ニューズウィーク日本版 2020年03月24日
https://www.newsweekjapan.jp/sam/2020/03/post-45_1.php
「EVENT201」は有名なのですが、
意外に知られていないのが、
コードネーム
「クリムゾン・コンテイジョン」。
これは、
米政府が2019年1~8月に行った想定演習です。
(「コンテイジョン」というと、
映画の方が先に思い出されるかも)。
関連記事:
「コンテイジョン」
◆コロナ論
中国で発生した新型呼吸器系ウイルスが
航空機の乗客によって
世界中に瞬時に拡散されるというシナリオでした。
「アメリカではシカゴで最初に感染者が確認され、
その47日後に
WHO(世界保健機関)が
パンデミック(世界的大流行)を宣言した。
だが、対応は遅過ぎた。
米国内の感染者は1億1100万人に上ると予測され、
770万人が入院し、
58万6000人が死亡するとみられた。」
米保健福祉省は、
今月リークされたその演習の報告書で、
治療法がないウイルスと生死を懸けて闘うには、
連邦政府は資金も準備も調整も
「不十分」であることが分かったとしていました。
演習は、学校の休校をめぐって
連邦政府と地方の足並みがそろわず、
ウイルスとの闘いに必要な医療設備も
十分に用意できないことが露呈したと。
これは、そのまま現実になっていますね。