合唱強豪校の小学校の先生は、どんなことを意識して指導してる?
八名川小(S55)や金竜小(S58~S60)で
優勝した川上弥栄子先生 が
八名川小で優勝したときの寄稿から、
どんな感じで練習していたのか、
覗いてみたいと思います。
(要約出典:「教育音楽」(音楽之友社))
■練習:やる気のある子、よっといで
◎希望者による自主参加。
◎異学年の集団に加わって色々な面で活動し、
“必要な人”になること。
◎一日に一度でも良いので、
“いい声が出せた”、“音がキレイに合った”
という体験を持つこと。
■声:下町の子でしょ!気どって
◎“もっといい顔で”、スマートに立って
歌う気持ちを保たせたい。
◎何気なく口を動かしても音楽は出てこない。
◎粋な深川情緒の下町っ子、
“すてきな子”になって歌うように。
■音:自分で感じなさい
◎歌に合う声とは?
→歌いながら、自分がいい気持ちになった時。
→自分の声だけでなく、周りの声も聴き、
合わせながら歌った時の声。
◎競争相手は自分の声、自分たちの合唱部。
なるほどですねぇ。
集団の中で「必要な人」になること、
「いい声が出せた」と思うこと、
これらは何気ないことなのかもしれませんが、
何となく練習することに陥りそうな小学生に
日々向上へと意識を持つこと繋がるのでしょうね。
「下町っ子」の声や表情は、
毎年のように審査員に評価されていました。
各地方のスタイルの特色を出すのは、
審査員に好印象なのかもしれません。
ちなみに、金竜小時代の「けだものが来た」や
「山男のヨーデル」等を聴いたことがありますが、
小学生とは思えないリズム感と発声で、
ちょっと感動してしまいました。
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混声3部合唱の黎明期はどんなだった?~昭和20年代~30年代のNコン中学自由曲を振り返る
週末、何人かの読者の方からメッセージをもらいましたが、
京都府合唱祭に福島県の高校生が参加されたそうですね。
間近で福島の合唱が聴けるなんて・・・
近いうちにその様子を調べて取り上げたいと思います。
今日は昭和20年~30年代のNコン中学合唱について
どんなだったのか紐解いてみます。
(出典:「教育音楽」(音楽之友社))
■昭和24年
◎Nコン(全国唱歌ラジオコンクール)の中学校の部が開設。
◎課題曲は同声合唱曲のみだった。
■昭和25年
◎中学校の部の課題曲に同声用・混声用で、
別個の課題曲が用意される。
◎頭声発声がまだ一般普及していない頃。
珍しがられ、コンクールで披露すると、
どうやって発声しているのか質問されるほど。
→後に、頭声発声が学習指導要領にも記載される。
◎紅葉川中が、1年男子+3年女子の同声合唱で優勝。
◎日大二中が、1年+2年男子のボーイソプラノで出場。
◎食糧事情の悪さで、発育の遅れがあったのでは?
■昭和26年
◎日大二中が変声後の3年生の男声合唱で優勝。
→とても力強い合唱だった。
※NコンHPの年表では「全員変声期前」とありますが、
ここでは原文に従い「変声後の男声合唱」とします。
■昭和27年
◎この頃から混声3部合唱が現れ始める。
◎混声3部は、変声期の男子中学生に配慮されて生まれた。
◎優勝校が混声3部の「若人の行進」
(ワグナー、編:市川都志春)で優勝。
→ワグナーの「双頭の鷲の旗の下に」の日本語詞曲。
■昭和28年
◎優勝校が混声3部の「猟人の合唱」
(ウェーバー、編:市川都志春)が優勝。
【昭和20年代~30年代中ごろのNコン中学校の部自由曲】
教科書掲載曲に限定され、外国語曲が目立つ。
◎「埴生の宿」(ビショップ)
◎「菩提樹」(シューベルト)
◎「ひばり」(平井康三郎)
◎「森の歌」(キュッケン)
◎「人魚の夕べの歌」(クローバー)
◎「グローリア」(モーツァルト)
◎「ハイケンスのセレナーデ(めぐる春)」(ハイケンス)
◎「流浪の民」(シューマン)
◎「勝利の行進」(ヴェルディ)
◎「モルダウの流れ」(スメタナ)
◎「タンホイザー行進曲」(ワーグナー)
【昭和30年代中ごろのNコン中学校の部自由曲】
昭和35年から教科書掲載曲以外からの選曲も可能になり、
邦人作曲家の楽曲が目立つようになる。
昭和39年度の優勝校の熊大附中の自由曲「波」は、
「これが中学生の声なのか?」と思うほど立派で、
中学合唱の幕開けと言う人もいた。
◎「風になりたい」(磯部俶)
◎「波」(川口晃)
◎「海の賛歌」(京嶋信)
◎「一日に何ども」(岩河三郎)
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「Nコン on the Web」に待望の審査講評が追加!「Nコンマガジン」第5号の告知も!
今日は「Nコンマガジン
」第4号でしたが、
録画をじっくり観る時間がないので、
後日レビューします。
ということで、今回はNコン on the Web
の
パワーアップについて。
Nコン2010の全国コンクールのみですが、
審査講評が加わりました。
これはありがたいですね。
近年のNコンでは、放送時間の都合上、
審査講評がカットされています。
なので、結局どういう審査がなされたのか、
コンクールでどんな点が評価されるのか、
わからないまま、コンクールが終わってました。
(雑誌等で少しだけ公開されていますが。)
そして今回、講評が遂に公開となりました。
また一歩、Nコンが前進ですね。
各校の審査講評が丁寧に行われています。
見落としがちですが「課題曲の講評」ボタンもあります。
◎小学校の部
課題曲:古橋 富士雄(合唱指導者)さん
自由曲:清水 雅彦(合唱指導者)さん
◎中学校の部
課題曲:片野 秀俊(合唱指導者)さん
自由曲:清水 敬一(合唱指導者)さん
◎高等学校の部
課題曲:鈴木 成夫(合唱指導者)さん
自由曲:辻 秀幸(合唱指導者)さん
これは審査講評としてどうなのかなぁ・・・
と思う講評がチラホラ見受けられますが、
どんな風に受け止められたのかが知れるのは
大きな進歩といえると思います。
これを一歩として、更なる改善を期待したいです。
「Nコンマガジン」第5号の告知も早速出てます。
【第5号特集内容】
熱血!合唱先生
★合唱に欠かせない、熱いハートの先生たち。
中には音楽が専門じゃない先生も。
そんな先生たちの創意工夫と、
情熱を受け止める合唱団をリポートします!
★お悩みクリニック「リズム音痴」
これでリズムはバッチリ!
★話題沸騰!男子 vs 女子 PART 2
ということで、合唱先生は
たぶん、昨年の「合唱のちから」でも
紹介されたあの先生じゃないかな?
音楽が専門じゃない先生が、
どうやって合唱を教えるのか、
これは先生方にも参考になるのでは?
楽しみにしておきます。
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