nattyの酒と音楽の日々 -6ページ目
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Talc「Sit down think」

SIT DOWN THINK (紙ジャケット仕様)/タルク
¥2,200
Amazon.co.jp


そのBARは西麻布のど真ん中にあるというのに、

真っ赤な入り口のドアはまったく主張せず、ただそこにある。


なんとなくそのBARに入ったのは

その無理強いしない存在感と、ただ自分のいる場所から一番近いところにあったから、というだけ。


そのBARで、出会ったのは

70's風ボコーダーの声がひたすら印象的な、

Talcの「Modern Sleep Over」だった。

初めて聴いたのに、ものすごい存在感&デジャヴ感で、

BARのマスターに「これ、誰でしたっけ?」と聞いた。

するとマスター「絶対知ってるわけないよ。」ふーーん。

お願いしてジャケットを見せてもらったのが、

Talcの「Sit down think」だった。


ロンドンのデュオで、ブルー・アイド・ソウルとかAORとか、

スティーリー・ダンのようだとか言われているようだけど

もっとわかりやすく言えば、

スムースでオシャレな、クラブ世代から大人まで楽しめる音楽だ。

中でも4曲目の「Modern Sleep Over」は

70'sソウルの温かさの上に、

ボコーダーボイスと物憂げなボーカルが絡まりあい、

暖かなホーンが聴くものをぐいぐい引き込んでいく名曲だ。


転調してからの展開は、

ドラマティックの一言に尽きる。

一気に目の前に海辺のサンセットが広がり、生暖かい風を頬に感じるかのよう。


詞も「PCと美女の恋」なんてちょっとメルヘンなテーマを

比喩的にさらりと歌い上げちゃう感じが、

たまらなくカッコいい。


ほかに収録されている楽曲ももれなくクオリティが高いが、

この1曲だけでも手に入れる価値のあるアルバムだ。







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