Nコンブログ【NHK全国学校音楽コンクール合唱ファンブログ】 -573ページ目

『冬・風蓮湖』―北の雪原の鴉の群れに、ティーンエイジャーの劣等感を重ねた課題曲

【追記】
作詞の岩間芳樹さんの初演時の説明記事を更新しました。



昭和54年度NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲
冬・風蓮湖
作詞:岩間芳樹、作曲:高田三郎




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ひゅう ひょう
大地の叫び 樹の叫び
風鋭く刺し
流氷の海から 野面をわたる
ひょう ひゅう
白く凍てつく 根釧原野
ああ冬 冬荒涼
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この曲、もともとは高等学校の部の
課題曲だったんですが、
一時期はよく中学校の部の自由曲
としてもよく歌われてました。
そう、何を隠そう私はこの曲を
中学校の部の自由曲で知ったんです。
高等学校の部の課題曲に触れたのも
これがはじめてかも。





歌っていたのは平成2年度の金賞校、
宇都宮市立旭中学校。
中学2連覇した学校なんですけど、
私はこの学校の演奏が大好きです。
なぜなら、ただうまいだけでなく
人に聴かせるための演奏をしてるから。
演奏に色気もあるんですよ、
中学生なのに。


話は戻りまして、この曲一見、
暗いですけど、聞き応えあります。
パートごとに走りすぎてしまうことも多いようで、
きちんと歌い上げている学校は少なそう。
ちなみに、旭中は審査員に
べた褒めされてました。

確かに中学生であれほど
歌い上げたのはスゴかったと思います。
顧問の御子貝保子先生の指導の
偉大さがあったのがうかがえます。


(追記)
作詞の岩間さん曰く、この詩に
「ティーンエイジャーが持つ劣等感」
を表現したのだそうです。
厳しい冬を乗り越えて、
羽ばたいてゆく姿が力強く表現されていますね。



(2009/9/20更新)

『君は夕焼けを見たか』―夕焼けに映るのは悲しみ、別れ、それとも?大好きな課題曲

作詞の阪田寛夫さんによる解釈の記事を更新しました。


 

昭和59年度NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲
君は夕焼けを見たか
作詞:阪田寛夫、作曲:黒澤吉徳

 

 


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君は夕焼けを見たか
野の涯までも染めつくす
穂麦の色のかなしみを見たか
耳をすますと歌が
別れの歌がきこえてくる
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今でも自由曲としてよく歌われるこの曲。
一気に目の前に夕焼けが広がる詞の世界、
沈みゆく夕焼けに、
これまでのいろいろな想いを抱く人も多いはず。

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見よ 燃える空
あの空に映るのは
人の世の苦しみ、争い
そして愛―
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と締め括られています。
私はこの部分でいつも
うるうるきてしまいます。
沈むゆく大きな夕焼けって、
ある種の別れで淋しさを感じますよね。

いや、それだけじゃなく、
赤く燃え、野の果てまで染め尽くす姿には
愛さえも感じられる、素敵ですね~。


(2009/9/20更新)

『遙かな時の彼方へと』―志を持って生きることの大切さを教えてくれる課題曲

平成7年度NHK全国学校音楽コンクール中学校の部の課題曲
遙かな時の彼方へと
作詞:片岡輝、作曲:高嶋みどり




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わき立つ若さのさなか
ふと耳をすませば
心の中を吹き抜けてゆく風の声
やさしく愛を育てているか
理想を高くかかげているか
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実はこの曲、リアルタイムでは
見てなかったのですが、
最近よく聴く曲です。

作詞はNコンで「ひとつの朝」や
「わが里程標(マイルストーン)」などの
名曲を生み出してきた片岡輝さん。

もっと身近な曲でいうとあの「グリーングリーン」
の訳詞もされたというお方。

片岡さんの詩を読むと、
志を高く持って生きていかなきゃな、
といつも考えされられます。


いつも胸がジンとくるのは、

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やさしく愛を育てているか
理想を高くかかげているか
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という部分。
この部分でいつもふと自分を省みます。
片岡さんの詞って若者に、
力と勇気をくれると思います。
ちなみにこの曲、女声版より混声版が好きです。
なんとなく、男声の力強い声があったほうが
この曲にはぴったりかな、と。
なんとなくです、なんとなく。
この曲聴いて明日も頑張ろうっと。



(2009/9/20更新)