SAKE DIPLOMA International予想問題その8です。
What is the minimum whole grain ratio required for the brewing of specially designated sake?
(訳「特定名称酒の醸造に使用できる米の整粒歩合は何パーセント以上ですか?」)
正解は
45%
正解は、45%です。minimum ratio(最小の割合)を問う質問では、最小値の「45%」と答えます。
整粒歩合とは、一定量の玄米の中にある米粒が、整った形状である割合のことです。
醸造用玄米は6段階(特上、特等、一等、二等、三等、規格外)
一般米は4段階(一等、二等、三等、規格外)
に等級が分かれています。
三等以上の等級の米を使わないと特定名称酒(純米酒や本醸造などのカテゴリーに入るもの)とは名乗れません。米の等級を分けるための項目はいくつかありますが、項目の1つである整粒歩合については、醸造用玄米と一般米いずれも45%以上と規定されています。
テキストもしくは農林水産省「玄米の検査規格」にそれぞれの等級の表があります。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/syoryu/kensa/kome/k_kikaku/
英文
What is the minimum whole grain ratio required for the brewing of specially designated sake?
▶minimum 最小限の、最小値の
反意語はmaximum
▶whole grain ratio 整粒歩合
手元のテキストではそう書いてありますが、広くこの表現を使うのかを調べています。whole grain(完全な粒、欠けなどのない形の整っている粒)の割合ですが、精米していない玄米の意味に取られないのかな?と気になってしまい。何かわかったら追記します。
▶required 要求される
require(要求する)の受動態
▶specially designated sake 特定名称酒
整粒歩合の英訳がやはり気になります。海外でもそう呼ぶのかしら。
ちなみにWSET 3の教科書ではこの語の説明は見つけられず、米の等級づけをする条件として
the percentage that are broken, craked, dead or under-ripened
(割れ、欠け、死米、未熟の割合)(が低いほどよい)
と説明がありました。
この予想問題は、2年前に受験準備をしていたときに、自分の勉強用に作ったものです。
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