ノジマTリーグ 2023-2024シーズン・男子プレーオフ
22日 セミファイナル
レギュラーシーズン3位の岡山リベッツが、同2位で昨季王者の琉球アスティーダを破って決勝に進出した。先手必勝で臨んだダブルス戦を落とした劣勢から、シングルスでよもやの3連勝で難敵を退けた
第2マッチで郝帥(ハオ・シュアイ)選手がフルセットの末に逆転勝ちして勢いを付けると、第3マッチでベテランの閻安(ヤン・アン)選手が琉球のエース・張本智和選手をストレートで破った。第4マッチでは若干19歳の吉山僚一選手が吉村真晴選手に競り勝った。
23日 ファイナル
Tリーグ初年度以来5年ぶりの決勝進出を果たしたリベッツは、あの時と同じ木下マイスター東京との対戦となった。願ってもないリベンジのチャンスで悲願の初優勝を狙ったが、日本代表クラスの実力者が居並ぶ東京に力負けしてしまった
第1マッチのダブルス戦は、パリ五輪代表の戸上隼輔・篠塚大登組を丹羽孝希・閻安(ヤン・アン)組が破って先手を取ったものの、前日とは逆にシングルスで3連敗して万事休した。
負けはしたけど、レギュラーシーズンでかなり差を付けられた琉球に下剋上を果たして、果敢に東京に挑んだ末の価値ある準優勝だった。
来季に向けて希望が膨らむファイナルステージだった。
今季から3位チームのプレーオフ参加が導入されて、リベッツがその適用第1号となった。
準決勝で下剋上の憂き目に遭った琉球の張本智和選手は、「悔しいけど、もし自分たちが3位になっても優勝を狙える良いシステムだ。」とコメントしている。「この事は卓球界全体の発展に繋がる。」 とも。日本のエースとして、本当に頼もしい限りだ。