豊前国の宇佐めぐり④ ~春宮と若宮~ | NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

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神社めぐりをしています。
その土地ならではのお話も、
さくっとまとめてます。

宇佐(うさ)神宮
境内です。

菱形池のわきを
すすんでいくと、

春宮(とうぐう)神社へ
ゆきつきます。

 



宇佐神宮は
八幡神社の総社と
いわれますが、

ここで祀られる
八幡大神とは、

第15代・
応神(おうじん)天皇の
ことだといいます。

春宮神社には
菟道稚郎子
(うじのわきいらつこ)が
祀られていますが、



こちらは、
応神天皇の息子であり、

「うじ」という名のとおり
京都の宇治(うじ)の宮に
暮らしていたといいます。

日本最大の
古墳で有名な
第16代・
仁徳(にんとく)天皇は
異母兄にあたるようです。

 

しかも当初、
皇位継承権は
菟道稚郎子に
あったといいます。

 



そこにも

伝説が残っていまして、
 

この異母兄弟は
心優しい人だったらしく
皇位をたがいに
譲りあったといいます。

そのせいで、
空位が3年も

つづいたそうです。

そこで
菟道稚郎子は
みずから命を絶って、
 

仁徳天皇に
後を継がせたといいます。

 

どこまでが事実か

もちろんわかりませんが、

とても気になるお話です。

 


さて、
春宮神社をぬけると、

本殿が鎮座する
亀山へと入ってゆきます。

そのふもとには、

手水だけでなく
祓処(はらえどころ)まで
ありました。



せせらぎが

小さな滝のようにそそぐ

池のような一角は

清浄な空気が

ただよっています。

心が澄みわたってゆきます。
心地良いところです。

さて、
身も心も浄められたので、
参道を登ってゆきます。




丈高い樹木が
ならんでいますが、

これらは
イチイガシだといいます。



参道の敷石にも

名所がありました。
 

これは夫婦石といい
良縁の御利益があるといいます。



独身の人は両足で、
夫婦やカップルは
手をつないで一緒に片方ずつ
踏むそうですよ。



本殿手前の
亀山の中腹には
若宮神社がありました。



若宮というだけあって、
応神天皇の息子の
仁徳天皇が
祀られていました。

皇位を継承した方ですから、
春宮よりもうえにあるのでしょう。



それにしても
不思議な参道です。

本殿こそ
南を向いてはいるものの、
(おそらく元宮のほう)

そこへつながる参道は、
おおきく周りこんでいるのです。

 

まるで、

春日大社のようです。

 

そういえば、

古い燈籠もいっしょかも

しれません



さて次回は、
いよいよ本殿へと参ります。

 

 

豊前国の宇佐めぐり⑤ へ つづく

 

 

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