Nコンブログ【NHK全国学校音楽コンクール合唱ファンブログ】 -384ページ目

続・『景色がわたしを見た』― 関根栄一さんと寺島尚彦さんが語る、中学生に感じて欲しいことは❓

昭和57年度 中学校の部課題曲

景色がわたしを見た
作詞:関根栄一、作曲:寺島尚彦

 

 

 

 関根さんの初演時のコメント

 

私も何度も取り上げている大好きな課題曲「景色がわたしを見た 」について、初演番組での作詞の関根栄一さんのコメントがありましたのでご紹介します。

 

普通は景色の方から人を見ることはありません。
でも、人の気持ちは景色の中に映って、そこから話しかけてくるような気分はあり、それを詩にしてみました。

 

人と人との間で暮らしていますが、地球の上には生き物がたくさんいるし、自然もひっくるめて大きいものです。
そういう大きなものの中から、素直な気持ちというものを私たちはいつも汲み取って生きていきたいなと思っています。

 

夕焼けのきれいな空を見たり、軽やかに飛んでいる鳥を見たり、そういうものの中から、自分に役立つものを得たい、心の安らぎも得たい、こういう風に思うものが自然ではないでしょうか。

そういう気持ちを大切にして、この歌をしなやかに、軽やかに歌い上げていけばよいのではないでしょうか。

 

 

なるほど、私の考察はまだまだ甘かったです。

やはり作者本人の話をじっくり聞ける初演は本当に贅沢ですね。


 

初演の女声版の演奏は東京放送児童合唱団(現・NHK東京児童合唱団)、混声版は昭和56年の最優秀校八潮高校合唱部の男子部員と東京放送児童合唱団のスペシャル合唱団。

指揮は、作曲の寺島尚彦さん、ピアノの斎木ユリさんです。

 

 

▲女声版初演(東京放送児童合唱団)

 

 

 

▲混声版初演(東京放送児童合唱団・八潮高校合唱部)

 

 

 

▲昭和56年度最優秀校・八潮高校合唱部による「わが里程標マイルストーン


 

 

 寺島さんが手がけられた課題曲

 

 

▲昭和49年度最優秀校・鷹匠中学校合唱部による「青空のすみっこ」

 

 

 

▲昭和63年度金賞・根城中学校合唱部による「小さな協奏曲コンチェルト

 

 

 

 寺島さんの初演時のコメント

 

詩を見た印象は❓

ひと言で綺麗と言ってしまうには勿体無い、感動がいっしょにあり、日本語の言葉の持つさわやかさ、綺麗さを感じました。これを曲にするのは嬉しいな、と思いました。

 

 

どういう曲にしたいと思ったか❓

おおらかさとか、広やかさとか、そういうものを一番頭に置き、コンクールといえば勝つことを意識するが、むしろのびのびと歌って欲しいと思い、曲を書きました。曲の流れを一番大事にして欲しいです。

 

 

 

課題曲への取り組み方寺島尚彦さんが聴いた昭和57年度Nコン中学校の部

 

 

 全体的にはどうだった❓

 

いろいろな演奏があって楽しかったが、相対的には期待を下回った。
表面的で、小細工に走ったりして、却って、表現力やまとまりに欠けた。

 

 

 

 コンクールでの疑問

 

曲のまとめ方には、一考を促したい問題点が多い。
テンポをあれほどまでに揺らしたり、思い入れを作ったりする必要はあるのか❓
      ⬇

  • できるだけ1曲をこねまわすことが良いと錯覚している❓
  • こうすることがコンクール向けだと思っている❓

 

 

 

 寺島さんが気に入った演奏は❓

 

心に残ったのは混声の熊大附中と、女声の根城中。
➡ 中学生らしい爽やかさが感動を伴って聴けた。

 

 

▲熊本大学教育学部付属中学校合唱部による演奏(混声)

 

 

▲根城中学校合唱部による演奏(女声)

 

 

 

 詩と曲の関係はどうあるべき❓

 

先生方は縦書の詩を原形のまま、完全に覚えるまで読んだのか❓
楽譜として覚えることに専念したのでは❓
      ⬇
歌っている詩が・言葉が、発音記号で聞こえてくるような、曲の流れを止めた「しなやか」でも「かろやか」でもない演奏が多かった。

 

 

 

 最後に・・・

    
  • 音楽に対して素直であるべき。
  • 記号をつかむよりも、音楽をつかむ。
  • 声作りができていないので、音程の悪さが目立つ。
  • 中学生らしさのない、大人っぽい発声をさせている。
  • ピアノの演奏が音楽不在。
    ➡ 決して難しいわけでもないのに、特に前間奏でピアノが歌えていない。

 

 

 所感

 

今のポップス課題曲の流れに一石を投じるような新鮮さを逆に感じました。

寺島さんの「これを曲にするのは嬉しいな」というコメントは、印象的ですね。

今の中学生にも歌い継いで欲しい一曲です。

 

 

 

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私がよく聴く癒しの合唱曲セレクト♪~「今年」と「夕ぐれの祈り」編

私の癒しの合唱曲といえば、

まずは、「今年」 ですね。

(詩:谷川俊太郎、曲:松下耕)

何度も紹介してるので、

またか、と思う方も

いるかもしれませんが、

淀川工科高等学校の

定期演奏会バージョンが

ありましたのでご紹介。



女声合唱のものを

作者の了承を得て

オクターブ下げて

演奏しているそうです。

私は宮学の定演で

混声合唱バージョン聴いて

猛烈に感動しましたが、

この男声合唱バージョンも

とても熱い演奏です。

ぜひご覧ください。

定演も行ってみたいなぁ。

せっかく大阪なんだから、

今度は行ってみようっと。







もう一曲がこれまた

何度か紹介してますが、

コダーイの「夕ぐれの祈り」です。

この曲、一日の終わりに聴くと、

本当に癒されます。

そして穏やかな気持ちにもなります。

昨日もこれを聴きながら

ぐっすり眠れました。






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多彩な選曲で、iPhoneで聴くのも楽しいNコン2010の音源♪

急に寒くなって、体調崩して
手短な更新になりますが、
ちゃっかり合唱は聴いてました。


今年のNコンの音源も
バッチリ投入されてます。


photo:01



今年は収穫が多かったな、
と改めて感じながら聴いてます。
近年、実は興味が薄れてた
小学校の部が今年は
私の中では熱かったです。
やっぱり自由曲の多彩さと、
子どもらしさや基礎基本への
原点回帰が大きかった気がします。
来年も多彩な選曲に期待したいです。



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