【Nコン2023】Nコン90周年、ヒゲダン特番から見るNコンならではの強みと今後
ヒゲダンがChessboardを初披露
昨日のNコン×ヒゲダン特番見ました。
ポリープによる療養専念で、全国コンクールには残念ながら登場できなかったOfficial髭男dismですが、満を持しての登場、そして課題曲「Chessboard」が初披露されました
▲ヒゲダンと中学生
▲ヒゲダン版Chessboardのミュージックビデオ
Nコンの強みと役割
課題曲を通じてこういう合唱の枠を超えた企画ができるのはやはりNコンの強みですね。
ポップス課題曲って否定されることもありますが、閉じた世界から外の世界に合唱の魅力を訴えるには、「中学生×ポップス」が最適解なのかなと改めて思います。
私もNコンがなければ、大人になって周囲に合唱の話題をするなんてことはなかったと思います。
「コロナ・部活動改革・少子化」で部員減少どころか廃部になってしまう学校が増えているので、外の世界に「歌ってみたい」と思ってもえらえるために、ますますNコンの役割は大きくなっていくと思います。
ただ、その楽曲が中学生が半年かけて歌うに値するものか、という吟味はいっそう重要になると思います。
来年の緑黄色社会、期待してます。
▲Nコン2024の顔、緑黄色社会
Nコン100周年に向けた10年
前も言いましたが、このコンクールは技術的な巧さだけを競うコンクールではなく、豊かな音楽活動を選奨するコンクールでもあります。
今年のNコンは90回記念大会でしたが、来年からは100周年に向けての10年。
Nコン2024がどんなコンクールになるか楽しみです。
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【Nコン2023】積極的な課題曲表現の工夫が見えた中学校の部と、投票企画の残念な点
中学生の積極的工夫、大歓迎
今回のコンクールで一番楽しめたのは中学校の部かもしれません。
というのも、例年以上に課題曲に各学校の個性が見られ、自分たちだけの課題曲を作ろうとしているように見えました。
ヒゲダンの「Chessboard」がどうすればその曲らしく聴こえるのか、学校紹介の中からも当日のステージからも、各校の工夫の跡がよく見えました。
振付や目配せで表現した名道中は入賞はしませんでしたが、多くの人の心に残ったと思います。
一点気になったのが、特に課題曲で表情がやや硬化気味の学校がいくつかあったのが気になりました。ほんの少し頬や口角を上げる意識があると(一時期流行った不自然な顔作りではなく)昨今の課題曲にも合うのではないかと思います。
自由曲も楽しめた中学校の部
自由曲は、郡山一中がまさか「水のいのち」から「雨」を取り上げたのは驚きました。
よくカラーにあった邦人曲を見つけてこられたなと思いましたし、演奏も胸に響きました。
惜しいのが、課題曲の色付けと自由曲の色付けが同じようになってしまったことです。
郡山一中だけでなく、いくつかの学校にもその感じを受けました。
「地球に寄り添って~センス オブ ワンダー ~」を歌った頌栄女子学院中は、「この曲ってこんなにいい曲だったんだ」と再認識させてくれました。
小学生が歌うよりも余裕があって、表現にも深みを感じ、音楽的に楽しめました。
最近の小学校の部は中学生が歌った方が曲の良さが引き出せるんじゃないかという曲が多いので、レパートリー作りに小学校の部の選曲を覗くのは大いにアリだと思います。
残念だった投票企画
番組内容についても少し触れておきます。
せっかくアニバーサリーイヤー恒例の人気課題曲の投票を行ったのに、今回も平成後期〜令和の課題曲ばかりになったのは、90年を振り返るにはやや物足りなさを感じました。
投票がどうしても現役生の票が多くなるので仕方ないことですが、であれば発表時に昭和と平成・令和で部門を分ける等の工夫をしたら、幅広い年代の人がNコンの思い出を共有できるのではないかと思います。
100周年ではもっと過去の蔵出し映像が見たい😭
そして中途半端だったのがイチオシ学校投票。
投票で学校を選ぶという発想自体は面白かったのですが、審査員のイチオシと視聴者のイチオシが異なってしまうと、金賞校にとっては良い気分ではないと思います。
しかも発表をひと言で済ませてしまったので、余計に「なぜ投票したの❓」という気持ちになりました。
次回もやるのであれば要再考だと思います。
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【Nコン2023】中学校の部の審査結果は❓Nコン2024課題曲はあのグループ
今日は外出先で見れていないのですが、審査結果と来年度のテーマと担当者を紹介します。
第90回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部 審査結果
🥇金賞
大妻中野中学校 関東甲信越ブロック(東京)
🥈銀賞
国府台女子学院中学部 関東甲信越ブロック(千葉)
🥉銅賞
郡山市立郡山第一中学校 東北ブロック(福島)
頌栄女子学院中学校 関東甲信越ブロック(東京)
大妻中野中学校は2年連続の金賞となりました。
来年度のシードも、関東甲信越ブロックと東北ブロックとなりました。
第91回 NHK全国学校音楽コンクール
Nコン2024テーマ
「チェンジ!」
この世界は、無数の“チェンジ”であふれている
踏み出そう
新たな“チェンジ”が待つ未来へ
中学校の部 課題曲担当者
緑黄色社会
愛知県出身4人組バンド。愛称は“リョクシャカ”。
高校の同級生(長屋晴子・小林壱誓・peppe)と、小林の幼馴染・穴見真吾によって2012年、結成。
2013年、10代限定ロックフェス『閃光ライオット』準優勝を皮切りに活動を本格化。
以降、映画・ドラマ・CM・アニメなどの楽曲を多数、手がける。
2020年に発表した「Mela!」は、ストリーミング再生数が3億回を突破する代表曲に。
結成10周年となる2022年には、初の日本武道館公演”緑黄色社会×日本武道館 “20122022””を成功させ、
年末には「第73回NHK紅白歌合戦」初出場。
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