nattyの酒と音楽の日々 -4ページ目

巻かれた

うちの会社の取締役を捕まえて、ご飯。

悩み相談で、としつつも、

「もっと違う仕事させてくれ~

でないと転職しちゃうぞ。」

の揺さぶりをかけようと思ってご飯に誘ったのだけど・・・


結果、

「ポジションは関係ない!

何ができるかではなく、

自分のしたいことをして、

やりたい仕事をしている人から奪えばいいのだ!!」

という豪快かつ、まっとう極まりない回答を賜る。


ううむ。

取締役の豪快な回答を頭の片隅で反芻しながら、

恵比寿の松のつく高級すし屋で、

日本酒をチビチビすする。


酔いも手伝い、

でも私の考えも少しはわかってくれたよな、

これから少し頑張って、その結果に期待しよう、

と極ポジティヴ・シンキングへシフトチェンジ。


ふっくら蒸されたあわびやら、

きゅっと締まったタコ、

ふわふわの鯨のサエズリ・・・

ツマミで腹がいっぱいになり、思考停止に陥る。


だけど、寿司屋にきて寿司食わんとは・・・

ってことで、

アナゴの寿司とホタテ、

締めは

芽ネギと梅しその巻物。


私の当初の目論見は、

寿司同様、うまく取締役に巻かれた形になった。

完敗。乾杯。


本日の酒量:ビール1杯、日本酒1合。









ウルグアイ・バーベキュー&ヌーヴェルエール(新丸ビル)


土曜日はウルグアイ人の友達のおうちで

ウルグアイ・スタイル・バーベキュー。

どこがどう普通のBBQと違うかというと、

ハーブがたっぷり入ったややスパイシーな

オリーブオイルをお好みでつかうということぐらいだが、

シェフが次々と焼いてくれる豚肉、鶏肉、

チョリソー、黒ブーダン(豚の血を入れて作るソーセージ)

どれもこれもジューシーで美味。

生のにんじんやレタスのサラダとともにほおばる。

エンパナーダという餃子のような形をしたミートパイにも

ついつい手が伸びる。

そしてデザート。

その場にいたひげ面スペイン人が「ブラボー!!」と絶叫したティラミスは

確かに本当に美味。

普通のティラミスはスポンジにリキュールが滲みて、

それが風味付けをしているのだけど、

出てきたそれは、リキュールの味はあまりしない。

その代わり、マスカルポーネチーズの味がしっかり活きている。

かつ、ごろりと歯ごたえのあるチョコチップが食感に変化をもたらし、

なのに、チーズ主体のクリームは甘すぎず、さっぱり。

ううむ。今まで食べたティラミスの中で一番おいしいかも。


雨だという天気予報を見事に覆す、

のどかな太陽をいっぱい浴びながら

デザートまでノンストップで飲み続ける。


酒量:ビール1本、赤ワイン グラス6杯ほど


そして夜は母の誕生日祝い。

新丸ビルにできたヌーヴェルエールへ。

店は本当に狭い。

料理も店のようにこじんまりとはしているが、

手抜きは一切なしの、

優しい感じのお料理。お野菜も意識的に多めにつかっているよう。

むしろ、午後にバーベキュー&ワインで

ずっとエンドレスで酷使した胃にはこれぐらいがちょうどよい。

フレンチの定番、牛ほほ肉の赤ワインソースは、

口に入れた瞬間に繊維がほろほろと解けるやわらかさ。

ついつい、定番なだけに避けてしまいがちだったこのお料理、

改めて奥深さを認識した。


パティシエ出身のシェフらしく、

デザートがメニューのトップに来ている。

それほど力を入れているデザートに、シェフのスペシャリテ

「Miyaのモンブラン」をオーダー。

モンブランがクリームソースの海に浸かってる!

栗の風味がひときわ引き立つように、シトラスの風味もほんのり加わり、

今までに食べたことのない味。

個人的にはシトラスの風味はなくてもいいなと

思ったのだけど、、よく考えれば、締めにはさっぱりしててよいのかも。


デザート&お茶の後に、

サービスで緑茶を出してくれる心遣いはさすが。

満足感もひとしおだった。


酒量:シャンパン1本(3人で)、赤のグラスワイン


朝霧JAM(2007.10.6~7)

観たバンドの感想をつらつらと・・・。


☆Bagdad Cafe The Trench Town
大阪の11人大所帯レゲエ・バンド。

良くも悪くも、バンドの人の良さげなキャラクターが
全面に押し出されていて、そのホッコリ感が
朝霧のさわやかな環境にしっくり溶け込んでいる。
そこに本来レゲエの持つレベル・ミュージック的な

タフネスは見当たらないが、
踊る為のレゲエとしてはきっと何処までも気持ちよく踊り続けられるだろう。


☆MATTOSON 2
丈が10cmも短いようなタイト・スーツを
ダサカッコいいを通り越して当たり前な顔をして着こなしている。
おそらく朝霧で唯一スーツを着ていた人間じゃなかろうか。
でっぱであまりイケてないそのルックスに
「ぜったいイギリスの北部の田舎出身だよ。」と

ゲラゲラ笑っていたのだけど、
実はサンディエゴ出身の若干20歳の双子。

だからなのか、二人のドラムとギターから発せられる音は

からっと乾いていて、適度にレイドバック。
オーガニック・コットンの手触りのジャズ、といったら良いだろうか。
これで小鳥がピチチとでも鳴こうもんなら、極上の心地よさで

昇天するに違いない。

ちょうど富士山にかかっていた雲も晴れ、
最高のシチュエーションだった。


☆KICELL
朝からピクニックシートの上でまどろみながら聴くのにぴったりだ。

以前はあのふにゃふにゃした兄弟のヘタウマなボーカルが大嫌いだったのだが、
野外の澄んだ空気のなかでは、

その声に含まれるやわらかさが心地よく頬をなでる。
名曲「ギンヤンマ」に心の端っこをつんつんされて、
ちょっとノスタルジックな気分に浸った。


☆ABE DUQUE
NYのアシッド番長。ってなんだよ?と思っていたのだけど、
バッキバキのキーボードに、執拗に絡み付いてくるビートがとっても卑猥。

息が上がるほど体が動く、動く。
父親は宣教師だったとのことだが、

なるほどその血は見事に受け継がれているらしい。
腹の底をえぐるようなディープなテクノの上で、

エフェクトをかけた無機質な番長のボイスが

人々を洗脳するかのごとく煽ってくる。


アシッド番長はテクノ伝道師でもあり、

朝霧で一番踊らす「躍らせ屋」でもあった。



あんまり一生懸命聴きすぎない、
というのも朝霧の正しいスタンスだと思う。
OZOMATLI、SOULIVE、FRIDGE、UA、KODAMA KAZUFUMIは
酒飲みながら、クリーミーカレー食べながら、

買い物しながら、シートに寝そべりながら、
思い思いのことをしながらまったりと。


1組だけでもAXレベルのライブハウスを埋められるアーティストを、
頑張りすぎないで聴くなんて、

なんて贅沢。


フジロック、サマソニ、横浜レゲエ祭、メタモルフォーゼ・・・

この夏の毎週末のように続いたフェス行脚も
これでなんとなく打ち止め。

フィナーレに朝霧を選んで、正解。

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