The Bays@LIQUIDROOM (2007.10.5 )
CDリリースは一切しない、とか
口コミだけでグラストンベリーのダンステントのトリを飾った、
とか「なんだかすごそうな」逸話には事欠かないザ・ベイズ。
朝霧JAMに出ることはわかっていたのだけど、
事情があって朝霧では見れないとわかっていたので、
リキッドで初ベイズ。
はじめはひたすらダビー。
深海を彷徨っているかのようなもどかしさでじらしにじらす。
踊る準備万端で来た私は
「熱いのを、、、はやく、はやく頂戴。」
と叫びたくなるのをぐっとこらえてひたすら音に揺れる。
ステージにはベース、ドラム、キーボード2台。
横一列にならぶセット。
さっきから思ったけど、ひげズラのドラム、
メンバーの誰ともコンタクトとってないじゃんか。
せっかく横一列なのに。
それなのに、正確に刻まれるリズムと
目を閉じるとアナログを聴いているかのような安心感はどこからくるのだろう。
それぞれがそれぞれの位置で、
黙々と音をつむぎ上げていく感じは、職人工場を見ているようだ。
MC用のマイクなどもちろんなく、
照明もうっすらメンバーを浮かび上がらせているだけ。
それがさらにイマジネーションを掻き立てる。
目を閉じて深海ダヴに漂っていると、
次第に宇宙空間へトランスポートしたような感覚。
そして徐々に姿を現し始めるシナプス直結のグルーヴに
「もっと、、もっと頂戴・・・」とうっすら額に汗を浮かべながら懇願した。
その瞬間にハイハットがキックに絡まるように変化し、
その塩梅に
加藤鷹なんか目じゃないくらいの(いや、経験ないけど)テクニシャンだなぁと
恍惚のため息。
オーディエンスとコミュニケイトしながら
肥大化するグルーヴに踊り、踊らされながら、
彼らの「打ち合わせも、リハーサルもしない、同じ演奏は二度とない」
というポリシーを体をもって理解したのだった。
ジャズの即興性、ハウスの熱さ、テクノの冷ややかさ、ドラム&ベースの凶暴性。
その混沌の中で、
本能だけが目を見開いて、
ステージから発せられる強靭なのグルーヴをひたすら捉え、ダンスするという感じ。
最後10分に突入するとグルーヴはさらに進化し、
本能直撃型の純正ドラムンベースになった。
「オーディエンスの肢体を100%使いきってダンスさせる」という使命をもった
音獣とでも言うべき猛々しさで、
すさまじいグルーヴが会場を襲う。
そう、音が生きているのだ。
私はその音に追いかけられるように踊り、
隣にいた友達は、ヒールを遂に脱ぎ捨てたのだった。
お茶だけっていったじゃない
ウーロン茶だけをひたすらすすりながら、グルメを堪能する会
その名も「ウーロン茶会」
昨日の開催は渋谷「鬼亭」にて。
要予約のサンゲタンが極うま。
だるまに手足が生えたみたいなコワモテ大将が作ってくれたその鍋は
そのお顔とは対照的にすごくあっさり。
ヨン様(ふるい)くらいのさわやかさと優しいお味。
透明なスープの中にナツメやにんにく、松の実、コラーゲンなど
これでもかというほど、体にいいエキスがじんわり沁みているのだと思うと、
お玉で底の底まで綺麗にすくって飲む。
他にも炭火で焼く、やわらかなハツやつくねの香草焼きなど、
癖になる食感や熱々のバターオイルが
ウーロン茶だけという会則を覆す反則技を誘発。
やるな。鬼亭
今日の酒量:ビール ジョッキ2杯
テディー・ライリー feat.ADIDA
ブラック系のアーティストのライブは
正直いってあまりいい思い出がない。
JoJo抜きのK-ci&JoJoとか(金返せ)、
40分押した挙句、本人が歌ったのは3曲だけのミッシー・エリオットとか、
1時間押してたったの30分だったLL Cool Jとか。
でもテディは違った。
1時間半、汗だくになりながら、ダンスも交え力いっぱいパフォーマンス。
これ、セカンドもあるんだよね?と何度も心配になった。
既にショウが始まる前から声もかすれていたが、
それは今日までのライブで、
手抜きなしのステージをやってきた証だろう。
「JOY」「BEFORE I LET YOU GO」「MAKE YOU WET」「NO DIGGITY」。。。
部屋のターンテーブルの上から、
私の青春にこっそりといろどりを添えてくれた、
なつかしの名曲たちが下から腰を突き上げてくる。
テディーのジーンズやシャツにちりばめられたスワロフスキーが
スポットライトを受けてキラキラと乱反射し、
その光が目に入ってくるたびに、
90年代の思い出がフラッシュバックする。
90年代に青春時代をすごした人にとって、
これはテディーからのささやかなギフトに違いない。
懐古するほど昔のことではないけれど、
今にして思うと目を細めてしまうような90年代の、
キラキラした懐かしさに溢れた90分だった。
さらにメドレーでは
レックスン・エフェクト「ランプ・シェイカー」や
マイケル・ジャクソン「リメンバー・ザ・タイム」なんかも
一瞬だけどやってくれちゃう大サービス。
最初から最後まで、
踊りっぱなしで、まさにテディー御大に
MAKE YOU WETされちゃったのでした。
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