「デンマークの精子バンクにおけるドナー候補者の
精子運動率が最近低下」 2024/06/04
デンマーク は主要国で最初にワクチンパスポートを導入した国ですが、
同国では2019年から 2022年にかけて、
男性の精子の数ではなく質が大幅に低下したそうです。
論文には、2017年から 2019年にかけて、
ドナー候補者の射精液中の精液量、精子濃度、総精子数は、
2~12%増加したとあり、
2019年までは、精子の品質には問題がないか、
もしくは上がっていたことが わかります。
ところが、2019年から 2022年の間に、
運動精子濃度と総運動精子数が それぞれ 16%と 22%大幅に減少したと。
その3年間に22%も減少させるような、一体何が起こったのか…。
「精子数の時系列的傾向:系統的レビューとメタ回帰分析」 2017/07/25
イスラエルの研究では、
精子数が 59.3%も減少しているというのが なかなか衝撃的ですが、
これは40年近くかけての現象です。
3年で22%とは、大きな違いですね。
これについて論文の著者たちは、
ロックダウンや仕事のパターンの変化、
つまりライフスタイルの変化の結果である可能性がある…と言いますが、
それだけで有効な精子数が 22%も減少するとは、考えにくいですね。
ちなみに、デンマークは、
最初の2回の接種率は、日本と ほぼ変わりません。
そして同国は、2020年に、
「ヨーロッパで初めてワクチンパスポートを導入した国」です。
◆絶滅へ…