ナルズ工場長の出来事 -8ページ目

ナルズ工場長の出来事

ナルズ・メカニックマイスターの営業・出来事のブログ

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

いつの間にか9月になったと

思ったら、もう9月も半ば過ぎ。

 

どんだけ時間過ぎるの早いんだよw

世間ではシルバーウィーク?みたいなのが

来るらしいっすね。

連休は無縁なオイラですが連休というか

祝日が多くなると部品屋も休みになるんで

何かと不便なんです。

見積りや在庫確認、部品の問い合わせも

出来ないんですわ。

 

祝日なんでこればっかりはしゃーないですね。

その分お客様の納期が遅くなるのは

心苦しいですが。

 

なんか祝日でもやってる部品屋が少し

あってもいいんじゃないかと思うオイラです(´・ω・`)

 

ネットで頼めばいいじゃない?と思うけど

やっぱ直で色々確認したい事ってあるのよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はC35ローレルの

エンジンメンテです。

 

 

 

【△注意△】

今回は長編になるので数回に分けて

上げると思います。

けっこうなセンセーショナルな出来事も発生し

レアケース?な事も発見された今回の作業です。

その分、内容が長くなってしました。

ご了承くださいm(_ _"m)

 

 

 

 

 

 

 

依頼は距離が10万キロ近くなったんで

タイミングベルトとウォーターポンプの交換依頼でした。

距離的には10万キロですが年式的には

けっこう経ってる(23年前)ので

各部の不安なところも交換やメンテナンスしてくれと

言う事です。

 

あとたまにエンジンが調子悪くなるそうです。

アイドリングがふらついたり吹け上がり方がスムーズでは

ないらしいですね。

おそらくRB特有のコイルかプラグかと思います。

 

 

 

 

とりあえずメイン作業のタイミングベルトと

ウォーターポンプ交換を進めていきます。

 

 

 

RBエンジン

 

 

みんな大好きRBエンジンでございます( *´艸`)

 

C35ローレルと言ったらRB25ターボを連想すると

思いますがC35ローレルは意外とバリエーションに富んでおり

エンジンもRB25ターボ・RB25NA・RB20とけっこう色々

あるんです。

 

今回の車両のエンジンはRB25のNAエンジン。

ツインカムの2,500リッターエンジンです。

画像を見ての通りRB25でもネオ6エンジンになります。

 

このあたりからエンジンの上に大きいカバーを

つけてく様になりましたね。

外車のパクリですw

メルデ〇スの真似でしょうね( *´艸`)

 

余談ですがこのネオ6のエンジンカバー、

賛否両論ですね。

カバーあるとカッコいい!とか汚れがエンジン本体に

つきにくいからあった方がいい!と言う方も

いらっしゃれば

カバーあるとダセーとか、あると熱こもるから外してる方も

いらっしゃいますね。

 

個人的には街乗りメインならカバーあり

走る車ならメンテの問題からカバー無しかな?

 

 

 

おや?

 

カバー外してみたらカムカバーからオイル漏れ発見。

やっぱカバーあると見にくいよね。

 

これも一度も交換歴もないしオーナー報告したら

交換しれくれと言う事なんで後で交換します。

 

タイミングベルトをやるのに邪魔にはならんのですが

どうせカムカバーを外すならその上についている

インテーク類を先に外しちゃいます。

 

ターボと違ってNAの方が楽なんでしょ?って

思うでしょ?

ターボだとプラグカバーの上にインテークパイプが

1本通ってますからね。

NAだと無いんでしょ?って思いますよね?

 

 

 

 


インテーク&スロットル

 

 

とんでもございません。NAの方が大変だったりします。

 

ターボだとインテークパイプ外すだけなんですが

NAだとインテークとスロットルボディ、ホース類もろもろ

外します。

これ外さないとNAエンジンはプラグ交換できないって

すんぽーでんがなw

 





 

インテーク&スロットルを外しプラグカバーを外したところです。

 

やっとエンジン本体が見えました。

スッキリ感でましたねw

 

※途中画像はありませんがラジエターやファンベルト系は

既に取り外してあります。

 

 

 

 

おやおや??

 

 

ベルト取り外し中に発見。

エンジン下から見た感じの画像。

 

オイル漏れがけっこう激しいですね…

 

タイミングカバーからオイルが出ている様です。

(上のカバーから)

 

それだけかと思ってたらパワステオイルも盛大に

漏ってりゅ(´;ω;`)

 

パワステポンプ本体からパワステオイル漏れが

あります。

しかもプーリーを手で回すとゴリゴリ感も

僅かながらありました。

 

これも後々パワステポンプ交換っすね。

 

バラしていくと色々見えてきますね。

 

 

 

 

 

 

 

タイミングベルトカバーを外したところです

 

 

ウォーターポンプの漏れはありませんでしたが

手で回すとキュッキュッ!!と鳴ります。

 

ウォーターポンプは交換予定でしたが

これももう寿命でした。

 

 

 

 

タイミングベルト①

 

 

よく見るとタイミングベルトの表面がヒビだらけ。

これはヤバかったかも。

 

 

 

タイミングベルト②

 

 

ベルトを外して曲げてみたところ。

ヤバいのがわかると思います。

干ばつした地面みたいにヒビ割れしてます。

 

タイミングベルトも所詮はゴムです。

いくら走行距離が短いといっても年数的に

経っていれば交換をおすすめします。

経年劣化でタイミングベルトもダメになります。

 

走行距離が全然無くてもタイミングベルトは

10~15年以上経ってると交換しましょう。

 

特にRBエンジンはタイミングベルトが切れると

バルブクラッシュします。

簡単に言うとバルブとピストン頭がぶつかり破損します。

軽症でもバルブ交換、最悪エンジンブローです。

早目のタイミングベルト交換をおすすめします。

 

 

 

 

タイミングベルトとウォーターポンプを取り外した

ところ。

一応オイル漏れがあるエンジンなんで漏れた

オイルが水路に入らない様に養生します。

 

画像ではわかりづらいですがカムプーリーの

裏プレート(黒いプレート)に

オイル漏れの跡がありました。

おそらくカムシールからの漏れがあると思います。

 

なんでカムプーリーを外していきます。

 

カムプーリーも画像見てわかる通りインテークの

カムプーリーが可変バルタイのプーリーと

なっております。

トヨタのVVTIプーリーみたいなやつです。

 

 

 

ってところで先にカムカバーを外します。

どうせパッキン交換するので外しちゃいます。

 

オイル管理をしっかりとやってるオーナー様なので

カムとかもキレイでした(*^^)v

 

 

ちなみに外したカムカバーの内側

 

 

まだ清掃も何もしていない外したばかりのカバーです。

めっちゃキレイですね。

オイル交換は3,000km毎だそうです。

 

 

流石というか

この状態のエンジンは素晴らしい( *´艸`)

 

 

 

 

カムプーリー インテーク側

 

 

プーリーの頭を外すとプーリー固定ボルトが

あります。

オイルが出てくるので注意です。少しだけだけどね。

 

 

 

プーリー取り外し

 

 

先にカムカバー開けたのは

プーリー外すのにカムをモンキーで固定したかったからです。

もちろん圧縮上死点出してあります。

 

 

 

カムプーリー エキゾースト側

 

 

エキゾースト側プーリーの頭に4本のボルトがあります。

これを外せばエキゾースト側プーリーは外れます。

 

 

 

 

プーリーを外し裏のプレートも外したところです。

 

ここまでバラさないとカムシール交換が

できません。

ぶっちゃけここまでバラさないと僅かなカムシールからの

オイル漏れは発見できません。

けっこう漏れてるのは外さないでもわかるんだけどね…

 

 

 

 

漏れ跡

 

 

カムシールから漏れてるのがわかると思います。

 

エキゾースト側だけ漏れてるのかと思ったら

インテーク側もけっこう漏れてました。

 

まぁこういうのは両方とも同時交換ですけどね。

 

もちろんシール交換していきます。

 

 

 

 

 

ってあたりで

長くなっちゃんだんで今回はここまで。

 

 

次回からはシール交換し

色々部品交換していきます。

 

お楽しみに♪

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

最近ちょいと忙しく

休み無しで頑張り過ぎたのか

体調が思わしくありません。

 

熱が出たとか風邪引いたとかではなく

何か体がだるい。

 

身体からの何かしらのサインだと

いけないので少し早めに仕事上がったり

してますがイマイチよくならんです。

 

やっぱ休みに休まないとツケが

回ってくるんだな~と

しみじみ思うオイラです(´・ω・`)

 

でもね!

泣き言はごめんだぜ!!

気合で何とかしますw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はS14シルビアの

メーター修理作業です。

 

 

 

 

事の始まりは車検でシルビアを

預かった時の事。

スピードメーターの動きが変なんです。

 

全く動かないとかではなく

スピード上がってくるとメーターの針が

ピクンピクンと動いたり、なんか引っかかってる様に

ギクシャク動きます。

 

 

S14に限らずシルビア系のスピードメーターの

故障は余り無いような気がします(オイラ調べ)

 

走行距離も画像の通り約175,000kmです。

最近ではシルビアもネオクラで古くなってしまい

この位の走行距離も普通です。

20万キロオーバー車もたくさんいます。

でもスピードメータートラブルってあんまり無いように

思います。

 

レアケースなのかわかりませんが、おそらくメーター自体の

故障が原因かと思います。

 

もっと稀にミッション側の(S14はミッションからスピード拾ってます)

車速センサーがダメになったというパターンも

考えられますが、今までの経験上車速センサーがダメになると

ほとんどメーターは動かなくなり、動いてもたまに少し動くと

いったケースが多いですね。

 

一応車速センサー単体とセンサーまでいってる

ハーネス断線などを調べました。

 

結果は良好。

 

って事でスピードメーターを交換していきます。

 

 

【う・ん・ち・く】

この画像を見た方、ホワイトメーターなんで

これは後期の14だね!って思った方はまだまだです。

これ前期の14です。

前期メーターは通常は黒です。

でも前期のエアロSEとか平成7年車位になると

前期でホワイトメーターがあります。

よく見てください。前期メーターなんで

ちゃんと楕円メーターでしょ?

 

 

 

 

 

 

車体からスピードメーターを摘出していきます。

 

じゃあ修理はメーターをバラして交換するだけじゃんと

思いますよね?

 

これ知ってる?

 

 

これはメーカーオプションのスピードがフロントガラスに

投影できるのです。

薄くデジタル表示で緑っぽいスピードが

フロントガラスに表示されます。

 

個人的体感ではS13でもこのオプションがあり

よく装着されているのを見ました。

Q’sのATだと大概これ付いてるイメージw

 

S14ではなかなか装着している車両も見ません。

結構S14ではレアなのかも。

 

 

これも現在スピードメーターが故障しているせいなのか

表示されません。

残念(+o+)

 

これがついていたので

部品出るかな??と不安でした。

 

 

調べた結果、スピードメーター自体が違うのではなく

純正スピードメーターに追加部品でオプションが

装着されてるって形なのかな?と想像していましたが

答えは半分正解。

 

オプションをつける用のスピードメーターと

通常のスピードメーターがあるんです。

 

んで

オプションをつける用のスピードメーターはオプションを

付けなくてもそのままでもスピードメーターは

動くらしい。

 

まぁこれも予想通りというか

部品は製造廃止(´;ω;`)

 

なんで今は

通常のスピードメーター一択となる訳です。

 

 

 

 

 

オプションも調べましたが予想通りこれは

とっくに製造廃止部品(´;ω;`)

 

 

オプション部品は

すぐ無くなりますね・・・

 

 

オプションの再販なんで絶対しないだろうし。

良くてメジャーな旧車のヘリテージくらいか。

 

シルビアの、ましてや14の、ましてや前期の

部品なんで無理でしょうねw

 

 

最近再販したニスモのメーター(シルビアだと

15しかないけどね)がちょっと気になるオイラ。

値段パないけども(+o+)

 

 

 

 

 

 

 

通常のスピードメーター本体は部品が出るので

交換していきます。

オプションが使えなくなるのは残念ですね…

 

 

S14のメーター取り外しは結構簡単な部類かと思います。

 

ラフィックスなどのステアリングが外れる機構がついてると

めっちゃ楽です♪

 

でもステアリングコラムを外せばステアリングあっても

メーターは取り外せます。

 

画像はコラム外してメーターフードを外したところ。

 

 

 

 

 

 

 

メーター裏

 

 

外して裏返した感じ。

 

なんか真ん中にごっついのがあります。

これがオプションの部品ですね。

 

ハーネスと取り付けボルトを外せば

このオプション部品単体で取り外せます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オプション部品を外したところ。

 

普通のシルビアのメーター裏って感じっすね。

 

S14シルビアは真ん中がスピードメーターなので

中央の白い丸っこいのがある周りのボルト4本を

外せばスピードメーター単体が摘出できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

比較

 

 

摘出したメーターと新品の比較。

針の赤さが違いますね。

新品の方がバックのホワイトが若干クリーム色っぽく

見えますね。

使ってるうちに白くなってくる?

 

 

 

 

 

 

 

照明球

 

折角メーターをバラすのだから照明をLEDにして

欲しいとの事なので交換していきます。

 

今や専用?なのかな?

メーター照明用LEDとかありますよね?

まぁ専用じゃなくても型が合えばつくんですけどね。

 

照明の光り方とか色とかもあるので好みになりますが

メーター球をLEDにしたS14のほとんどがすぐ切れたり

接触不良で切れたり点いたり繰り返します。

 

んでよっぽどのちゃんとした光り方をするLEDを

選ばないと夜間まともにメーター見えません。

 

個人的にはLEDも青とか見ずらいですね。

白系がいいのですが白だとムラが気になる。

結果最近はLEDから普通の球に戻す方が急増して

います。

 

 

 

 

 

 

 



組込み完了

 

 

ついでにクリアカバーの内側もキレイに清掃しました。

 

ほぼほぼ新車距離のメーターですw

 

 

 

 

完成('◇')ゞ

 

 

試乗してスピードメーターの動きやODOメーターの

上がりなどをチェック。

 

問題なく動きましたのでこれにて作業終了となります。

 

やはり故障原因はメーター本体でしたね。

 

オプション部品が使えなくなっちゃったのは

残念だけどスピードメーター動かんと車検通らないからね。

 

 

今回は車検と同時作業でしたので

車検時の記録簿に旧メーター距離と新メーター距離を

記入、メーター交換歴を記載しています。

車検時以外のスピードメーター交換時は

他の分解整備記録簿に記載しております。

 

それがないと走行距離不明車になっちゃうからね。

 

メーター交換しただけで訳わからんメーター巻いた車に

思われても嫌ですからね。

そこら辺はきちんと処理しておかないと後々大変な

事になってもしょうがないですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

あっという間にもう9月。

 

例によって何にもしないうちに

今年の夏もいってしまいました…

 

今年こそは今年こそはといって

もう何年経っていることやら。

 

S15シルビアも今年こそはといって

もう何年手付かずなのか…

 

でもね今年こそは色々やってやろうかと

思っているオイラです(´・ω・`)

 

信用ならないですが

今年はもうすぐ20周年なんで

やってやりますわ。

 

 

 

 

 

 

今回はジョーカー90の

修理とメンテナンス作業です。

 

 

 

バイクに詳しくない方はジョーカーとは何ぞや?と

なりますよね。

簡単に言うとスクーターです。50ccと90ccのモデルがあり

これは90ccになります。

 

ちょっと古いホンダの2ストバイクです。

オイラ的にはまだそんなに古くないと思ってましたが

調べてみたら25年前のバイクなのね(;´・ω・)

 

余談ですがオイラも若い時にバイク乗ってた頃は

原付はほとんど2ストでした。

今はほとんどというか全部4ストになってしまいましたね。

 

なんで良き2スト時代を知ってる方は

やっぱり2ストの瞬発力を望むんです。

 

ジョーカーは2ストのなかでは

そんなに速くはないですが2ストの面白さは

十分に楽しめます。

 

だから今回も古いけど直して乗ろうって感じですね。

 

 

【△注意△】

御存知の通り当店は自動車屋なのでバイクは専門では

ありません。

プライベートで単車や原付をかなりやった事があるので

その知識です。なので正確性はわかりません。

今回は常連さんのバイクで時間あるときでいいから

見てくれといったケースでの入庫です。

 

 

 

 

 

 

んで

作業内容は

エンジンはかかるけど不調。

アイドリング不安定、加速不良、息継ぎするって

言った感じです。

その他は

オイル漏れ、ヘッドライト点かない、ブレーキ効かない

と言った内容になります。

 

ちなみに新車から乗ってる方で

買ってからノーメンテでございますw

 

 

 

 

 

まぁ何処から手をつけてもいいんですが

まずヘッドライトを見ていきましょう。

 

 

普通は単純に球切れと思いますよね。

それがジョーカーの場合、違うパターンもあるんです。

ジョーカーだけっていうかこの時代のホンダ原付に

よくある症状があるんです。

詳しくは後ほど説明します。

 

とりまヘッドライトの球を確認するのにライトを外していきます。

 

画像の矢印のところにネジ(ボルトナット)があり

それを緩めると周りのメッキのリングが外れて

レンズが外せます。

またここのネジが小さく(3mm)プラス頭なので

なめる事必須!なので慎重に外します。

 

 

 

 

こんな感じに外れます。

リングの上に引っかかりがあり装着時は

そこを基準に組む感じですね。

 

 

 

 

んでライトレンズの後ろにカプラーで球が刺さっております。

カプラーを捻れば外せます。

 

ちなみに画像ではライトスイッチONにしてます。

ライトは点きません。

 

 

 

ヘッドライト球ソケット

 

 

球を外したところです。

これが先ほど言ったジョーカーというかホンダ原付あるある

です。

よーく見て見ると端子が2つあるうちの上の端子が

黒くなっているのわかります?

 


 

これです。

 

見てわかる通りソケット自体はサビてもなく

変な変形もなく見た目は正常ですね。

 

ライトが点かなくなったのは

おそらくこの端子が原因です(`・ω・´)

 

 

なぜこうなるのは不明ですが

 

※おそらく電圧の不安定が原因じゃないかな~?と思います。

バイクも振動の多い乗り物ですし、そういった要因もありそうです。

 

端子のここがショートみたいになり

端子の部分が無くなる。もしくは炭素化してしまう事が

この手の原付に多い故障原因です。

 

 

 

球側

 

 

ね?球側も端子がえぐれてるでしょ?

 

酷い物になると端子自体がいなくなってる事もあります。

 

見た感じは今回は軽症でしょう。

 

本来であれば球交換とソケット交換になるのですが

今回は予算もあるし軽症なので

端子を磨いて様子を見ます。

 

 

端子を磨いたところ。

何とかいけそうですね。

 

 

 

 

球側の端子も磨いてみて装着したら点灯しました(*^^)v

 

やはり原因は端子でした。

 

 

 

純正の球だとマジで暗くて見えん!ちょっとでも明るくしたい!

と言うオーナー様の要望がありましたので

球はちょっと明るい物に交換。

 

 

 

ライト完成

 

 

球自体が青いので

ライト装着すると薄っすらライトが青みがかります。

 

オイラ個人的にはジョーカーみたいなレトロチックなバイクだと

ちょいとこれは似合わないと思います…(´;ω;`)

が、オーナー様も暗いよりはマシって事でこれにしました。

 

確かに前より大分明るくなりました('◇')ゞ

 

 

 

お次はオイル漏れの修理。

 

まず何処からの漏れがあるのか探求していきます。

 

画像には撮り忘れましたがオイル漏れは

ちょうと真ん中あたり、ちょうどエンジン周辺にありました。

 

それ以外にも

エアクリBOXからのオイル漏れ(滲み?)と

 


 

キャブ周辺のオイル滲みが気になるという事。

 

とりま正確な漏れ箇所が判明できなので

リアカウルを外していきます。

 

 

 

 

 

カウルは意外と簡単に外せます。

 

まずシートを外しインナーカウルを外し

リアカウルをそっくり外します。

リアのメッキバンパーやテールランプはそのままで大丈夫です。

 

インナーカウル外したところ

 

インナー外しただけでもけっこうメンテナンス性は

上がります。

でもキャブあたりを触るならリアカウル邪魔になります。

 

 

 

 

リアカウルを外すとこんな感じに丸見えです。

 

まず主なオイル漏れの原因を探っていきます。

 

 

 

よーく見て見ると漏れたオイルはどおやら2ストオイルの

ようです。

漏れた跡を辿っていくとオイルタンクの上にある

センサーから漏れているようです。

 

 

センサーちょっと抜いてみました。

 

 

この様にセンサーはただ刺さっているだけです。

刺さっている部分はゴム製でいくつかの段差があり

これでオイルを止めている造りですね。

なんで2ストオイルを満タンにしなくて

少な目にしておけば漏らないかも知れません。

このオーナー様は少しでもオイルが減ったら

すぐに補充して常にオイル満タンで走る方ですので

しっかりと漏れをなおします。

 

まぁゴムなんで経年劣化で痩せたか逆にブヨブヨになって

張りが無くなったかでしょう。

 

 

 

センサーの刺さるところにOリングをつけてみたり

しました。

色々のサイズを試してみましたが結果ダメ!(+o+)

上手く装着できないし緩いと装着時にOリングが

外れて(めくれて?)しまいます。

Oリング作戦は失敗に終わりました(´;ω;`)

 

 

 

(*^^)v

 

結果シールテープを巻き汎用ホースバンドで漏れは

完全に止まりました。

タンクはプラなんでバンド締めすぎ注意ですね。

 

 

あとはエアクリBOXのオイル漏れ。

 

これは正直漏れではありません。

デフォでオイル滲みできます。

 

エアクリBOX内にあるエレメント(スポンジみたいなやつ)が

湿式なんで、それのオイルが滲んでくるんです。

これは全ての原付にも言える事なんですが

BOX外にオイルが滲んできたらエレメント交換するか

BOXを清掃しましょう。

しばらくエレメントを見ていないなら一度BOXを開けて

確認しましょう。

 

 

 

 

開けてみたら予想通りエアーエレメントがボロボロでした。

 

古いバイクでエレメント未交換は絶対こんなんなっちゃいます。

 

 

手で触るとボロボロ崩れてしまいます。

なんだろ?この独特の感触。

なんかのお菓子みたいだな。

 

もちろんこうなってしまったら即交換です。

 

 

 

 

BOX内がこんな状態なんでボロボロになったエレメントの

残骸はキャブが吸い込んでしまっている事でしょう。

 

キャブ周辺のオイル滲みもこのエレメントを吸い込んで

細いエアー通路が詰まったりしてオイルや燃料の

吹き返しが起こりキャブ周辺がオイル滲みみたいな感じに

なるケースも多いです。

あとパッキン類も所詮ゴムですので僅かな燃料漏れなどで

埃が付着しオイル滲みみたいにも見えますね。

 

 

キャブ入り口

 

 

けっこうゴミやらエレメント残骸を吸い込んでる感じですね。

めっちゃ汚いです。

 

本来ならキャブオーバーホールです。

 

しかし今回はいかんせん予算がありません。

ワンチャンキャブクリーナーでこのまま清掃して

復帰するか試してみます。

(本当ならオーバーホールした方がいいですよ)

 

 

 

費用が発生しないレベルでバラしてキャブクリーナー

突っ込みました。

もちろん外から清掃できるところは事前に清掃しています。

 

 

 

キャブを清掃後、エレメントも新品交換しました。

 

これでエンジン始動して調整になるのですが

ちょいとその前にプラグを見てみます。

 

オーナーに聞いたらプラグも一度も交換した事が

ないそうで。

 

 

 

ジョーカーのプラグ交換は比較的簡単です。

今回はカウルが外れていますので丸見えですw

 

本来はインナーカウルの底にサービスホール

(蓋があります)ので、それをめくるとプラグのここが

見えてアクセスできる訳です。

 

 

 

説明するまでもなく上がついていたプラグ。下が新品です。

 

プラグも25年物ですわ(;゚Д゚)

 

不調とは言え、よくこんなプラグでエンジンかかって

ましたね。

でもよくみると外見はサビてたり汚かったりしますけど

プラグ端子はけっこうしっかりしてる感じです。

でもマイナスのところがやばいねw

 

 

参考までにプラグ品番です。

 

番手を変えたりイリジウムみたいなプラグにも

変更できますが街乗りオンリー使用なら

これが一番良いです。交換も簡単だしノーマルプラグなら

コストも安いし。

 

プラグ交換したらエンジン始動しキャブ調整。

(主にスロー調整)して試乗。

試乗しながらキャブ調整を数回して完了です('◇')ゞ

 

始動性もかなり良くなり加速感も申し分ありません。

最高速も伸びました。

もちろん不調は全て改善されました。

 

 

後はブレーキの効きです。

原付スクーターなのでハンドル左右のレバーが

ブレーキレバーになっています。

左がリア、右がフロントといった感じです。

 

そのブレーキレバーがグリップにくっつく位に

握れてしまいます。しかも効かない!!

 

 

単に過去一度も調整した事がないので

リアブレーキに関してはブレーキ調整で効くようになりました。

レバーの握り代も出て良い感じになりました。

 

 

 

問題はフロントです。

 

フロントはディスクブレーキになっているので

調整ができません(´;ω;`)

 

ブレーキパッド残もありローターもそんなに摩耗して

おりません。

 

これも原付あるあるなんですが

ブレーキフリュードなんで交換しないでしょ?

 

 

開けてみました。

 

 

おそらく新車から25年、一度も開けた事が無いだろう。

一応量はあるんだけどフリュードの色がヤバいね。

 

 

 

暗くてわかりづらかったんで照明当てて撮影。

ヤバいでしょww

 

フロントのブレーキレバーもグリップにくっついてしまいます。

しかもフロントも全然効かない。

これでよく乗っていたな~~!

 

ちょっと時間がなく撮影できなかったんですが

フリュード交換してこれでもかと言わんばかりにエア抜き

したらブレーキレバーのタッチが変わり

握り代が出てきました( *´艸`)

 

実走して効きチェックしたところ、エライ効くようになりました。

てか今までがマジで全然効かなかったから

すんごい効くようになったイメージですw

 

 

 

 

完成( *´艸`)

 

 

タイヤのエアーも全然入ってなかったよ…マジで。

 

 

ほとんどの箇所をチェックして調整&試乗を繰り返し

完調となりました('◇')ゞ

 

アイドリングも安定し本来の性能が戻った様です。

 

試乗した感じも加速感もバッチリです。

やっぱり2ストバイクはこうでないとね!!

 

 

 

たかだか原付といってノーメンテ乗りっぱって

車両が多いですね。

でもね原付とはいえ乗り物なんで

メンテ不足でトラブル、最悪事故の原因になったりも

します。

なめてはダメですよ。

 

 

 

 

 

 

普段あまりバイクを触らないので今回みたいに

久しぶりにやると中腰作業なんで

腰を関節をやられますw

 

バイク用のリフトって気になるぜw

 

最近バイク修理も台数増えてきたから

もう少し増えたら考えようかな~~

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ