『牛赤身肉研究所 兼 合格祈願焼肉店』を標榜する
なぜ3か月半で東大に合格できるのか?
を考えてみて、思い出す事が2つある。
その2つの発言を振り返り、
凡その結論をのたまわっていこうと思う。
1)二次試験前の2024年2月
朝早くからリビングにて
無言で一人でガリガリと勉強に取り組んでいた様子は、
ものすごい集中のしようで、気軽に声を掛けられなかった。
問題集か何かをスマホでガーっと写メとって、
その後は同期させたiPadを見ながらやってたにだが、
それは、
「ページめくるのは時間も手間もかかる。集中がしづらい。」
らしい。。。
一度だけ、腕組んで考えこんでた時があり、
お?珍しい!と、その時に
「何してんの?大丈夫か?ガリガリやらんの?」
と聞いたら、
「いや。どうやったら一番効率よく勉強できるかを考えてただけ。」
「なにせ他の受験生と違い、俺らは11月まで積み重ねたものないから(笑)」
「とにかく時間が限られてるからねー」
2)合格後GW帰省時
親戚内では
愚息は勉強しているイメージがなかったようで
皆一様に東大現役合格、しかも理Ⅲボーダークリアに驚きが。
※東大は理系はどの科も、テスト科目、内容、配点が同じらしい。
※で、入学時に各科の平均点数と最高点とボーダー点の発表あるらしい。
※理Ⅰ、理Ⅱでも、理Ⅲボーダー超える者は幾人か毎年いるらしい。
※因みに理Ⅰは、理Ⅲと京大医以外の慶応医や阪大医等どの大学の医学部より難しいらしい。
「どんな勉強をしたの?教えてよ教えてよ。」
「塾は?冬期講習とかは?教えてよ教えてよ。」
「参考書は?問題集は何を使ったの?教えてよ教えてよ。」
「時間割は?苦手な科目と得意な科目との配分は?教えてよ教えてよ。」
凄く優秀な中学生のお子さんを持つ親戚から
質問の集中砲火だったらしい。
その一か月後くらいか。
家族で晩飯食ってて、愚息が笑い話で
そのGW時の話題を出して言った事。
「すげぇ何度も似た質問されて、
ちゃんと答えたんだけど、
勉強法より大事な事を10回くらい言ったんだけど、
なんか最後まで’伝わらなかった感’しかないわ~(笑)。」
「ん?何?大事な事って?」
「いや。勉強方法も重要だけどそれよりも、
『それを考える時間』の方が重要だよ
って10回以上言ったんだけどねー。」
これには、なるほどなぁ~と考えさせられた。
ちなみにこの話は、
飲食店経営者に話した事があるのだが、
「いまいちよく分かんないっす」と一蹴された。
しがない焼肉屋の子供自慢なんてどーでもいいんだろう(笑)。
スポーツで考えてみるなら
理解しやすいのかなと今気づいた。
「練習は裏切らない」とよく言われるが、
どんな練習をするのがいいか?
をよく考える時間の方が大事的な感じだろなと。
で、この2つから、
わずか三ヶ月半の受験勉強で
東大合格できる理由が推察できたような気が
勝手にした。
おそらく、
筑駒生は、他の受験生と比べて、
受験という問題の本質をより掴んでいるのから、
わずかな期間で合格できる。
筑駒生が掴んでいる問題の本質とは、
1.ペーパーテスト一発入試
2.そのテストで高い点を取る必要あり
の2つだ。
いや、そら誰でもそれは知ってるやろ?
と思われるかも知れないが、
その本質だけを意識してやれてるか否かって問題なんだろう。
手段と目的とを混同するのと同じ感じ。
これは、
過去の点滅器シリーズで書いた
点滅器⑫果物嗜好から
『根本の問題』を突き止めるスキームに
当てはめてみると、我ながら納得いくものになった。
【筑駒生の場合】
で考えてみるとこんな感じかなと
1)何についての問題か?
→入試で高い点をとる力をつける事についての問題
2)何が問題か?
→何をどう勉強すれば良いかを進めれていないのが問題
3)それはなぜか?
→勉強方法について考えて来なかったから
4)問題解決の鍵は何か?
→より効率的に
高い点をとれる実力がつく勉強方法を
適宜考えながら学習を進めていく。
一方、
【理性で受験勉強に取り組んでる場合】
で考えてみるとこんな感じかなと。
1)何についての問題か?
→志望校に合格できるか否かについての問題
2)何が問題か?
→模試で合格点に足りる実力がまだついてない事が問題。
3)それはなぜか?
→与えられた過去問や予想問題をきちんとこなせてないから。
4)問題解決の鍵は何か?
→学校や塾の先生の言うことを聞いて、
問題集をやりまくり、
記憶定着や応用力の深度を鍛えていく。
これらを振り返り、
受験生としてこの上澄みの世界線から学べる事は、
①入試において必要なのは、
テストでより高い点を取るという事だけだという認識を持つ事。
②受験勉強において、
自分が喜びを感じるというか、気力が上がる要素を見つける事
③その要素をもって、学習方法の学習をする事
の3つが言えるかなと。
しがない焼肉屋として学べる事は
①問題の本質を考え続ける事
②その問題の本質だと都度思えたものと
自分の価値観に合う要素を見つける事
③その要素をもって、
お客さん(含まだ見ぬお客さん)を
喜ばせうる方法の実践も大事にしつつ、
方法論を考える事もより大事にする事
となろうかなと。
う~~~ん。。。。
なんか、当シリーズの3以降は
我ながらすべてこじつけのような感が否めないけど(苦笑)、
ま、えっか。
面白い事が一つ増えれば、
その度に、貴方の生きる力が増す。
と、
確かアメリカの哲学者か教育者かが言ってたんで、
ワタクシも子の受験を面白いと感じたが故に、
生きる力が少しはマシになっただろうはず。知らんけど。
で、これでシリーズ終わりにはせず、
なにせ、合格祈願焼肉店を標榜しとるから、
次からは、
受験生や受験生を持つ親御さんの参考になるかも知れないと、
頑張ってヒアリングした
合格に必要だと思われる64の事を、
ザーッと、4回に分けて列記して終わりにしたい。
→つづく(合格への8つの視点①へ)