【Nコン審査講評】昭和59年度中学校の部を審査員はどう聴いたのか❓
昭和59年度 中学校の部審査員はどう聞いたのか❓
一連の「審査員が聴いたNコン」も手元にあったテキストのネタ切れで、これで一区切り。
昭和59年の中学校の部を。
この年はNコンの新たな半世紀(第51回)ということで、Nコン改革が行われた年。
小・中の優勝校自由曲がア・カペラだったのも特筆すべき出来事かもしれません。
青島広志
- 女声と混声を同じ基準で評価することに疑問。
- アンサンブルのしやすさからいえば格段に女声の方が容易で、この時期の少年は声が充実しておらず、ハーモニーも不安定なので別々に審査したい。
- 自由曲の選曲で大人向きをそのまま取り上げるのにかなりの無理を感じる。その点で根城中学校の選曲は的を射ており、無伴奏合唱の美しさに改めて感動した。
池辺晋一郎
- 中学生を大人の声に近づける必要はないし、大人の声への評価と同じ耳で聴くのも誤り。
- 中学生の声でいかにはつらつとのびのびと歌うか、どう音楽を息づかせ躍動させるか、ということに究極では集中して評価すべきであり、そう評価した。
- コンクールは全国的規模の大合唱フェスティバル。結果に拘泥せず「厳しさ」を楽しむ心こそが大切。
小出浩平
- 根城中学校は発声発音表現とも芸術的で最優秀を獲得、向陽中と高浦中は甲乙つけがたく2校とも優秀になった。
- その他の学校は上下まったく同じなため、異例の六校全部優良校となった。
小山章三
- 中学生の合唱に限らず、日本全体がどうしてそんなに深刻ぶった合唱曲を好むのか?背伸びをしている学校が多いようで、選曲の傾向がとても気になった。
- もっと明るいものを、余裕を持って歌えるものを。
- 小中ともにアカペラを歌った学校が入賞したが、アカペラ大賛成である。
- 出場校全部が入賞はとてもよかった。
- グラフによる示し方はいささか抵抗は感じたが、あの程度のお祭り騒ぎはあってもよいだろう。
関屋晋
- 男子の声が逞しく、魅力的に磨かれた団体がいくつかあったのはうれしかった。
- 上位3団体は女声で、混声が盛んになって欲しい。
- 今年から選択制課題曲になったのに、全国では1曲しか聴けなかったのはさびしかった。
- 根城中学校の訳詞のコダーイは、歌った生徒も聴いていた人たちもよく理解できたと思う。訳詞の難しさを感じさせた箇所がないわけではないが、外国語曲を歌う場合の良い方向を示していた。
丹羽正明
- 最優秀の根城中学校の演奏はずば抜けて高度な技術と音楽性を備えていた。
- 自由曲に関して選曲や仕上がりの点で多少問題。先生と生徒が本当に共感できる題材と表現の方向が見出されたとき、最高の幸せが実現する。
- 欲を言えば歌の表情にいっそうの自発性を。
八尋和美
- アカペラの根城中学校が最優秀に選ばれたのは、当日の演奏だけでなく、それに至る過程をより高く評価すべき。
- それぞれの地区の代表校の演奏ももっとよりよい過程を経るという反省に立てば、さらに向上が望めよう。
- 課題曲にこそアカペラを採用して、合唱の基礎を培って欲しい。
大和淳二
- 課題曲がAに集中したためにかえって、各校の特色がはっきり出ており、自由曲との対照も面白く聴けた。
- 課題曲には要注意の言葉が集中しており、「何に」「カバン」「変身」「つめこんで」の「ん」、「卵」「まごまご」「数学」「がくがく」などの濁音と鼻濁音の使い分けなど、これほど演奏者の細かい神経の配り方が試される部分が集中している曲も少ない。
山本直純
- 今回から各校の得点がはっきりしたが、上位の差は得点に表れほど開きはなく伯仲。
- 女声合唱ではコダーイのアカペラが洗練されていて迫力もあり聴きごたえある演奏。
- 混声は毎年思うことだが、女声とはわけて審査すべき。
- もう一歩、デリケートな音楽性の機微の発揮を。
昭和59年の審査の様子
この年に限り、コンピュータグラフィックで得票の散らばりが公開されました。
▲昭和59年中学校の部の審査風景(グラフィックで得票が公開されました)
▲昭和59年中学校の部の審査講評
出典
「教育音楽」(音楽之友社)
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「ファイト!みやざきコンサート」で、宮崎学園高校合唱部がNコン課題曲「僕が守る」を披露
井手綾香さんのバックコーラスで
歌っていましたね、宮学合唱部。
井手さんが口蹄疫被害を受けた畜産農家や、
新燃岳の被害を受けた椎茸栽培農家を訪れ、
実際の声を聞いて生まれた復興応援ソング
「輝く海」が披露されました。
たった1日しか生まれることができず
殺処分された牛の話は本当に胸が痛みました。
復興を後押しする歌になることを願います。
続いて昨年全国金賞を受賞した
宮学も課題曲「僕が守る」を披露しました。
全国から支援を受けた分、
今度は宮崎から恩返しをする、
という意味で、この課題曲を
披露することに決めたそうです。
放送の都合上なのか、
一部カットされていましたが、
会場の方々も演奏後に笑顔が見え、
素敵な演奏でした。
(どうでもいいことなんですけど、
「僕が守る」のアクセントが
ギャルっぽいアクセントだったんですが、
あれが正しいアクセントなんですかね?)
また、3月25日には宮崎県の
メディキット県民文化センターで
宮学の定期演奏会が開かれます。
恐らく今年の課題曲・自由曲も
聴けると思います。
イベントカレンダーを見てると、
宮崎学園中学校の合唱部も
合同開催なのかな?
私も今年こそは行きたいです。
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本日15:05~NHK総合で「ファイト!みやざきコンサート」の模様が放送~宮崎学園高校合唱部出演
深夜の更新すみません。
忘れないうちに更新しときます。
本日15:05~昨年のNコン高等学校の部
金賞校の宮崎学園高等学校合唱部も出演する
「ファイト!みやざきコンサート」の模様が
NHK総合で放送されます。
復興応援ソング「輝く海」を
宮崎出身の高校生シンガー井手綾香さんと
宮崎学園高校合唱部の共演で初披露。
詳細は以下の通りです。
「ファイト!みやざきコンサート」
2012年2月19日(日) 15時05分~16時20分
(NHK総合)
※地域による放送時間が異なるかもしれません。
宮崎と日本の復興を願い、
秦基博・井手綾香・米良美一・南こうせつ・
合唱日本一宮崎学園高校合唱部が出演。
宮崎の復興応援ソング“輝く海”を初披露!
■番組内容
口てい疫の被害に続き、
鳥インフルエンザ、
新燃岳の爆発的噴火など、
宮崎では平成22年から平成23年にかけて
大きな災害が相次ぎました。
NHK宮崎放送局では
「ファイト!みやざきキャンペーン」を展開し、
みやざきの復興を応援しています。
平成24年1月20日には、
地元・宮崎や九州出身の
アーティストによるコンサートを開催。
歌を通じて、命の大切さや
ふるさとへの思いを届けます。
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