写真は関西線非電化区間で活躍するキハ120系。
笠置駅から見た南側の山林。山火事ではありません。
加茂駅舎。ここから電化区間に。
 
 
柘植からはJR西非電化区間の定番、キハ120系で関西線を奈良方面に向かいます。
パープル顔で雅な奈良らしさを演出!?
 
先ほど乗ってきた草津線とは1分の接続、しかも跨線橋を渡らなければならないので、ぎりぎりです。
途中下車印ももらう暇なく発車
新堂、佐那具と由緒有りげな駅に止まります。どちらも明治期開業時からの駅、貨物列車用の中線や交換設備の跡が見られます。
ホームも長く、元幹線の貫禄を感じさせます。近鉄と張り合って急行列車が運転された歴史もあります。今は1~2両で一時間に一本行き来するだけのローカル線
 
それにしても小さなキハ120、結構飛ばします。85㎞/h前後。
最後尾に立つと後方の風景が180度見られるだけでなく、スピードも後部運転台で逐一確認できるので、後ろかぶりつきはやめられません
 
だんだん開けてくると、伊賀上野。上野市の中心部までは、伊賀鉄道が通じています。ここも言わずと知れた忍者の里。
伊賀鉄道には「くの一電車」があるとか。
 
伊賀は盆地の国。伊賀上野を出ると再び山が迫ってきます。
島ヶ原は少し離れて古い街並みが見えます。
どの駅も正統派の木造駅舎を構えていますね。車両以外は昭和の鉄道風景が残されています
キハ58なんかを復活運転させたら、関西圏から近いしいすみ鉄道みたいにお客を集められ、沿線の活性化になると思うのですが…
(・_・;)
その昔、孤高の気動車急行「かすが」でここを一度だけ通ったことがあるだけに、そう思ってしまいます。
 
大河原~笠置間は木津川沿いの絶景区間。笠置の手前で木津川を渡ります。
西日本各地で見られる沈下橋が、ここにもありました。
 
笠置は小さな盆地の町。川向こうの山肌から、もうもうと水蒸気が上がっていました。まるで山火事のようです。
 
笠置を過ぎると川幅は広がり、ゆったりした流れになります。徐々に開けて、この列車の終点加茂到着。
ここからは電化区間、大阪行きの快速に乗り換え次の木津で下車します。
大阪都市圏は加茂から始まるんですね。駅前も都市近郊の様相です。
 
木津からは本日3線目の初乗り線区、片町線へ。
 
 
貴生川を過ぎて、やや景色は鄙びて来ますが、相変わらず人家は比較的多いです。
次の寺庄ではホームに「4,6,8停」の文字が。8両編成が走っている証拠ですね。
さすが東海道線の支線とは言え、輸送密度の高さから幹線扱いになっているだけのことはあります。
 
滋賀県はこのところ、全国屈指の人口増加県。
地図で見る印象より、草津線沿線は人口が多いようです
 
同じ滋賀県内でも、大河ドラマなどでよく取り上げられる湖東地方より影が薄い、湖南地方。
しかし有名な売りもあります。それは甲賀忍者。
隣の伊賀と並ぶ忍者の里です。
 
草津線にも甲賀駅があり、「忍者の里」のノボリがホームにはためいていました。江戸時代の忍者たちはまさか自分たちが後世町おこしに使われるとは、夢にも思わなかったでしょうね
 
終点柘植の一つ手前、油日は滋賀県内最後の駅。大半の乗車(多くは高校生)が降りてゆき、乗り通す人は各車両数人程度。
ゆるい峠を越えて関西線の線路が右手に見えてくると、柘植に到着です。
 
 
 
 
写真は115系草津線電車。緑一色(→麻雀の役みたいw)。
草津線三雲駅舎。
京都で購入した但馬牛めし弁当。
 
 
18日の旅の続きです。
京都から東海道線上りの新快速で、草津へ。
今度はこれまた初乗りとなる草津線乗車です。
 
関東で草津と言えば温泉ですが、こちらは滋賀県の湖南地方を走るローカル線。三重県の関西線柘植(つげ)まで36.7㎞の路線です。
 
まず草津発12時25分の貴生川行きに乗車。221系の4連。途中の貴生川までは本数も多く、沿線は結構住宅地が続きます。
平日の昼間なので乗車率は3割くらいですが、京都大阪方面への通勤圏だけにラッシュ時は4連が必要なのでしょう。
全線単線電化ですが、部分的に複線用地が確保されていました。
 
一つ目の手原駅の手前で東海道新幹線がオーバークロス。更地が広がっているのは幻の新幹線新駅のための建設用地かも
 
平坦な直線区間を90㎞/h前後で飛ばすので、東海道線に乗っているかのようですが、東海道線よりレールが短いためジョイント音がしょっちゅう床下から響きます
こういうところは本線と支線の差なんですね。
 
この列車の終点貴生川は、途中駅ながら近江鉄道と信楽高原鉄道との接続駅。
近江鉄道乗車の際に必ず降りることになるので、一つ手前の三雲で途中下車してみます。
 
三雲はみどりの窓口もある、主要駅。立派な木造平屋建ての駅舎でした。
次の柘植行き発車まで30分ほどあるので、京都で買った但馬牛めし弁当を待合室で頬張ります。肉は結構入ってましたがね、味付けが甘過ぎるお砂糖控え目にして欲しかったな。
 
食べ終わって時間が少し余ったので、駅前プチ散策
駅前から左右に伸びる路地は、なんとなく旧街道っぽい雰囲気を漂わせています。左手に少し歩くと、民家の前に大きな石碑が。
明治天皇が足跡を印した記念碑のようです。やはり歴史ある街道か
 
三雲発13時15分の柘植行きで、終点柘植を目指します。
次の貴生川では左手に近江鉄道の電車を発見カラフルなラッピングで、とても目立ちます
 
右手には信楽高原鉄道の気動車…
は、ない。
 
現在信楽高原鉄道は貴生川を出てすぐの橋梁が水害により破損→全線不通
草津線の乗り換え案内放送でも、代行バスが案内されていました。
 
京都から信楽へは、大回りになる鉄道利用よりバスの方が早くて便利なので、信鉄は苦戦を強いられてきました。
元々は信楽焼を全国に出荷するために造られた路線。3セク転換後はイベントに合わせ臨時の直通快速列車を走らせるなど、旅客誘致に努めてきましたが、1991年その臨時列車と定期列車が正面衝突
42人もの死者を出す大事故を起こしてしまいました。
以来、草津線から信鉄への直通列車は、事故の原因となった信号所ともども廃止。それでも何とか持ちこたえていたのが、水害でダメージを受けてしまいました。
 
車窓から見た信鉄の橋梁は、真ん中で真っ二つになりV字形で川に落ち込んだ状態
橋脚は新しく造り直されているようにみえましたが、復旧の目処は立っているのか!?
自然災害からの復旧費用が負担出来ず、廃止に追い込まれた例は過去いくらでもありますから。
信楽高原鉄道、目が離せませんね
(ρ°∩°)