているパタモン、しっかりしてるのかしてないのかよくわかんないテイルモンなど、いい感じに暗い物語の緩衝材としてデジモン達の可愛さが生きています。
中でも、過去シリーズでそれほど好きでもなかったアグモンのキャラクターに魅かれました。空気も読めないし、ホントに呑気なんだけど、優しいし、自分を持っているアグモン。ああ、さすが主役のパートナーデジモンになるだけあるな、と十数年越しにアグモンの偉大さを感じるシーンが用意してありました。アグモン、あんたが主役ですわ。
アグモンの坂本千夏さんのボイスも素敵ですわ。私としてはクロちゃんの人。
●ドラマを真面目に見ると違和感はアリ
ただ、べた褒めできる程よくできた映画かと言うと難有り。
全体的にすごーくご都合主義だったり、選ばれし子供たちの言動にもいまいち乗り切れない部分があったり(しかも一箇所、二箇所じゃない)と、ツッコミどころは結構有る映画でした。
上空ではすっごいことが起こってるんですわ。
中でも ここはどうなんだ って致命的に思ったところがクライマックス。
主人公の太一くんがある決断をするわけですが、正直ここに説得力がなかったので、観ているこっちは「それ、この映画にとって正解として描いてるの?不正解として描いているの?」とモヤモヤしたまま・・・ある結末を迎えてしまうので、鑑賞の後味に不完全燃焼感がありました。
そんな感じで、激推しみたいな映画ではないのですが、かつてのデジモンキッズ達には問題なく推せる映画でした。
次回の最終章は来年初夏!楽しみに待っています!
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