4.魑魅魍魎

マダラVS天魅・・・二人の意見が食い違ったため戦となったのだ。

「この俺に勝てるとでも?無理な話だ」

マダラは余裕の表情だった。だが天魅は真顔だった。

「闇遁・毒煙霧!!!」天魅はいきなりだった。

マダラはすぐに毒だと気付き後ろにさっがた。

[戦争の準備で忙しいというのに・・・天魅め知っててか?]

「天魅、俺はこの外道魔像に七つの尾獣を封印している」

「!?」 「分かるな?」

マダラはギロッとにらみ天魅を脅かした。

「その尾獣も俺が頂く!あの人達のために!」

「あの人たち?」マダラは問いかけた。

「そう、闇隠れの長『魑魅』と『魍魎』だ」

「何!?」マダラは驚きを隠せなかった。

マダラは知っていたようだ。魑魅と魍魎は十尾復活の鍵を握っているからだ。

「天魅、お前は殺さん、奴らの居場所を教えろ」

「嫌だね、君みたいな腐った奴に」

[闇遁・心臓釘の術] 天魅はマダラの背後に瞬間移動し、マダラの心臓を貫いたのだ。

「やっと死んだな」天魅は安心した。が、

「そうかな?」マダラは生きているのだ。

「バカな!イザナギだと!?」彼はイザナギを一度使ったはずだった。

「手に写輪眼を仕込んでおいて良かった・・・」手袋を脱ぎ眼を閉じた写輪眼をみせた。

「チッ!」天魅は心臓を刺され死んだ。

~砂隠れの里~

門番を任されていた忍は倒れている。

「けっ!不味い血を浴びせられたぜ!なぁ魑魅」

「もっと不味い、クソバカ魍魎」

そう、彼らは魑魅と魍魎だったのだ。

「さて、代用品を奪うか!!!」

二人は飛び上がって里に侵入した。
3.突然の刺客

焔地はイタチを吐き出したのだ。

「うちは・・・イタチ!?」ナルトは愕然した。

「僕の能力は相手の記憶に潜り込み脳にあった人物を吐き出す」

イタチは黙っていた。

「なんとか言えってばよ」

「うずまきナルト・・・・お前は本当にサスケを助け出せるのか?」

「!?」ナルトはあの時の言葉と一緒だと気付いた。

ナルトはイタチの真実をマダラから聞いていた。だが言わなかった。

「俺は諦めねぇド根性という師匠譲りの忍道がある!だから俺は絶対に助け出してやる!」

イタチはフッと笑った。「そうか・・・」

「ナルト、お前にとってサスケは何だ?」

ナルトは少し間をとった。

「あのとき弟のように思っているって言っただろ、あんたなら分かるはずだ」

「お前と話すと何故か自然に入り込める・・・また会う時があればそのときはそのときだ」

イタチはカラスを飛ばして姿を消した。だがナルトにはイタチの言いたかった事がすぐに分かった。

[必ず・・・・救い出せ]

ナルトは焔地をギロッとにらみ術を当てた。

「仙法・大玉螺旋丸!!」焔地は意識を失った。

ぼ・・僕の磧硾礦の術が破れただと!?ありえ・・・ない

焔地は眼を閉じた。

「フッ、中々やるじゃないか、うずまきナルト」

ビーは大声で叫んだ。

「尾獣玉~~~~!ウィィィィィィィィィィィ!」

闇隠れが煙だらけになった。だが天魅はいない。

「どこだってばよ」

「俺様ヤツの話を聞いた♪びっくり仰天人物の名前が出た♪うちはマダラと組むって♪YO!」

ナルトは心の中で言った。「ラップになってねぇってばよ」

ナルトはビーに問いかけた。

「うちは・・・マダラって!?」

~暁アジト~

「フッ、懐かしい面を見てしまったようだ・・天魅」

「まさかマダラがあの輪廻眼を持っていたとは」

天魅は驚きを隠せなかった。

「これはもともと俺のだ。それより何の用だ」

「いやね・・・少し君と手を組みたくなった」

マダラは少し疑った[カブトのグルか?それとも]

「君の月の眼計画も成就させようと思っている」「!?」

マダラは驚いた。

「貴様何故それを知っている!?」

「俺たち闇隠れの情報網をナメない方がいい、君はカブトと手を組んだ・・・いや組まされたと言った方がいいな。きみはあの穢土転生でね。そうーーーー」

「いいだろう、手を組んでやる」

マダラは話を挟んだ。そして天魅はニヤリと笑い目的を言った。

「俺たちは尾獣をとり二つの人柱力となるのだ」

「意見が食い違ったな、俺はその尾獣をつかって十尾復活が目的だ」

マダラは安心した。これで奴を殺せる動機ができたのだから。

「ならば手組は決裂だ・・・貴様を殺す」

天魅はマダラに術を繰り出した。










以上です。次回お楽しみに!
2.血の眼「写輪眼」

雨は木ノ葉の里を激しく威嚇しているような音をたて降っている。

今までの通りコテツとイズモは門番であった。

「おい、誰だあれは」

最初に発見したのはコテツだった。

「は?」 「おい!誰だ!こんな雨に!」

彼は無言である。

「おい!イズモ!よく見ろ、写輪眼だ!」

「カカシさんじゃねぇのか?」

「違う!両目だ!この感じ・・・まさか」

彼はニヤリと笑い二人を襲撃した。

「そのまさかだ・・・俺は・・・うちはサスケだ!」

うちはサスケというのだ。彼は抜け忍でもあり、ダンゾウを殺害した国際的犯罪者。

彼は何故ここにいるのだ。

「さて・・・潰すか・・」

「天照!!!!!!!」

黒い炎が屋台を包み込んだ。そしてサスケは独り言をつぶやいた。

「皆笑ってやがる・・・軽蔑と嘲笑に聞こえる・・・」

だが黒い炎は瞬時に消えたのだ。

「な・・・に!?天照が・・消えた!?おかしい・・・」

イズモは気付いたのだ。彼はサスケでもうちは一族でもないことを。

ボフン!!!煙が発生した。そこに姿を現したのはーーーー

「やはり長持ちはしないか・・・闇変化の術はまだまだだな」

闇隠れの忍、天魅ではない。もう少し子供で下忍であろう。

「甘いんだよ・・・何もかも・・なぁ九尾」

彼は姿を消した。

~闇隠れの里~

「放せってばよ!!!」「くっそーーこうするならこっちだって・・」

ナルトはひょうたんのなかで仙人モードに入ったのだ。

「行くぞ!仙法・螺旋連丸!」ドカーーーーーーン!

轟音が響き天魅は駆け付けた。

「おっとここで足止め♪俺様ここで攻撃♪ウィィィィィィィ」

ビーはとっくに抜け出していた。そして八尾になったのだ。

「ナルト、尾獣玉を使う。下がっていろ」

「尾獣玉?」

「そのうち分かる。行くぜ!」

そのとき彼は来たのだ。

「待っていたよ、焔地・・さぁやれ」

木の葉の人物は焔地というのだ。

「分かったよ、闇遁・磧硾礦(せきついこう)」

焔地は口から人を出した。

「!?うちは・・・・イタチ?」

ナルトは愕然とした。










以上です。次回も楽しみに!
1.二影会談

昨日の夜・・・ナルトとビーは闇隠れの里の忍「天魅」によって襲撃された。

この事について雷影と火影は雲隠れで会談を開くことになった。

「ビーとナルトがやられた・・・こんな事が有り得るか!!?火影よ!!」

綱手は暗い顔で話した。

「闇隠れは雲隠れの隣にある所だが奴らは一度里から姿を消したはず・・・」

「何故今になって動きだしたのだ・・・何故尾獣を狙う・・・」

綱手の付き添いシカクが雷影に問いかけた。

「あの島は一人で行けないはずです。もし行けたとなると、その犯人は闇隠れだと嘘をついて誘拐したのかも知れません。犯人は雲隠れの忍ということは?」

「それは有り得ん。ワシらは忍一斉会議をしていた。大戦を控えているのでな。」

「それは事実です。」

雷影の付き添いが言った。

そして十分がたった頃扉を勢いよく開ける雲隠れの忍が現れた。

「犯人の名前が分かりました!!」

雷影は立ち上がった。「何!?一体どこの忍だ!」

「名前は『天魅』闇隠れの上忍です!!」

「天魅だとぉぉぉぉぉぉ!?」雷影は怒鳴った。

「天魅は死んでいるはず・・・かつてのマダラと友好を交わし、金銀兄弟の上司だったという・・重大たる犯人だ!!」

綱手は冷や汗を流し震えていた。

「天魅・・・・脱獄不可能と言われた鬼灯城をいとも簡単にすり抜け、無為の天牢を自力で解いたとされる伝説の忍だ」

「どうりでナルトもやられるはずだ」

雲隠れの忍はもう一つ補足があったようだ。

「闇隠れから伝書が届き、こんな事が書いてありました」

[我ら闇隠れは第4次忍界大戦と共に復活を果たし暁と手を組む。そして尾獣を使い世界を操る。ついでにマダラの’月の眼計画’も成就させるつもりだ]

雷影は唇を噛み締め机をたたいた。

一方ーーーーーーー木ノ葉の里・・・雨が降っていた。その暗さに二つの瞳が光っていた。

その眼は・・・・写輪眼であったのだ。













以上で2話目終わりです。
自作小説
NARUTO-疾風伝-金色の疾風

0.始まりの夜

夜は更けていた。ナルトは九尾をコントロールに成功しビーと休憩に入っていた。

「いやぁ~疲れたってばよ」ナルトはドサッと座った。

「YO!ナルト真実の滝を出てから休憩に入ろうぜOK?」

「分かったってばよ~~~~」ナルトはビーの話を聞いたが寝てしまった。

「何寝てんだバカヤロウコノヤロウ♪」そういってビーはナルトを担ぎ真実の滝をでた。

「・・・キラービーだ。ナルトもいる」満月の夜に怪しい忍がビーを観察している。

「ククク、人柱力は俺のものだ。マダラに捕られてたまるか」どうやら敵は暁を知っているようだ。

ナルトは忍の気配を感じ、目を覚ましたその時・・・・・・

忍はナルトに刀を向けた。「静かにしていろ九尾の人柱力」

「誰だ!?」とナルトは九尾の力を出した。「俺は闇隠れの里の『天魅』(てんみ)だ」

「ワケあって貴様らを誘拐し忍五大国を破壊する」

「そんなことさせるか!!」ナルトは殴りかかるが天魅は術を繰り出した。

「闇遁(あんとん)鬼螺鴉(キラー)!!」天魅が螺旋丸のようなものをだした。

「螺旋丸!?」ナルトは驚き危機を感じた。「タコのおっさん!やるってばよ!」

だがビーはいない。「え!?」

「ククク残念、九尾よ。八尾はここだ!!」ひょうたんを出した。

「YO!ナルト!おまえは逃げろ!俺様は大丈夫!」ナルトは助け出そうとする。

「さようなら。うずまきナルト。」「!!」

ズドーーーーーーーーーン!!天魅の技にやられた。

「・・・・許すがよい長門よ」「お前の平和の架橋は終わった」

そういって天魅は去った。

夜明け、雷影・エーと火影・綱手は動きだす。











っていうことで1話目は終わり。これからも作っていくのでお楽しみに!!