ビットコインの発案者であるサトシ・ナカモト、彼と初期から行動を共にし、初めてビットコインを受け取った人物として知られるハル・フィニー。
これだけ関係が深く、頭脳明晰であることから、巷ではハル=サトシ、と考える人が多いようです。
しかし、私の視点で見ると、それは少し無理があります。
実際、当時を知る人からは、それは不可能だとする証言が多く聞かれますし、ハルは生前、自分はサトシではない、と否定していました。
これまでの、サトシとハルのやり取りは、全てメールで実施されています、、、あの複雑なビットコインの開発からスタートまで、全てメールだけで、、、凄いですね、現代の会議というシステムを全否定するかの如く偉業と言えます。
このメール、実はかなり不可解な部分が指摘されていて、それがまた、ハル=サトシ説を高めてしまっていますが、、、これも私の目線では、逆に見えるのです。
まず、謎のタイムスタンプ、と呼ばれる不可解な部分について触れます。
「2009年1月のメールでは、サトシのタイムゾーン(時間帯設定)はグリニッジ標準時(GMT)よりも8時間先に進んでいる。サトシがそのハンドルネームが示す通り、実際に日本人だとしたら、これはその事実を反映しているのかもしれない。」
とあります。
前に書きました、彼はイギリス人のフリをしているのではなく、世界標準時を使っていた、という私の仮説と一致します。
しかし、その後、8時間先に進んでいる、というのが少し意外でした。
なぜなら、グリニッジ時間から見て8時間先とは、日本を指します。
ここに書かれている通り、サトシは初期の段階で、日本時間を使って自身を偽装しようとしていた節があるのです。
言語は、がっちりとイギリス英語なのにもかかわらず、です。
そして更に、「「ノーマルな」タイムスタンプのついたメールを1月8日に送信した直後、サトシはインターネット接続が制限された別の時間帯の場所に移動し、そこから翌日、ハルにメールを送った可能性もある。」
のだそうです。
あの、サトシ・ナカモトが、ネット環境に制限された場所からメール送信、、、?。
そして、更に不可解なのが、サトシのサーバーにある記録よりも早く、ハルのサーバーにメールが届いていた記録が残っているのです。
、、、、おいおい、時間軸、どこへ行った?、と言わんばかりの事実
これにより、ハルがサトシであれば、このタイムラインが捻じれている理屈が通る、として、同一人物視する節があるのですが、、、
私のブログをお読みになっている人なら、この意味、解りますよね。
単純に、時間軸が捻じれてしまっているのです、それも送信元である、サトシ・ナカモト側の方の時間軸が。
これだけ不可解なメールのやり取りが続いていれば、これだけ頭脳明晰なハルが、何かしらの違和感を覚えていてもおかしくはない、と私は思うのですが、2014年に亡くなっているハルから、その違和感を聞き出す事は、もはやできません。
しかし、彼は生前、最後にこんな言葉を残しているのです。
「今日、サトシの真のアイデンティティはミステリーになった」
最後の投稿の中の一文です。
これこそが、私が感じていた、ハルが持っていた、サトシへの違和感ではないか、と。
サトシの真のアイデンティティ、、、、、これは何を意味しているのか。
ここまでの物は、状況証拠に過ぎません。
しかし、私が感じた違和感と、ハルが感じた違和感は、恐らく同じものではないかと思うのです。
それは、サトシ・ナカモトは現代人ではない、ましてや、人間ではない。
という事です。
ここからは、私の主観で話をします。
しかし、禁断の結論と私は考えています。
ですので、それをどう捉えるかは、個人にお任せします。
2008年では、考えも及ばないものの、2024年の未来であれば検討が付くもの、と言えば、少し解りやすいのかもしれません。
コンピュータ科学者だったハルだからこそ感じた違和感なのかもしれませんが、私はこう、結論付けました。
「サトシ・ナカモトは、近似世界線の未〇人が操作して、生成AIに作らせた人格」
という事です。
もちろん、生成AIが発案はしません。
2008年当時の、最新の生成AIという可能性も否定できないものの、本格的にAIが生成AIとして進化するのは、ハル没後の事になります。
そして、誰かが、何かの目的で作為しているはずですし、その理由は前に書いた通り、近未〇人とその先の未〇人による抗争の可能性です。
あの、2050年にタイムトラベルしたバンギャさん、、、が見て来たもの、、、、、です。
そして、なぜ単純に「未〇人」がサトシの正体ではダメなのか、それは、人間は何時の時代でも、必ず間違いを犯す生き物だから、です。
仮に未〇人だったとしても、これだけ完璧にメール内の文章をイギリス英語で書けるか、また、完全に世界標準時を使って、あたかもグリニッジ天文台近傍で寝起きをしていたかの如く、メールを送受信できるか、という部分です。
そうなんです、出来ないのです、人間には。
偽装を人間の手で行えば、少なからずミスが起こり、そこに痕跡が残ってしまいます。
これを完璧に偽装しようとすると、人の手では不可能なため、少し先の世界にあるAIの手を借りる必要がある、という事なのです。
これが、ミスを犯さなない隙の無い人物に対する、ハルが最後に残した違和感「今日、サトシの真のアイデンティティはミステリーになった」なのです。
これは、ハルが自身の「死」というものを表現した文章にも見えます、彼の死によって、サトシが永遠のミステリーになってしまったと。
しかし、私にはこう見えています。
人間にしては、隙がなく、機械にしては人間らしい、、、、2008年には、まだ存在しない概念。
アイデンティティ、つまり、サトシ・ナカモトという人物の自我境界が、人間のそれとは思えない何か、という部分が、ハルが亡くなった2014年当時、ミステリーと解されたのです。
今回は少し長い文章となってしまいましたが、これら事実は、今後の世界の在り方に大きく影響するものです。
私がビットコインとサトシ・ナカモトについて感じた違和感、何を伝えたかったのかについて、ご理解頂けたら幸いです。