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ナルズ工場長の出来事

ナルズ・メカニックマイスターの営業・出来事のブログ

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

こんな梅雨時期に近所で道路工事なんて

はじめるもんだから

雨降ると工事休なのよ。

そうするとただでさえ雨降ると車増えるのに

工事してるところに臨時信号なんてあるもんだから

朝の通勤時間なんてめっちゃ渋滞ですわ。

 

こんな田舎で渋滞とか!

 

しかも工事個所が2ヶ所とかあるもんだから

けっこう待ちが多いですね。

 

待ってる間、暇なんでぼーっと他の車を

観察してると

朝っぱらから車内でカップラーメン食ってる

強者がww

 

朝一でカップラーメンも食えないし

運転しながらラーメン食おうなんて考えたこともない

オイラです(´・ω・`)

 

 

そもそも危ないからやめよーね。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も続きの

JZX100の作業をやっていきます。

 

 

前回はクラッチを組み付け

ミッションを載せたところまででしたね。

 

 

前回の内容はコチラ

 

本来であれば

これで作業は終わりとなるのですが

ここにきてある事を発見し作業中断となりました。

 

 

正確にはクラッチ作業のミッションを降ろす際に

気づいたんですけど。

 

 

それはこれ。

 

 

 

ちっと他の物も写り込んでいますが

このプロペラシャフトです。

 

正確にはプロペラシャフトの第一軸です。

 

プロペラシャフトは途中から切り離す事ができて

画像の一軸と、この後ろに結合させる二軸と

分割できます。

 

第一軸の後ろ側にセンターベアリングが装着されて

おり

このベアリングを外す構造上、一軸の後ろ側が

フランジになっており取り外す事ができる

構造となっております。

 

 

ここの第一軸をミッション降ろすのに

取り外す際にガタを見るのに

手で回してみたら

なんとガッタガタ!!!

 

一軸の前側にはユニバーサルジョイントと

なっていて、そこのガタなどは皆無でしたけど

後ろ側のフランジ部分にからりのガタを発見。

 

手で回すと「カタカタカタ!」とけっこう大き目な

音が発生しています。

 

 

第一軸後ろ側

 

 

ここのフランジにかなりのガタがありました。

 

前記しましたが

ここのセンターベアリング交換する構造上、

フランジが外れる構造となってます。

 

ロックナットを外せば

フランジが抜けるはずです。

 

 

外してみました

 

 

画像ではわかりづらいですが

スプライン部がかなり減っていて

凸部の山が痩せています。

 

 

キレイに清掃してみました

 

 

こっちの方がわかりやすいかな?

逆にわかりづらいかもしれん。

 

手前のネジ部側のスプラインの山の状態と

センターベアリング側のスプラインの山の状態を

見比べるとわかると思います。

 

 

フランジ側

 

 

こっちもわかりづらいですが

スプラインが減っています。

スプラインの結合の刺さってないところと

刺さっているところで段差もありました。

 

 

こっちもキレイに洗浄し

グリスを入れて組んでみたり

ロックナットを強めに締めこんでみたり

色々やってみましたが

ガタは消えず。

 

もちろんこのままではダメなので

プロペラシャフト交換です。

 

余談ですが最近JZX100も年式的にも走行距離的にも

ここのガタが発生している車両を見ます。

 

今回の車両ほどひどくはないですが

僅かにガタが発生しているのが多くみられます。

 

僅かでもガタが発生してしまうと

そこからどんどんガタは増えていきますので

早期発見ならワンチャン色々対処できる可能性も

残っています。

 

JZX100オーナーの方、オイル交換とかの

ついでにペラシャ手で回してみてガタチェック

してみましょう(*'▽')

 

 

 

プロペラシャフト新品

 

 

中古なども探しましたが

程度の良いものは見つからず。

 

程度の悪いのにめちゃ高価だったりね。

 

そらそうよね。ATからマニュアルにするときに

必須アイテムだものね。

JZX100の場合、ATミッションとマニュアルミッションだと

プロペラシャフトの

第一軸だけ違う。二軸はそのままでいけるのよ。

 

確かATの第一軸の方が短いですね。

 

マニュアルの第一軸の方が長いんです。

 

だからATミッションからマニュアルミッション換装するのに

このプロペラシャフト第一軸が必要な訳で。

 

JZX100のAT換装MT車なんて山程あるでしょ?

 

そら中古とか無くなるよね(´;ω;`)

 

昔はけっこうゴロゴロあったんだけど

今はもう某オクでもけっこう高い値段してるらしいし。

 

 

オーナーと相談の結果

新品交換することにしました。

 

当店ではありませんが

程度の悪い中古のプロペラシャフトを組んで

走行中にぶっとんでフロア突き抜けたなんてあるしね。

 

こういった動力系や伝達系はアンパイで

いきましょう('◇')ゞ

 

 

 

ってこの新品にもちょっとした事があって

これを注文した時にラスト2個!

 

関東に2個なのか全国で2個なのか不明でしたが

これ無くなったら次回生産の予定は今のところ

出てないなんて言うのだもの!

 

速攻注文しましたわw

 

正にギリセーフ( *´艸`)

 

まだ生産廃止にはなってないので

いつかは作るとは思いますけど

最近のトヨタはけっこう生産廃止になるのも早いし

わからんからね。

 

余談ですが

別ルートで聞いた話なんですが

残りのラスト1本をゲットしたのは

某有名カーチューバーらしいですよw

 

 

 

もちろん新品なので問題ないんですが

お値段がちと問題?

やっぱしお高いです。

 

 

※参考までに

 

【JZX100マニュアルミッション用】

プロペラシャフト第一軸

品番37120-22860  値段45,100円(税抜き)

※令和3年現在

 

 

お高いよね~。

でもね某オクでこれと同じ新品が

65,000円とか7万円とかで売ってるし。

本当はこの値段よ。

 

まだ生産廃止ではないけど候補ではあるから

いずれ無くなる事を想定しての値段だろうね。

 

JZX100乗りはスペアでまだ新品出るうちに

確保しておいた方がいいかもしんないぜ。

 

 



取り付け

 

 

組み付けてフランジ部分の箇所とか

一部未塗装でしたので

最後にサビ止め塗って完成( *´艸`)

 

もちろん新品なんでガタは皆無ですわ。

 

その後ミッションオイルを入れて

試乗しオイル漏れや作動確認をしたら

作業完了です。

 

クラッチも切れ良いし

滑りも皆無、オイル漏れなどもありませんでした。

 

 

 

完調です(*^^)v

 

 

 

長かったクラッチ不具合修理も

途中色々ありましたが

これにて完了となります。

 

ブレーキやクラッチなどは

開けてみないとわからない部分も多いので

追加部品が発生したり

追加作業が発生する場合は多々あります。

 


当店では

こういった作業時に組んでしまうと見えない部品や

作業は途中途中で画像撮ったりして

オーナー様に見せて状態を説明します。

 

つけてしまえば見えないから

わからんだろうと実は中身の部品を

交換してないのに請求している悪徳業者も

残念ながら存在します。

 

 

 

そういう作業をされたお客様も多く見ております。

 

 

なかには他店でクラッチ関係全て交換しましたって

言っててディスクのみ交換ってのもあったしね。

 

 

 

 

 

話はそれましたが

これにてJZX100クラッチ不具合修理は

完了となります。

 

 

 

 

梅雨時期で雨やまないけど

外で下回り洗車してくるかのw

 

パンツまで濡れる覚悟してたら

雨やんだしwww

 

オイラ晴れ男かもしんない( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ


 

 

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

最近はめっきり気温も上がり

梅雨とはいえ初夏の暑さもある時が

ありますね。

 

定期的に水分を摂取するように

心掛けて仕事していますが

普段からやってない事をやると

めっさ腹が下りまクリスティ…(´;ω;`)

 

熱中症になるより  

マシかと思いますが

自分のお腹の弱さに幻滅しちゃいます。

 

 

でもなぜかスイカに限っては

いくら食べても下痢しないという

ご都合主義なオイラのお腹です(´・ω・`)

 

 

今年もスイカで暑さを乗り切りますw

 

 

 

 

 

 

 

今回も前回の続き

JZX100のクラッチ作業の

続きです。

 

 

 

前回はエンジン側とミッション側のオイル漏れを

なおしたところまでです。

 

 

 

前回の内容はコチラ

 

 

今回はクラッチを組み込んでいきます。

 

 

 

今回の滑りの原因は1枚目のクラッチディスクの

摩耗&段付き、2枚目ディスクのオイル付着でした。

 

約2年前に新品で組んでいるクラッチキットなので

まだ使える部品もあると思うので

今回はクラッチのオーバーホールキットにて

交換していきます。

 

 

OHキット

 

 

クラッチはエクセディのハイパーマルチ(ツイン)です。

 

車両に装着されていたクラッチキットを詳しく調べましたら

エクセディ・ハイパーマルチツイン品番は「TM032SD」

いうキットが使用されていました。

 

所謂プル式のままのダンパー付きってやつですね。

 

このクラッチキットの場合、オーバーホールキットは

品番「OH02」になります。

 

エクセディのHPを見てもらえばわかりますが

旧タイプだと別途リングが必要となっております。

※別途リング(PVT.RING-PR05 \9,800)

 

え?いつ前から旧タイプでいつ後から現行タイプなの?

ってなるよね??

 

そのいつからってのがHPには記載されておりません。

(今は記載あるかもしれん)

 

ぶっちゃけクラッチをバラしてリングの有り無しを確認するのが

確実ですが

バラす前に部品を揃えてから作業したい!って方も

いらっしゃると思います。

 

大まかなのは2019年3月からのキットが

現行タイプになりますので。それ以前のものは

旧タイプとなります。

 

もっと確実なのは組んでるクラッチキットの品番と

クラッチ購入時期(作業してもらった時期)が

わかればエクセディ電話で教えてくれると思います。

 

 

 

なんかわかりづらい説明でゴメンね…(;'∀')

 

 

今回の車両は現行タイプでしたので

通常のOH02キットで大丈夫でした。

 

内容はクラッチディスク2枚、プレート2枚、

カバー取り付けボルトワッシャ類です。

(画像に写っているのが全てです)

 

流石エクセディのツインのオーバーホールキットです。

お値段も84,800円します。タケーw

 

 

 

再利用するもの

 

 

フライホイールはダメージ少なかったので再利用します。

カバーに至っては何の問題もないようなので

こちらも再利用です。

 

その代わりメチャ洗浄、清掃してあります。

 

外した時は真っ黒けっけだったのに

キレイにしたら鮮やかなパープルがw

 

そら2年位しか使ってねーならこんなもんですわ。

 

 

 

カバーとフライホイールは再利用ですが

スラストベアリング、クランクボルトは

新品交換します。

 

全てトヨタ純正部品です。

 

【フライホイールボルト】品番90910-02103 ※8本必要

 

【レリーズベアリング】品番90363-45012

 

参考までに。

 

品番とか記載してないけどスナップリングとかも

交換しています。

 

 

 

 

まぁ大丈夫だと思いますが万が一もあるので

組み付ける前にクラッチを全て仮組み。

 

きちんと組めるかどうか?部品の順番はあってるか?

などを確認しておきます。

 

ミッション載せてからあれ違うって

また降ろしたりするの二度手間ですからね。

 

 

 

 

組込み

 

 

プルなんでミッション側にカバーやらディスクを

組んで?置いて?おきます。

 

もちろんディスクはセンターのシャフトに

装着できますがカバーやプレートは

この状態ではフリーです。

 

後から組み付けるのでいいのですが

ある程度マーキングをしておきましょう。

 

オイラだけかもしれませんが

ツインでもセンタープレートの位置や

ディスクの位置(1枚目と2枚目の位置)を

こだわります。

センタープレートなんかは動かしちゃえば

位置なんてどこにでもなるんですが

ディスクだけはスプラインと結合しているので

ズレません。

 

位置テキトーでも平気だよってのも

知っていますが、なんていうの?気分の問題もあるしねw

 

 



ドッキング

 

 

無事ミッションが載りました。

 

クラッチも組付け終わりました。

マーキングの位置も揃っていますね。

 

あとは普通の作業と同じ。

 

付属するのものを装着していったり

ミッションオイルを入れていったりと

作業を進めていきます。

 

 

クラッチの作業確認やオイル漏れの

確認をして…

って前にちょっとやる事が!!

 

 

クラッチ不具合修理作業は

ほぼほぼ完了なんですが

その前に少しやる事があるんです。

 

厳密にはミッションオイル入れる前に

やる事があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

ってところで

今回はこの辺で。

 

 

 

 

今回はミッション載りましたので

あと少しなんですが

その前にやる作業をやっていきます。

 

 

 

 

 

 

何の作業なのかは

次回のお楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ

 

皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

すっかり梅雨の毎日で

雨ばっかりっすね!

 

梅雨で湿度があって生温い日だったり

すると古傷が痛みます。

 

オイラの場合、片肘と片膝と腰に

古傷をかかえているので

けっこう全身がイテーですよ…

 

それに加えて手首と指が痛くて

腱鞘炎っぽいし…

 

湿気のせいじゃなくて

加齢で痛いって説の方が濃厚なオイラです(´・ω・`)

 

 

泣き言はごめんだぜ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は前回の続き

JZX100クラッチ不具合作業です。

 

 

 

 

前回はミッションを降ろし

クラッチをバラして点検したところです。

 

 

 

 

前回の内容はコチラ

 

 

 

 

 

 

 

前回クラッチの状態を確認した時の

滑りの要因の1つのオイル漏れについて

探求していきます。

 

エンジン側

 

 

エンジンの方にはまだフライホイールが

装着されたままです。

フライホイール自体はオイルっ気は無い様に見えます。

 

しかしフライホイールの隙間から見える

エンジン後ろ側のところがオイルで

べっちょりですね。

 

ここがオイル漏れな原因で

JZX100とか関係なく多いのがクランクリアシールからの漏れ。

あとはエンジンタペットカバーパッキンからの漏れ。

 

とりまフライホイールを外してみましょう。

 

 

 

 

オウイエ(;´・ω・)

 

 

かなりのオイルでエライ事になっとります。

 

クラッチ交換の際にバラしてると

クラッチのカスでほとんどの車両が汚れていますが

これはかなり汚れている方です。

 

クランクのリアシールからも漏れを疑っていましたが

シールからの漏れは無いようでした。

 

タペットカバーパッキンからの漏れは

若干の滲みがあったものの

ここまでミッションハウジング内をオイルで

濡らすほどのものではありませんでした。

 


これ見て1Jエンジン乗りの方はわかっちゃうと

思いますが

よーくこの汚れ方を見てみて下さい。

 

上部半分はオイルというよりカスでの汚れが

大きいですね。(多少オイル気ありますが)

どちらかというと下部半分がオイル気が

ありますね。

 

そうなんですよ。

 

ここ1Jエンジンの泣き所なんですね。

 

エンジンのブロックとオイルパンの

継ぎ目から、かなりの確率でオイル漏れが

発生しますΣ(・ω・ノ)ノ!

 

エンジンのオイルパンは2層構造となっており

第一オイルパン(正確にはなんていうか知らんw)

と第二オイルパンがあります。

 

ブロックの下についているのが第一オイルパンで

アルミの鋳物で出来てる物です。

 

第二オイルパンはその下についている物で

鉄製のオイルドレンボルトがつくオイルパンです。

 

 

そのブロックと第一オイルパンとの

繋ぎ目からオイル漏れが起こりやすいですね。

 

 

 

 

 

ここですね

 

 

なぜか漏れるのが右側が多いです。(エキゾースト側)

 

液体ガスケットの劣化なのかどうなのかは

わかりませんがけっこうここ漏れてますね。

 

しかし今回のオイルが付着していたのは

クラッチディスクの2枚目の方。

 

ミッション側の方のディスクでした。

 

確かにここの漏れがありましたが

ものすごく漏れていた訳ではなさそうなので

なんか腑に落ちません。

 

ましてここのオイル漏れでクラッチの2枚目

(クラッチ後方)にオイルが付着するか?って

言うと正確には判断できません。

 

恐らくオイル漏れの原因は

他にありそうですね。

 

 

でも今回のここのオイル漏れも

滲み程度ではなさそうなので

修理しておかなければオイル漏れによる

不具合が何かしら再度発生しそうですね。

 

 

オイル漏れの修理方法としては

エンジンのオイルパンをはぐって

液ガスを入れなおす事になります。

 

文章だと簡単なんですが

実際には第一オイルパンを外すと言う事は

メンバーを降ろして脱着するか

エンジンを降ろして脱着するかになります。

 

もちろん

時間もかかるし金額もかかります( ノД`)

 

既に予算オーバーなので余計な金額は

かけられないのですが

スルーする訳にもいきません。

 

 

よって応急処置的?な方法で補修します。

 

けっこう当店でやる方法なんですが

意外と漏れは止まります。

 

 

 

 

 

 

 

とりま

めちゃくちゃ洗浄、清掃します。

 

万が一もありますのでリアシールも交換です。

 

ここまでキレイにするのに3時間くらいかかっただよ…

 

さらにこれでもかと言う位に脱油して

漏れていた継ぎ目に足付けします。

 

 

 

 

 

 


補修

 

 

足付けしたところに少し溝(ここがミソ)を入れ

エポキシ系の補修材を塗りこんでいきます。

 

当店で色々なエポキシを試した結果

これがいいってのがあります。

見つけるまでエライ苦労したので企業秘密ですが

けっこうガッツリ固まって液体を止めてくれる効果が

大きいので耐久性もあります。

 

この処置でオイル漏れが収まってくれるのを

願って、この箇所の補修はこれで終わりです。

 

 

さてさてオイル漏れの原因の続きを

探っていきましょう。

 

 

 

 

 

 

ミッション側

 

 

ハウジング内がオイルでべろんべろんで

ございますよ。

 

中央部分とかは先に漏れを確認するのに

多少掃除しちゃいましたが

全体的にオイルまみれですわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

オイル漏れというより

オイルとクラッチカスが混ざり合って

グリスみたいになってます。

 

実際触るとオイルっぽいところもあるし

もろグリスが固くなったみたいなところもありました。

 

 

 

 

 

 

 

ハウジング内のオイル?グリス?の付着跡を

見ると

クラッチで撒き散らしてハウジング内にへばりついたと

いった感じに見えます。

 

漏れたオイルを触ってみると

なんかやっぱりエンジンオイルって言うより

ギアオイルっぽいんだよな~~?

 

オイルの臭いもギアオイルっぽいしね。

 

 

フロントカバーの液ガスのところから漏れて

いるのかと最初思ってよく見てみましたが

そこからの漏れでもなさそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

すんごいわかりづらいのですが

これ

クラッチのスラストカラーです。

 

内部に凹みが作ってあり、そこにグリスを入れて

おく構造です。

クラッチのカラーの摺動部なので

ここのグリス切れをしてしまうとクラッチペダルの

重さや異音に関係してきます。

 

画像は外した時のままの画像です。

 

内部のグリスはほとんと入っていません。

 

通常もっとグリスは残っています。

 

純正のクラッチグリスや安価なグリスを

使っているとハード走行やサーキットやドリフト走行

してるとグリスが熱せられて流れ出して

しまいます。

 

もしかしたら

そういった要因で流れ出してしまったのかも

知れません。

 

その流れ出したグリスを撒き散らしていたのかも

知れません。

 

でもここのグリス、どんなグリス使っていたのか

わかりませんが

ハウジング内に付着していたオイルは

ギアオイルの臭いがしていたので

ちょっとまだ確定できんな。

 

 

とりま

こんな状態じゃ組めないので

ここも洗浄します。

 

まぁこの時点でオイラ的には

ある程度検討つけてたんだけどさ。

 

ここまで調べて漏る要因って

もうあそこしかないじゃん。

(答えは後ほど)

 

 

 

 

 

 

 

洗浄後

 

 

これはマジで大変だった!

 

洗浄剤も使ったり高圧洗浄したり

ワイヤブラシやスクレッパーでシコシコしたり

色々な手を使って洗浄しました。

半日は洗ってたんじゃないかなwww

 

それでもこびり付いたのが落ちないから

最終的にはペーパーで汚れ落としてます。

 

 

 

 

 

 

 

んで

もっと突っ込んで探求するべく

フロントカバーとかもバラしていきます。

 

 

154ミッションの場合は

ハウジングがボルトで止まってるだけなので

ハウジングが外せます。

 

ハウジングを外すとこんな感じになります。

 

日産車なんかは外せないので

この点は作業性がいいですね( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

フロントカバーを外したところ

 

前回のブログにも書きましたが

このミッションは前回クラッチ交換と同時に

ミッションオーバーホールも行っています。

 

確かにここの液ガスは純正だと

こんな液ガスじゃなかった様な気がします。

(違ったらゴメンね)

 

ハウジングのボルト頭の跡や

こういった液ガスを見ると実際にオーバーホールは

していると思います。

 

 

 

んで

話それましたが

ここのフロントケースを外すと

内側にインプットシャフトが通るところに

オイルシールが入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

んでね・・・

 

 

 

 

 

 

 

そのケースなんですが…

 

 

 

 

フロントケース裏側

 

 

わかりやすい様に洗浄してあります。

 

接地面の液ガスもキレイに清掃済みです。

 

これだとオイルシールの状態がわかりやすいかと

思います。

 

 

オイル漏れの原因を探っている最中に

ここのオイルシールからのオイル漏れかな?

って思う事もありました。

 

でもミッションオーバーホールしたって言うしね。

 

オーバーホールの時には

こういったオイルシールって交換してると

思うのですよ。

 

自分がやってる訳じゃないので

絶対はないですけどね。

 

オイラもここのオイルシールがダメで

漏ってるのかな?でもオーバーホールの時に

交換してると思うんだよな?

 

最悪オーバーホール時にオイルシール

そのままって事でも

こんなにオイル漏れるかな???

 

と考えてました。

 

考えても結果がわからないので

バラしてみたんですが

バラして正解でした。

 

 

 

 

原因がわかりました(*^^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この画像でもわかる方はわかるかな?

もっとわかりやすい画像でお送りします。

 

 


オイルシール部

 

 

よーく見てみて下さい。

 

 

 

オイルシールが

ナナメに組まれております。

 

 

 

もしかしたら

ミッションの内圧でオイルシールが抜けて

きちゃったのかな?とも思いましたが

ありえないんですよね。

 

だってこっち内側だもの。

 

内圧上がって(ブリーザーあるから上がる事も

そんなに無いのだが)抜けるというか

もっとシールが入ってく方向になるしね。

 

 

 

 


こっちの画像の方がわかりやすいかな

 

 

ナナメってるのがわかりますか?

 

手前はけっこう入っているのですが

奥が浮いてしまっているのがわかるかと

思います。

 

ここがナナメっていう事は

オイルをシールするリップ部もナナメって事で。

 

外してる状態だからリップ部見ても

よくわからないけど

軸に対して垂直方向にまっすぐにリップが

当たらないとシールとしての

意味がありません。

 

そりゃーミッションのインプットシャフトも

どえりゃー回転で回っております。

 

ナナメに当たっていると言うことは

リップ部の2重になっているところが

キレイに当たっていないので

そら漏りますわ。

 

古い方だとAE86のリアシャフトの根元の

オイルシールを組む時に傷つけちゃったり

組付けナナメになっちゃたりすると

デフオイルでブレーキのところがオイルまみれに

なるでそ?

そんな感じのオイル漏れです。

 

 

ここからのギアオイル(ミッションオイル)が

漏れてハウジング内に撒き散らし

あげくクラッチディクスにオイルが回り

滑ってしまったというのがオイラの見解です。

 

 

んで

なんでオイルシールがナナメなのか?と言うと

恐らくとしか言いようがないですが

オーバーホール時のシール組付けミスかと

思われます。

 

 

 

 

人為的ミスって事だと思われます。

 

 

 

 

 

ここからのオイル漏れが判明した事で

クラッチが滑り

ミッションケース内にもオイルを撒き散らし

ケース外にもオイル漏れの跡があるってのも

説明つくし。

 

実際にはわからないけど

エンジン側のオイルパンの継ぎ目からも

オイル漏れはあったけど

クラッチディスクを滑らすほどじゃなかったと

思います。

 

主な原因はフロントケースのオイルシールからの

オイル漏れとなります。

 

たかがオイルシール1つですが

僅か2年でクラッチをダメしに

ここまでオイルだらけにしてしまうので

なめてはいけませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろんここのオイルシールを

新品交換していきます。

 

 

 

オイルシールを打替え

液ガスを塗りケースを組んでいきます。

 

ハウジングを外したついでに隙間の届かなかった

汚れなども再度洗浄してあります。

 

 

 

 

 

 

ハウジングを装着して

ミッション側の修理は完成です(*'▽')

 

オイル漏れはなおってくれると思います。

 

 

 

 

 

ミッションの準備ができたところで

内容が長くなってしまったし

今回はこの辺で。

 

 

 

次回からは

クラッチ側の作業に移ります。

 

まだまだ続きます(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

 

 

 

お楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ