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渡辺繁一のブログ

演出の効果を設計する

真面目にリゾットを作ってみた。おじやのようにコンソメで焚くのかとおもっていたら、全く作り方がちがってた。エシャロット(今回はなかったのでガーリック)とバターでお米を炒め、白ワインを注いだたと、暖めてあるコンソメをレードル一杯を入れて、水分がなくなったらまたレードル一杯分のコンソメを注ぐ、放置すると焦げ付くので絶えずかき混ぜながら行う。これを繰り返して、アルデンテになったらバターとパルメジャーノレジャーノをかければ完成。数ヶ月前に買ったサフランを在庫処分、いい感じにあがりました。$渡辺繁一のブログ-サフランのリゾット
あるプロジェクトの金額の交渉。

今までの自分は、相手にあわせてプロジェクトがうまく進行することだけにフォーカスをしぼり、自己の犠牲もいとわないスタンスでクライアントからの意見や、現場の職人さんの声、ユーザーの声、あらゆるニーズをまとめようと必死に努力をしてきた。

今回も代理店が僕のギャラを落とそうと交渉を持ち出してきた。
言い方はこんな感じ。
これまで、いろんなプロジェクトをしてきたが、そんな高額のデザイン料を払った事が無い。
少し考え直して欲しい、との内容だった。
今までの自分だと、「はい。わかりました、いくらにすれば良いでしょか?」てな感じですぐに自分が折れ、プロジェとの進行を促進しようと考えてふるまってしまう。


ものすごい恐怖感があるが同じ事をするのをやめようと考えている。
もし、金額を下げるのであれば、わざわざ僕にこの仕事を依頼する必要は無いと。
クライアントの言うがままにデザインをするデザイナーは山ほどいる。

でも本当に大事なのは、何故?クライアントからその意見が出るのか?と考えることだと思う。
そして、その突き動かすもの正体「本当に得たいもの」を理解する事ではないかと思う。


僕がこのプロジェクトで行う事は2つあると考えている。

一つはクライアントが求める「得たいもの」を理解し、その「得たいもの」を得るために
価値を高めるデザインすること。
二つ目その理解を代理店担当者の頭とココロに落とし込む事。それが代理店にとってこれからのビジネスに於いて大きな価値をクリエイトできる準備であると考えている。


今まで書いた事を代理店に伝えようと考えている。
その上で予算を代理店に考え直してもらおうと思う。
最近、クライアントとの間に違和感を感じる。

クライアントの担当者がその上にいるクライアントからの意見をそのまま鵜呑みにしてこちらに伝言してくる。

正確に見積もりをだしたのだが、コストダウンのリクエストは大至急が多い。

「今日中にざっくりでいいので」正確に見積もりをだしたのにざっくりとコストダウンはなかなか難しいリクエストだ

それだけ担当者の焦りが伝わる。契約を決めたい意思は読み取れるのだが、乱暴なコストダウンはどうかと思う。

あとでその尻拭いがこちらに回ってくるのは必至なのだ。

リスクを承知で受ける事、リスクに挑む事をリスクテーキングと言い、あえてその路を選択するという勇ましい行動とは全く異なる姿勢だと言える。

その契約をとらないとと考えている理論。
それはきわめて自己中心的な考えだ。
クライアントの為にふさわしい演出空間を提供し。
価値を提供するという考えかたが全く感じられない。

でも、プロジェクトの中心で仕事をしていると、そんな考え、僕だけが持つセンチメンタルな空想じゃ無いのか?
と思えるような、現実がある。

法規、基準、工事職場内の教育、入場者研修、工事区分、依頼工事、安全衛生・・・・

やる前にしなければならないルールや基準、常識、道徳。

が山のようにありその山をクリアーするだけで疲れてしまう。


本当のクリエーターはどうのようにこの現実を見ているのだろうか?
UPWを受けて忘れていた過去の出来事が急に夢となってよみがえった。


それは、荒廃してとても悲しい状況だった。
壁は破れ、床はゴミで汚れ、何故こんな事になってしまったのだろうか?
と思わせる風景が僕の目の前に広がっていた。
目を覆いたくなるような、悲しい現実、
親とともに、家を出る事になった高校時代の僕がそこにいる。

父の経営する会社が倒産したのだ。

自宅が工場と事務所の上の階にあった。
大きな物音でびっくりして工場に行くとその情景が広がっていた。


胸を締め付けられるような重圧感を感じる。
無力感、そして敗北感。

人生で初めての夜逃げ。
不思議な事に僕はこの夜逃げの事をあまり覚えていない。
いろんな恐怖が、記憶を消してしまったのかも知れない。
世界一と称されるアンソニーロビンス氏のセミナーUnleash The Power Within(UPW)に参加している。

去年はわけありで参加できずにいたが、今年はなんとかかんとか参加することができた。

噂には聞いていたが、ノンストップで13時間、12時から次の日のAM1時までアンソニーロビンス氏た

った一人で公演していた、すばらしい集中力と体力、そしてすばらしいコンテンツ。

聞いている私も、聞き入り、一字一句聞き逃すまいと集中した。気がつくと夜の1時、ノンストップで駆け

抜けた感じだった、結局、口に入れたのは、レジストレーションの後に食べたパンとコーヒだけ、

トイレに1回行くだけだった、こんなに集中したのはほんとに何年ぶりだろう。

ホテルに帰ると日本からきたメールの処理と電話、打合せ。

未だに頭が覚醒し、眠るのが惜しい感じだ、結局、貫徹になりそうだ、でもそれは良い事だと思う。