アメリカの田舎にて
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アメリカ中年生活 本帰国の準備4 カウントダウン

あっという間に帰国日(正確に言うとその前に行く旅行への出発日)まで一週間を切りました。

6月の末で家を引き払い、友達のAirbnbに移動、先日無事にクロージングをむかえ入金確認できました。

 

ムービングセールなどは面倒くさくてやりたくなかったのとすべて古くて売るようなもんもなかったので、家具類はほしい人にもっていってもらいました。衣類はすべて寄付しました。

と簡単に書いていますが、どんだけの量を寄付したり捨てたりしたか、思い返すと遠い目になりますw

普段からものが多くない暮らしをしていたと思っていたのですがいざ、家を整理しようと思うとこれがなかなかあるもんですね。田舎なのでそんなに大きなおうちではないとはいえ、まあまあの広さなのでそれなりに物はあったのでした。

毎日毎日断捨離をして最終的に引き取り手がなかったものや大きなごみ類は最終日に廃品回収会社のトラックを手配して処分しました。

 

結果、娘と私の荷物合計は、帰りのフライトのチェックイン合計5個、機内持ち込み用サイズ2個(これは帰国前の旅行に使用)、ヤマト運輸さんへ頼む段ボール2箱のみになりました。

20年以上アメリカに暮らして持ち帰る荷物の量がこれなのは、人によるとは思いますがまあまあ少ないほうだと思います。友達にはメガ断捨離と呼ばれました。

帰る場所がとりあえずは実家ということでなにもいらないというのも大きいとは思います。最後のほうが何を持ち帰るかの判断が鈍り、たぶん戻った後、なぜこれを持ち帰った?というものが出てきそうな気がします。

基本日本で手に入るものは捨てる、ということを考えました。

 

Ibuyerでのクロージングは最後までシンプルでした。がらんどうになった各部屋の写真をアップロードし、鍵を送られてきたBOXに入れてドアにかけたら、終了。

その前にすべての資料がOKとなっていたので、その日の午後にはTitle会社からWireしたよ~ん。確認してちょ、というテキストがきて、入金確認して終了です。
 

家を最後に出るときに、もうちょっと何か感傷的な気分になるものかと思いましたが、きちんとやり終え入金を無事に確認せねば、というストレスでそれどころじゃなかったです。

一瞬だけ、あ~ここで娘が2歳から育ったんだな~離婚して家はいらないと思ったけど結果持ち続けてありがたかったな~(価値が上がったので)今までありがとう~~って思っただけで、終了した、という安堵感のほうが大きかったです。

 

その後、入金されたお金を振り分け、証券会社と話したり住所変更をしたり、細かな作業をするだけで、毎日昼寝してのんきに過ごすという毎日を送っております。

だいたいのタスクはこなし、あとは、仕事最終日に(ほとんどすでに何もしてませが)パソコンと携帯を返送する、くらいが残っているだけです。よくやった、俺!

 

あ、割と大きなアイテムとしては、車の売却が残っていますが、すぐに売れるようなのでギリギリ最後まで保持したのち処理して旅行、という手筈です。

たぶん何かあとから出てくるとは思いますが、大まかなことは済ませたと思いたいです。

あとはできるだけ最後のアメリカ生活、しかも独立記念日の週末を、引きこもってUber Eatsしてだらけ放題しようと思います。

逆にヤングな娘はほぼ毎日出歩いており、最後まで親子それぞれの方法で満喫したらいいじゃないか、と思っています。

 

 

アメリカ中年生活 本帰国の準備3 諸々の手続き

家のめどがたったので、クロージングから10日後くらいに帰国日を設定をして、その日を目指していろいろなTODOをこなしていくこととなりました。

忘備録的に記していくのでランダムですが。

 

帰国日が決まったので今の職場にいつ退職の意を伝えるか?ちょっと悩みました。というのも例年6月末にボーナスが支給されるので、まあ、普通に考えて6月のボーナスをもらってから辞表、がベストであろうと思いました。ただ、そうするとアメリカンな2週間ノーティスとなり、規則上問題はないものの、良くしていただいた上司や同僚に大和撫子的には失礼かなあと思いました。

会社の仕事は私がいなくても問題なく回るというのは分かっていますが、一時的に誰かに負担がかかることはあると思うので、みんないい人な小さな会社でそれはなあ、と思い、帰国日を決めたときに伝えました。これでボーナスを減らすような上司ではない、ことを祈ってww

結果現在ボーナス支給額が発表され、例年通りちゃんと支給されそうです、ヤッホー!

なんだかんだ言いましたがよい職場で恵まれていたと思います(まだやめてないですが)

 

そして続いて本帰国(仮)に必要なリエントリーパーミットの申請をしました。ネットで検索したら親切に申請方法など詳しく書いてくれてる方がたくさんいて、参考にしました。ただ、オンラインで記入してプリント、郵送、というプロセスで内容も難しくはなかったので申請自体は無問題。金額が高いだけが問題!

送付してしばらくすると受け付けた、という手紙がきて、オンライン上のステイタスも、受け付けたぞ!というのに変わっていました。

そして翌日にまた手紙がきて、なんぞや?とみると、指紋は昔の使いまわしするので今回は指紋取るのは免除にしてあげましょう、という内容でした。これもネットで皆さん言っていたので、よしよし、といった感じです。

申請してから許可がおりるまで今は1年以上かかるらしいので、申請と指紋が終われば出国OKのようです。日本のアメリカ大使館で受け取りが可能なので東京の大使館受け取りにしました。昔と違って今はオンラインでステイタスも確認できるし、便利な世になったものです。

 

あとはお金関係ですが、諸説いろいろある+この先制度など変わる可能性があることもあり、今の時点でベスト、という形にしておくことにしました。

最悪はしばしGC保持するのでその間にどうにかしよう、というこれまた先送り作戦です。

 

転職して散らかっていた401Kは、外国に居住を移してもキープできる会社のIRAにロールオーバーして定年後まで温めておくことにしました。実際離婚後など401K減らしていたりして大した額になっておらず、当時の私を責めたいですが仕方ないので、このIRAの存在自体を忘れ去り、20年後くらいに、あら!こんなにへそくりが!という気分になることとします。

ちなみに401KからIRAへのロールオーバーは、2アカウントは同じ会社間なので電話一本で終了、残りも電話&オンラインで別会社からチェックが送られてさくっと終了しました。

あとは、現職退職後に、これもオンライン上でロールオーバーできるとのことで、これをすればすべて終了です。

 

銀行は、今のところ日本の住所も入れられる銀行のチェッキングをキープ。ただ、現在メインバンクとして使っている地元の銀行も99%オンラインでしか利用していない&アメリカに住所あるなら問題ないよってことだったので(担当者が軽く言っていただけなので本当なのかは不明)こちらもキープすることにしました。なぜならば、ここのセービングの利子が高いからです。問題が出てきそうであれば他に移すことにします。

円安の今、日本に資金移動するかかなり悩みましたが、アメリカのセービング口座の利子が高いので、娘のここ一年の学費分はWiseを利用し日本へ送金しましたが、残りはとりあえずこっちに置いておこう、為替はもう運だ、と思うことにしました。

 

アメリカの銀行をキープするのに伴い、クレジットカードもChaseのVisaとエアライン系のアメックスの二枚をメインで使っていたのでそのままキープ、年会費を払ってもかなり元がとれるカードたちなので可能な限り使う予定です。そもそも日本ですぐにクレジットカードが作れない問題ありそうなので・・・。Chaseのほうは家族カードも作り、一人暮らしをする娘のバックアップカードとして渡します。(彼女はバイト代を少し貯めていて、全額円転換して日本で遊びに使う予定だそうですw)

 

その他、細かいことですが娘のアメリカのパスポートの更新(18歳になったので10年

分の大人用を申請、という感じでした)大学へ入学書類の送付(これが一番面倒くさかったw)娘の小児科からショットレコードもらっておく、各所解約手続き、などをじゃんじゃん進めました。

 

今残っているのは、荷物の整理(これが一番大きいだろw)、携帯のアカウント変更(友達と家族プランで入っているのでその引継ぎ)、国際免許を近所のAAAに取りに行く、DMVに免許のレコードをもらいに行く(これがあったほうが日本で免許書き換えるときに楽だというアドバイスがあったので)、在留証明書を領事館にとりにいく(これもあったほうがいいと聞くので)、車の売却、アメリカで買っておくもの(デブな娘のサイズのでかい服、デオドラント、サプリ、パソコンなど)をじゃんじゃん買う、です。

 

ってかけっこうまだ残ってますね。がんばります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ中年生活 本帰国の準備2 家を売る

本帰国に向けての最優先案件、家の売却。貸したりその他選択肢はありましたが最終売却で進めました。

 

まず、家をどのように売るか、というところで、従来はrealtorと呼ばれる不動産業者に頼むことが多かったと思います。ただ近頃よく聞くIbuyerなるものも選択肢にいれてみようとリサーチしました。

結論から言うと私は大手Ibuyerにて売却を決めました。

 

まずは従来通りの不動産会社を通しての売却について話を聞くためRealtorと面談しました。

Realtorは周りの知り合いにもけっこういるのですが、性格はいいけど・・・って感じの人が多いため、評判の良い女性を紹介してもらいました。同年代のシャキシャキした人で家を見回った後、近隣のデータなど大量に用意してくれて説明してくれました。すごくわかりやすかったですし、いろんな角度からのデータは明確でそれをベースに説明されるので、売却提案額、予想利益額も納得できるものでした。営業として見習うべき、という感じの自信に満ちたカスタマーサービス精神で、この方法で売るなら彼女に頼もう、と思わされました。

流れとしては想像通り、修繕(私の家は古いので)などをして不動産ネットワークにて売りに出す、内覧などをしたのちオファー、売却です。

この従来の方法での売却で私が一番問題だな、と思ったことは、いつ売れるのか時期がはっきり確定できないところです。当然ですが。なので帰国日が決めにくい、です。

早めに売れた場合はどこかに移動すればいいのですが、売れなかった場合は最悪帰国後となってしまいます。もちろん国外からでも売却は可能ですが、その後のお金の処理もあるので、できたらいる間に片づけたいなと思いました。

また、修繕や内覧を、引っ越し準備をしながら、在宅で仕事をしながら、進めるということも、厄介な点だなと思いました。

 

続いてIbuyer。昭和代表のおばちゃんの私は、オンラインでの売買なども最近増えているとはいえ、家というでかいものをオンラインで・・・と、まだまだ懐疑的でした。最近詐欺とかの話ばかり聞くので、慎重にいこう、とレビューを見まくって大手二社からオファーをとることにしました。

Ibuyerは基本その会社がCashで購入するので、短期で売却したい人に向いているが、利益が低く出やすい、と言われています。

流れはめちゃくちゃシンプルで簡単でした。まずは、家の情報をネットに入れて(リモデルしたか、キッチンのカウンターの材質はなにか、など)写真を撮ってアップロード。すると、イニシャルオファーがすぐに出ました。ちなみに、二社ともRealtorの売値とほぼ同額で、色々なデーターベースが正しく作用されているんだな、と思いました。

すぐさま担当者がついて電話でバーチャルルームツアー(自分でやるのでYoutuberになりきりますw)をしてその録画が査定チームに送られます。その二日後に家の中と外をかんたんにInspectionする人がきて、その夜にはFinalオファーがきました。最初にオンラインで情報を入れてから5日目です。

それには最初のオファー額から手数料や修繕費などが引かれて、最終額が書かれていました。

Ibuyerの利点は従来の不動産会社を通して売却するときの厄介な問題点が解消されるところにあると思いました。

まず、クロージングは2週間後から二か月後までの間で自由に選べました。

そして、内覧アポもなければ修繕などもしなくてよいです(費用だけひかれる)

これは私にうってつけだと思い、多少利益が少なくてもこの利便さは魅力だと思っていましたところ、最終額が、Realtorが出してくれたもの(予想額でありそれより下がる場合もある)よりちょっと高かったので、迷わずIbuyerに決めました。

オンライン上のレビューで文句を言っている人の大半が安く査定されたことに対してだったので場所や時期もあるかと思いますが私はそこの問題がなかったので、迷わなかったです。

 

とはいえ、なんだかすべてオンラインで進んで心配な昭和のおばちゃんは、不動産業界の人に怪しくないよね?と聞きまわったりはしましたw

このオファーで行きます、とクリックするとどっさり契約書が送られてきてすべてオンライン上のEサインで終わり。

提携しているタイトル会社から連絡があり、クロージングに必要な書類の提出などを求められますのですべてそれもオンラインで送って、今はクロージングを待つだけです。

あと二週間あるので、それまで何も起こりませんように、とドキドキしているとところです。

 

しかし、本当にシンプルなプロセスでした。一番の大きな懸念点があっさりと片付いたので、そして自動的に帰国日も決定できたので、ほっとしました。

あとはそこから逆算してリストを片づけていくだけです。(といってもなかなか進んでない!焦り!)

 

このままいくと昔ながらのRealtorも淘汰されていくんだろうなあ、と思わされましたが、選択肢が広がってるのは良い時代だなあ~ってしみじみとと思いました。

 

家具はすべて古いしほしい人にあげることにしています。残ったものは廃棄処分の予定です。まずはカウチが引き取られがらーんとしています。みんなに、寂しい気持ちになるのでは?と心配されていますが、正直に言うと何の感傷にひたることもないですww鈍感なんだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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