私の愛する俳句甲子園
愛知県代表の名古屋高校Aは見事な戦いで勝ち上がり、開成高校(東京)など実力校との激戦を次々と乗り越え、決勝では興南高校A(沖縄)との対戦。9年ぶり2回目の優勝を果たしました
俳句甲子園公式HP
俳句甲子園5連覇を目指す開成高校との決勝進出をかけた一戦は特に手に汗握る熱戦でした。
開成高校が俳句で用いた「一族」という言葉に対する名古屋高校のディベートでの指摘から流れは完全に名古屋側に傾いたように感じました。
対戦相手の過去の句もよく研究していて両校ともにすごい攻防でした
試合後の開成高校3年生キャプテンの言葉はとても胸を打たれるもので、この大会がここまで続いてきた理由と、きっとここからも続くのだろうという希望を感じさせるものでした。
興南高校Aは枠にとらわれない挑戦的な句を次々に発表して会場を沸かし、決勝でも沖縄代表だからこその味わい深い句を連発し名古屋高校と熱戦を繰り広げました。
名古屋高校も「散水車」「未練の赤」など印象的な語を次々に繰り出し、「栄」という字から「噴水真つ盛り」と落とすなど圧巻の戦いでした。優勝を決めた一戦のディベートでは、名古屋のキャプテンの「ここで一気に決める!」という気持ちが見ていて伝わってくるほどの迫力でした。
団体戦での順位とは別に、個人賞の表彰式は毎回とても印象的で、参加した個人個人が悩みや葛藤、希望や憧れなど様々な想いを抱えながら大会を走り切った心情を吐露する子も多く、まさに青春の1ページだなと感動を覚えます
このブログでも、俳句甲子園については何回も書いてきました。
(過去記事一覧)
愛媛代表校と名古屋高校Bとの対戦の背景には、「こんなことがあるのか」「まるで漫画のようだ」といったドラマがあって、私個人にとって非常に感慨深い大会の1ページとなりました。
今年も素晴らしい俳句甲子園の時間が過ぎて、すなわち夏の終わりを迎えようとしています。大会にかかわる全ての皆様、素晴らしい大会を有難うございました。
皆様、台風気をつけて!