アメリカ中年生活 本帰国の準備2 家を売る | アメリカの田舎にて

アメリカ中年生活 本帰国の準備2 家を売る

本帰国に向けての最優先案件、家の売却。貸したりその他選択肢はありましたが最終売却で進めました。

 

まず、家をどのように売るか、というところで、従来はrealtorと呼ばれる不動産業者に頼むことが多かったと思います。ただ近頃よく聞くIbuyerなるものも選択肢にいれてみようとリサーチしました。

結論から言うと私は大手Ibuyerにて売却を決めました。

 

まずは従来通りの不動産会社を通しての売却について話を聞くためRealtorと面談しました。

Realtorは周りの知り合いにもけっこういるのですが、性格はいいけど・・・って感じの人が多いため、評判の良い女性を紹介してもらいました。同年代のシャキシャキした人で家を見回った後、近隣のデータなど大量に用意してくれて説明してくれました。すごくわかりやすかったですし、いろんな角度からのデータは明確でそれをベースに説明されるので、売却提案額、予想利益額も納得できるものでした。営業として見習うべき、という感じの自信に満ちたカスタマーサービス精神で、この方法で売るなら彼女に頼もう、と思わされました。

流れとしては想像通り、修繕(私の家は古いので)などをして不動産ネットワークにて売りに出す、内覧などをしたのちオファー、売却です。

この従来の方法での売却で私が一番問題だな、と思ったことは、いつ売れるのか時期がはっきり確定できないところです。当然ですが。なので帰国日が決めにくい、です。

早めに売れた場合はどこかに移動すればいいのですが、売れなかった場合は最悪帰国後となってしまいます。もちろん国外からでも売却は可能ですが、その後のお金の処理もあるので、できたらいる間に片づけたいなと思いました。

また、修繕や内覧を、引っ越し準備をしながら、在宅で仕事をしながら、進めるということも、厄介な点だなと思いました。

 

続いてIbuyer。昭和代表のおばちゃんの私は、オンラインでの売買なども最近増えているとはいえ、家というでかいものをオンラインで・・・と、まだまだ懐疑的でした。最近詐欺とかの話ばかり聞くので、慎重にいこう、とレビューを見まくって大手二社からオファーをとることにしました。

Ibuyerは基本その会社がCashで購入するので、短期で売却したい人に向いているが、利益が低く出やすい、と言われています。

流れはめちゃくちゃシンプルで簡単でした。まずは、家の情報をネットに入れて(リモデルしたか、キッチンのカウンターの材質はなにか、など)写真を撮ってアップロード。すると、イニシャルオファーがすぐに出ました。ちなみに、二社ともRealtorの売値とほぼ同額で、色々なデーターベースが正しく作用されているんだな、と思いました。

すぐさま担当者がついて電話でバーチャルルームツアー(自分でやるのでYoutuberになりきりますw)をしてその録画が査定チームに送られます。その二日後に家の中と外をかんたんにInspectionする人がきて、その夜にはFinalオファーがきました。最初にオンラインで情報を入れてから5日目です。

それには最初のオファー額から手数料や修繕費などが引かれて、最終額が書かれていました。

Ibuyerの利点は従来の不動産会社を通して売却するときの厄介な問題点が解消されるところにあると思いました。

まず、クロージングは2週間後から二か月後までの間で自由に選べました。

そして、内覧アポもなければ修繕などもしなくてよいです(費用だけひかれる)

これは私にうってつけだと思い、多少利益が少なくてもこの利便さは魅力だと思っていましたところ、最終額が、Realtorが出してくれたもの(予想額でありそれより下がる場合もある)よりちょっと高かったので、迷わずIbuyerに決めました。

オンライン上のレビューで文句を言っている人の大半が安く査定されたことに対してだったので場所や時期もあるかと思いますが私はそこの問題がなかったので、迷わなかったです。

 

とはいえ、なんだかすべてオンラインで進んで心配な昭和のおばちゃんは、不動産業界の人に怪しくないよね?と聞きまわったりはしましたw

このオファーで行きます、とクリックするとどっさり契約書が送られてきてすべてオンライン上のEサインで終わり。

提携しているタイトル会社から連絡があり、クロージングに必要な書類の提出などを求められますのですべてそれもオンラインで送って、今はクロージングを待つだけです。

あと二週間あるので、それまで何も起こりませんように、とドキドキしているとところです。

 

しかし、本当にシンプルなプロセスでした。一番の大きな懸念点があっさりと片付いたので、そして自動的に帰国日も決定できたので、ほっとしました。

あとはそこから逆算してリストを片づけていくだけです。(といってもなかなか進んでない!焦り!)

 

このままいくと昔ながらのRealtorも淘汰されていくんだろうなあ、と思わされましたが、選択肢が広がってるのは良い時代だなあ~ってしみじみとと思いました。

 

家具はすべて古いしほしい人にあげることにしています。残ったものは廃棄処分の予定です。まずはカウチが引き取られがらーんとしています。みんなに、寂しい気持ちになるのでは?と心配されていますが、正直に言うと何の感傷にひたることもないですww鈍感なんだと思います。