写真は赤湯駅駅舎。大き過ぎて収まりきらない。
山形駅一番ホームに停車したE3系。
山形新幹線の新塗色と「とれいゆつばさ」をアピールする模型。山形駅にて。
 
 
福島~山形~新庄間は東北新幹線からの直通車両が走行するため、一般的に山形新幹線と呼ばれます。
しかし、本来は在来線。正式な路線名は奥羽本線です。
 
新幹線ではないけど、普通の在来線でもない。ということで「山形線」という愛称が付きました。
 
結果、3種類の呼び名を持つ区間となったのです。全国でもここだけ。
 
ちなみにいわゆる秋田新幹線の区間は、田沢湖線と奥羽本線にまたがっていますが、山形線のような愛称は付けられていません。
 
山形線にもどりましょう。
米沢盆地から山形盆地へ、ゆるい峠を越えてゆきます。
急斜面にブドウ畑が見えます。地ワインの原料ですかね
新幹線車両(E3系)に乗りながら踏切の警報音を聞くのは、なかなか新鮮な体験です
 
上山城の小さな天守閣を右手に見て、更に北上すると終点の山形到着です。
山形止まりの新幹線電車は車止めのある一番ホームに入線します。
 
通路には「とれいゆつばさ」の宣伝ポスターが。今売り出し中の観光列車です。
新幹線車両初の観光列車にして、これまた初の足湯付列車
開催中の山形ディスティネーションキャンペーンに合わせ、E3系を改造、車内に足湯設備を付けてしまったのです
 
週末のみの運転なので、今回はパスです。しかし、リーフレットを貰いよく読んで見ると…
「足湯のご利用は、びゅう旅行商品ご購入のお客様のみ」だと
(*_*)
空いているときは車内で足湯利用券を発売することもあるそうですが、個人旅行者には優しくないなぁ
 
仙山線は新型のE721系電車が待っていました。次の北山形で左沢線を分岐、その次の羽前千歳手前で山形線と平面交差。
進行方向右側に移ります。これまた珍しい、軌間の違う線路の平面交差です。
 
羽前千歳を出ると右カーブを切り、奥羽山脈越えに挑む電車。次は芭蕉の句で名高い山寺です。
 
 
 
 
写真は花いっぱいの時庭駅ホーム。
羽前成田駅のレトロな駅名標。
荒砥の車庫から出庫する山形鉄道の気動車。
車体には山形のシンボル花、ベニバナが。
 
 
荒砥は最上川沿いの街。荒砥に達するため、わざわざ橋梁をかけ最上川を渡す線形になっていますが、駅前は静かなものでした。
山形市内へ真っ直ぐに行ける道路が整備され、遠回りとなる山形鉄道~赤湯経由より便利になったことも無関係ではないでしょう。
 
切符は券売機ではなく、手売りの硬券(ボール紙に印刷された切符)でした
もちろん入場券も買います
 
まだ硬券が残っていた頃、200枚近くの入場券を買い集めたものです。ほとんど散逸させてしまったのが、未だに悔やまれます
(ρ°∩°)
 
さて、16時00分発の上りはベニバナをあしらったYR885。ちなみにYRは言うまでもなく山形鉄道の略です。
荒砥を出た上り列車は再び最上川を渡り、置賜の田園地帯をのんびり走ります。
 
途中で鉄骨にコンクリートの板を並べただけの簡素なホームの駅をいくつか見かけます。
今泉~荒砥間20㎞足らずの中にも
南長井、あやめ公園、白兎、四季の郷
と4つもあります。
 
これは3セク転換後に利便性を高めるため設置された駅。国鉄長井線時代にはなかったものです。
個人的に「後付け駅」と呼んでいますが、こんな駅を発見するのも面白いですね
駅が新設された理由が、駅名にズバリ表されているケース(〇〇高校前、とか)もあれば、現地まで行ってみないと分からないケースもあります。車窓を見ながら、その理由を推測するのもいいですね
o(^-^)o
 
さて、山形鉄道は米坂線との分岐駅、今泉に至る手前の信号所で米坂線と合流。最上川の支流白川を渡って今泉に達します。
これは白川の橋梁を建設する費用を節約したためだそう。川を渡って分岐させれば、橋は一本で済みますからね。
 
今泉で米坂線と合流したのち、再び進行方向左手に別れて赤湯を目指します。
途中の宮内は熊野大社の門前町。これは駅名がズバリ街の性格を示しています
 
16時52分、奥羽線赤湯に到着。山形鉄道完乗しました
つばさ143号に乗り換え山形へ。次は仙山線です。
 
 
 
 
写真は今泉駅舎。山形鉄道が間借りしている。
今泉駅跨線橋から。右が米坂線、左が山形鉄道の気動車。
羽前成田駅舎。
最上川に架かる橋梁、四季の郷~荒砥間。
終点、荒砥駅舎。
 
 
山形鉄道は奥羽線赤湯から今泉を経由し、荒砥を結ぶ30.5㎞の第3セクター路線。国鉄長井線からの転換です。
 
まずは終点荒砥へと北上です。
山形鉄道の車両は転換時に導入されたとおぼしき軽快気動車YR830形。ガタガタと車体を揺らしながら、田園地帯を駆けてゆきます。
 
次の時庭駅には、花壇がたくさん並べられホームを彩っています。
愛称の「フラワー長井線」にちなんで、地元の人々が手入れしているのでしょうか。
 
二つ先の主要駅、長井で半分以上の乗客が下車。車内は更にのどかな雰囲気に。
次のあやめ公園駅は何の変哲もない簡易な無人駅。しかし駅舎(というか待合室)は、すぐ近くの工業高校の生徒たちが建設に携わったそうです。
そんないきさつを知っていると、見る目も変わりますね
 
その次の羽前成田駅は見事な木造駅舎。青地に白文字の、年代ものの駅名標もありました♪
 
蚕桑という養蚕が盛んだった頃を彷彿させる名前の駅を過ぎ、ワーレントラスの貫禄ある橋梁で最上川を渡ると、終点荒砥です。