日付も変わる深夜の大阪。
「死んでやる!」の
彼の捨て台詞とともに
救急車のサイレンが…!
ピーポーピーポー…
結末はいかに!
サクセスストーリー
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Next Cinderella is YOU
俺通信男→前編はこちら
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何度電話をかけてみても
彼は電話にでなかった。
響くサイレンの音。
焦る私のきもち。
いや、いくらなんでも…。
いくら彼が馬鹿でも
救急車を呼ぶような惨事は…。
ベランダから外を見ると
救急車はすぐそこに止まっていた。
ダメ恋File.01
俺通信男
(後編)
何度目かわからない
電話の呼び出し音を
聞きながら
居てもたってもいられず
私は部屋を飛び出した。
エレベーターをおりて
マンションの入り口に
向かう途中彼からLINEが!
みぎ…?
救急車が止まっているところは
まさに、マンションを出て右手…。
これは…がちなのか。
急いでマンションの
入り口をくぐると…!!!
「じゃーーん、俺!!
びっくりしたあ~?」
と元気に
ピンピンしている
俺(実物)がいたのだ。
彼の姿を見た瞬間
ほっとした…
とかではなく。
私の心は無となった
「…なにしてんの?」
「え、ゆずを驚かせようとおもって
俺来ちゃった♡
途中、すごいタイミングで
救急車きてさ~(笑)」
彼の無邪気な笑顔をみた途端
彼と過ごした日々が
走馬灯のように思い出されました。
彼って休みの日には毎日
朝4時に早起きして
開店前のパチンコ店に並び
タバコ臭くなって昼前に
私のマンションにやってくる。
別にパチンコはいい。
彼のストレス発散だから。
でも、私は休みの前日は夜更かしして
漫画読んだり、とりだめしたドラマみて
お昼まで寝ていたいタイプ。
なのに彼がくるから早起きして、
部屋を掃除して、
二人分のランチをつくって…。
もうずっと寝不足。
そして、彼がパチ屋で遊んだ後の
タバコくっさい服を
洗濯(2回目)しなきゃだし…。
すんごいストレス
なんだよね。
彼の実家では
お母さんが全部やってくれるから
家事の大変さとかこの人全く
分かってないんだよな。
まあ…そういえば
この前、私の部屋の水道料金
お母さんに言われて
はらってくれたっけな…。
どう?
俺すごいでしょ?
俺きがきくでしょ?
俺いい旦那さんになれるでしょ?
って自慢してきたなあ。
そう、基本…
甘えん坊なのよね。
彼のお母さんかなり
甘やかして可愛がってるからな~。
そうそう!この前、彼のお姉さんが
出産して里帰りしてたから
偶然居合わせた私も
赤ちゃんだっこさせてもらたっけ。
私はまだ結婚する気はないのに
彼は28歳までに結婚するって
言ってきかないのよね。
俺、結婚願望強いから!
っていっつも言ってるもんな。
うーん。
うーーん。
うん、あかん。
ろくな未来がみえねえ。
基本的価値観を共有する
重要な隣人ではない。
もう無理。
別れよう。
この間、実に3秒。
3秒で私は
彼との別れを決意した。
すごい集中力でゾーンに入り
覚悟を決めた私は
即行動にうつそうとした。
しかし彼のほうが
0.5秒はやかった。
「救急車も俺の愛を
すぐゆずのところに
届けるべきだと思って
救急搬送しt…」
「黙って。」
「え?」
一言で、私は
会話の主導権を取り返した。
「かえって。
わたし、もう寝る。
っていうか
別れるから。」
「え?なんで??」
「あ、そうそう最後にいっとく
…てか言わせて?」
「俺の愛を救急搬送とか
マジおもんねえ。
お前それでも大阪人か。
次はマジでしばく」
「え、ゆず…どうしたの?
ちょっと…」
言いたいことは全部伝えた。
私は踵を返した。
この時ほど
マンションがオートロックで
良かったと思ったことはない。
彼と強制的に
物理的距離ができ
私は悠々と部屋に戻った。
ふーやっと。
初めて彼に
本音を伝える
ことができた。
彼っていつも
面白い事いってやった
って風にどやってたけど…
全然、面白くなかった
んだよね!!
私、いつも気を使って
愛想笑いしてたんだ!
でも、彼を思いやって
愛想笑いしてたのも
彼の笑いが面白くなくて
辛辣につっこんだのも
どちらも本当のわたし!
最後にもうひとりの私で
彼に対応できてよかった♡
部屋にもどって
ぶーぶー鳴り続ける
携帯の電源を切り
さっとシャワーを浴びた。
ベッドにダイブすると
至福の時。
やっとひとりで
静かにねむれる。
あ、でも…。
ひとつ困ったことがある。
それは、この彼とは
社内恋愛ということだ。
明日も会社で
顔を合わせるのよね。
どうしよう。
ま、いっか、久々に
こんなにスッキリした気分で
快適に寝れそうだもん。
明日のことは
朝起きてから
考えよう。
翌朝。
何事もなかったかのように
振舞う彼をしり目に…。
私は断固別れるという
意志を示し続けた。
しかし彼からの
俺通信は止まらない。
彼からのこんな
わかりやすい言葉の愛情表現を
嬉しく思った日もあった。
しかし別れを決意した
私にとっては
ただのポエム。
相変わらず
私の話を聞いてる風で
聞いてくれない彼。
頼む…。
一度でいいから
「ちゃんと」
私の話を聞いてくれ。
こうして彼と毎週末ごとに
別れ話を根気よく続けること
3ヶ月。
やっと、別れに同意し
私の部屋から荷物を
回収しに来た彼は
最後にこんなことを言った。
「俺を止めるなら
これが最後のチャンス
だからね!!!」
もはや言葉はない。
こうして彼は
私のダメ恋ファイルの
ブラックリスト入りを
見事果たした。
その後、彼は社内であうたび
無視してきたり
私にだけ連絡事項を伝えなかったり
しょうもない嫌がらせをしてきた。
しかし、その半年後
私は部署異動となり
彼との関りは自然となくなる
ことになった。
そうそう、私の辞令をみた
彼からLINEが届いた。
これが最後の俺通信。
そっと…
既読スルーの
LINEブロックで
彼との恋は幕を閉じた。
その後、私の理想の恋愛には
「マメすぎない人」
という項目が追加されたのであった。
ほんとにあったダメな男
ダメ恋ブラックリスト
File.01
俺通信男(後編)
~完~
4つのメニューから
気になるものを
「自分で選ぶ」
ことで内観が始まる ☪
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綺麗なものをみて気分あげ↑
(更新頻度遅)
あなたがダメ恋常連者となっているたった一つの理由