3.突然の刺客

焔地はイタチを吐き出したのだ。

「うちは・・・イタチ!?」ナルトは愕然した。

「僕の能力は相手の記憶に潜り込み脳にあった人物を吐き出す」

イタチは黙っていた。

「なんとか言えってばよ」

「うずまきナルト・・・・お前は本当にサスケを助け出せるのか?」

「!?」ナルトはあの時の言葉と一緒だと気付いた。

ナルトはイタチの真実をマダラから聞いていた。だが言わなかった。

「俺は諦めねぇド根性という師匠譲りの忍道がある!だから俺は絶対に助け出してやる!」

イタチはフッと笑った。「そうか・・・」

「ナルト、お前にとってサスケは何だ?」

ナルトは少し間をとった。

「あのとき弟のように思っているって言っただろ、あんたなら分かるはずだ」

「お前と話すと何故か自然に入り込める・・・また会う時があればそのときはそのときだ」

イタチはカラスを飛ばして姿を消した。だがナルトにはイタチの言いたかった事がすぐに分かった。

[必ず・・・・救い出せ]

ナルトは焔地をギロッとにらみ術を当てた。

「仙法・大玉螺旋丸!!」焔地は意識を失った。

ぼ・・僕の磧硾礦の術が破れただと!?ありえ・・・ない

焔地は眼を閉じた。

「フッ、中々やるじゃないか、うずまきナルト」

ビーは大声で叫んだ。

「尾獣玉~~~~!ウィィィィィィィィィィィ!」

闇隠れが煙だらけになった。だが天魅はいない。

「どこだってばよ」

「俺様ヤツの話を聞いた♪びっくり仰天人物の名前が出た♪うちはマダラと組むって♪YO!」

ナルトは心の中で言った。「ラップになってねぇってばよ」

ナルトはビーに問いかけた。

「うちは・・・マダラって!?」

~暁アジト~

「フッ、懐かしい面を見てしまったようだ・・天魅」

「まさかマダラがあの輪廻眼を持っていたとは」

天魅は驚きを隠せなかった。

「これはもともと俺のだ。それより何の用だ」

「いやね・・・少し君と手を組みたくなった」

マダラは少し疑った[カブトのグルか?それとも]

「君の月の眼計画も成就させようと思っている」「!?」

マダラは驚いた。

「貴様何故それを知っている!?」

「俺たち闇隠れの情報網をナメない方がいい、君はカブトと手を組んだ・・・いや組まされたと言った方がいいな。きみはあの穢土転生でね。そうーーーー」

「いいだろう、手を組んでやる」

マダラは話を挟んだ。そして天魅はニヤリと笑い目的を言った。

「俺たちは尾獣をとり二つの人柱力となるのだ」

「意見が食い違ったな、俺はその尾獣をつかって十尾復活が目的だ」

マダラは安心した。これで奴を殺せる動機ができたのだから。

「ならば手組は決裂だ・・・貴様を殺す」

天魅はマダラに術を繰り出した。










以上です。次回お楽しみに!