豊前国の宇佐めぐり⑥ ~下宮~ | NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

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神社めぐりをしています。
その土地ならではのお話も、
さくっとまとめてます。

宇佐(うさ)神宮

散策しています。



前記事では
本殿を参拝しましたが、

本殿はまたの名を
上宮(じょうぐう)といい、

本殿の鎮座する
亀山のふもとには、
下宮(げぐう)があるのでした。

 



810年ごろの
鎮座だといい、

神饌を調理する
御炊殿(おいどの)が
あったことから

御炊宮(みけみや)
ともいうようです。



またここは、
八幡大神を感得した
大神比義(おおがのひぎ)
御霊を祀っているともいいます。



祭神は、
上宮も下宮も
おなじですが、

上宮は
国家の神として祀り

下宮は
民衆の神として
祀っているそうです。

 



陰陽思想に
あわせれば、

上宮は山で
下宮は谷でしょうか。

下宮は
川に囲まれているせいか
空気がとてもしっとりと
していました。



また、

本殿が鎮座する
亀山は古墳だという
話しもあります。

卑弥呼の墓だとも
うわさされるここは、

上宮で
被葬者を祀り

下宮は
斎宮として
奉斎者を祀っているのかも
しれませんね。



おもしろいのは、
下宮のなかには
「兆竹(さましだけ)」という
竹があり



古来より、
占いのために焼いた

亀甲を冷ますのに

利用していたそうです。


 

令和の現在でも、

亀卜(きぼく)はおこなわれ

 

即位後初の

新嘗祭(にいなめさい)である

大嘗祭(だいじょうさい)に

 

使われる米の産地を

選ぶといいます。

 

その甲羅を冷ますのに

もしかしてこちらの

竹を使ったのでしょうか?



こちらが下宮です。

本殿は
南南東を向いていましたが、

こちらは南南西のあたりを
向いているようでした。

 



いったいどこを眺めて
いるのでしょう。

 

さて、

宇佐めぐりはここから

さらに深い部分へと

入ってゆきます。

 

 

 

豊前国の宇佐めぐり⑦ へ つづく

 

 

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