https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6387678/
「マイクロRNA：
男性不妊症と生殖がんにおける
マイクロRNAの役割に関する最近の洞察」 2019/02
マイクロRNA (miRNA) は非タンパク質コード RNA
（タンパク質を作らない RNA）の一種で、
長さは約 22ヌクレオチドであり、
転写後制御に重要な役割を果たす。
マイクロRNA は、精子形成を含む
さまざまな生物学的プロセスの重要な調節因子として
認識されている。
実験的証拠は、マイクロRNA の異常な発現が複数の段階
および異なる細胞型で精子形成に影響を及ぼし、
最も多くの場合、不妊症を引き起こすことを示している。
より重篤なケースでは、
マイクロRNA の調節不全が、ガンを引き起こす。
マイクロRNA は、男性不妊症や生殖器系疾患の診断
および予後マーカーとしてだけでなく、
治療標的としても使用できる大きな可能性を秘めている。
しかし、この可能性を最大限に活用するには、
未確認のマイクロRNA と関連する制御機構の特性評価を含め、
マイクロRNA を介した精子形成の制御を
より深く理解する必要がある。
「男性不妊症におけるマイクロRNAターゲティング：
乏精子無力症男性における
精子マイクロRNA-19a/b-3pと その精子形成関連転写物含有量」 2022/09
調査結果は、miRNA-19a/b-3p のより高い発現、
または標的遺伝子のより低い発現が、
おそらく基本的な精液パラメータへの影響を通じて、
精子欠乏症および男性不妊症と関連していることを示唆している。
この時点で、
男性不妊症を引き起こすマイクロRNAというものが、
わかっていたんですね。
「男性不妊症における
マイクロRNA-34/449ファミリーの役割の調査：
文献の批判的分析とレビュー」
2021/07/01 ギリシャ
ここでは、miR-34/449 という系統のマイクロRNA が、
「精巣機能と精子形成の両方を阻害する」と書かれています。
「精子 miRNAの定性的および定量的評価により、
hsa-miR-9-3ｐ、hsa-miR-30b-5p、およびhsa-miR-1222-5ｐが、
男性不妊症と精子の質の
潜在的なバイオマーカーであることが特定された」
2022/08/15 インド
結論：
3つの miRNA (hsa-miR-9-3p、hsa-miR-30b-5p、および hsa-miR-122-5p) は、
男性不妊症と強い関連があり、
精子の品質バイオマーカーとして高い可能性を持っている。
このように論文をいくつか並べてみると、
男性不妊症の原因となるマイクロRNA は、
複数あることがわかります。
本当のところは わかりませんが、
アストラゼネカのウイルスベクターは最大 500億個、
モデルナの脂質ナノ粒子は 400億個、
ファイザーの場合は、おそらく100億個の
脂質ナノ粒子にくるまれた mRNA が体内に入ってくるので、
それと大体同数のマイクロRNA が生産されるとしたら、
「mRNA ワクチン接種技術の有効性とその長期的な安全性に関する懸念:
miRNA 機構に対する潜在的な干渉」
宿主のマイクロRNA 機構がマイクロRNA の処理に圧倒され、
通常の細胞機能や分子経路から逸れてしまう可能性もある。
これは、マイクロRNA 経路の危険な長期にわたる調節不全に
つながる可能性がある。
…ということになるのでしょうか。