公開、そして鑑賞から間が空いてのレビューとなります。すみません。
劇場版魔法科高校の劣等生
星を呼ぶ少女
を見てきました。
公式サイト:http://mahouka.jp/
ライトノベル発、2014年にTVアニメ化を果たし2クールに渡って放送された作品の劇場版。
例によって私全くそれらを予習せずに鑑賞して参りました。
観てきた感想をざっくり一言で言うと
けっこーイマイチ
でした。
久しぶりに当たり屋鑑賞が成功(失敗?)してしまったパターンです。
いや、むしろしっかり予習してきたとしても面白いと思うのか悩ましい映画だと思います。
もう少し詳しい感想を書いていきます。
●世界観にあまりついていけず無念
本作、一応映画が始まる前にざっくりとした世界観の説明などは行われるのですが結構複雑でして、はっきり言って一見さんお断り映画でした。
この世界で言う“魔法”についても、ベタなハリーポッター的な意味合いのものでもないようだし、複数の組織が登場するので詳しく知らない人間には、どことどこが対立していて何を目標に動いているのかシンプルに把握し辛い作品となっていました。
なにより観終わって、まず思うのが
一体どいつが劣等生だったんだ!?
というところ。
終わってからWiki先生を見てビックリしましたけど、映画では圧倒的なプロフェッショナルぷりを発揮している達也くんが劣等生なんですね。全く劣等生には見えないどころか、有能すぎです、お兄様。
まさかあなたが劣等生だったとは・・・。
●有能すぎるのはつまらない・・・?
そしてこの有能すぎる達也お兄様が結構致命的。
無双っぷりを披露するハードボイルド的な作品なら、主人公の感情の起伏が大きくない分、確固な精神で周りを変化させていく場面とか相手を圧倒していく技術で魅せていくのですが、この映画はそういった推進力がないので結構退屈。私はただでさえ、この作品における魔法のギミックが分かっていないので、「お兄様すごい!」の部分がよりよくわからないものでしかなかったです。
この部分って、TVアニメや原作を見ていた人なら感動があるってわけでもないように思うのですがどうなんですかね?
サブキャラクター達の対戦シーンも正直面白くないというか、敵役がスーツを被っているせいでビジュアル的にすごく地味。派手なエフェクト使っているわりにモブ戦みたいで、そこもガッカリでした。肝心のお兄様はそういったバトルに参加するわけでもないので、バトルシーンがあれで終わりとはビックリです。
「任務中なのでスーツを着用してる」みたいなリアリティが必要か不必要化は賛否あるだろうけど、地味なのにはマチガイないデザイン。
●イマイチ引っかからない「星を呼ぶ少女」
九亜と書いて“ココア”と読む。いや読めんわ。
唯一、本作のドラマ部分として国防海軍から脱走してくる九亜ちゃんというキャラクターが居て、そこだけは起承転結がしっかり用意されていて、見ごたえにつながる部分となっています。
ですが、この部分もあんまりよくできてはいないです。
九亜ちゃんが達也お兄様を最初は怖がっていたものの、事件諸々を経てひと段落すると九亜ちゃんが達也お兄様を怖がらなくなっている、という変化があるんですが、まぁ・・・お兄様が有能すぎるわ、別に事件中二人はそんなに絡んでないわで、淡々としすぎていて特に感動するとかはありませんでした。
実験台にされているかわいそうな子供たちネタも、特別目新しさもないし、その実験台にさらされている理由も架空の設定が要因になっているので、いまいち我々の実生活とも結びつかず話に身が入らないというか、他人ごとにしか見えませんでした。
実験台にされている子供たちが無残に死んでいく姿とか描いたらもっと違ったのかもしれないです・・・。
実験台にされるキッズ達といえばワンピースのパンクハザード編とか最近なら「LOGAN」とか。
そんな感じで、結構退屈さを感じながらの鑑賞となってしまいました。この映画が好きって皆様や一生懸命この作品を作ってくれた皆様すみません。でも、普通につまらなかったです。
あ、でも女の子たちは普通に可愛かったです。
お風呂シーンはやっぱりディスクリリース時に乳首とか追加するのかな。
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魔法科高校の劣等生(21) 動乱の序章編〈上〉 (電撃文庫)
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