町内の監査
今日は仕事を終えて、すぐ帰る。
町内の監査があるから。
今年度は町内のうちの組が監査の担当であり、私が監査に。
熱心に活動しているわが町内。
決算書と領収書を照らし合わせるとよくわかる。
とくに福祉をすすめる会はさまざまな活動を熱心にされており、
他の自治会や市町村からも視察がくるぐらいである。
このたび、おおつげんきくらぶ推進委員会の作成した住民流・小地域福祉活動事例冊子にも、事例として取り上げられている。
わが町内も高度成長期に移り住んでこられている方の多い地域である。
持ち家を持って永住をということで、年齢層も高くなっている。
だからこそ、福祉を重点に取り組みを行われこられた。
今回、監査をおこなったが、いつもは決算書を見てもらう側なので、
いろいろと気になるところを質問してしまった。
でもしっかりと会計さんがされているので、無事に終了。
お疲れ様でした。
来年度は、町内の執行委員として、また頑張っていきたいと思います。
廃棄物②
昨日の田中先生の講演の中で紹介されていたが、
今日の夜のニュースの特集で、海岸に流れる医療廃棄物の問題が取り扱われた。
日本海側の浜辺に漂着する医療廃棄物。中国語の標記がされている。
中には血液の入った注射器も含まれている。
血液を調べると病原菌まで含まれているものがあった。
結局、開発途上国における廃棄物管理のずさんさが出てきているのだろうか??
環境問題は国境をも越えていく。
日本だけを考えていたら、おもわぬ被害にあってしまう。
まさかと思う被害も…。
海外への環境への協力はどんどんやっていくべきであり、新たなODAとして取り入れるべきである。
地球を守ることには、国境はない。
廃棄物
今日は昼から、またも仕事を抜けて、
さんぱいセミナー「循環型社会の課題と展望」に参加しました。
私自身、大学院時代に廃棄物の研究をやっており、今回講師でこられた田中先生にも資料を頂いたりとお世話になりました。
でも、研究は主に一般廃棄物を中心に、循環型社会の構築に向けた内容。
特に、ごみを廃棄物として位置づけず、消費されたあとの製品として、その処理の責任の所在がどこにあるのかといった内容でした。
とくに、拡大生産者責任の議論をベースとして、欧米の事例も取り入れながら、修士論文を書き上げました。
今回のセミナーは前段は滋賀県の状況。
前回のフォーラム同様、県の担当参事がお話。
産廃を中心に、お話いただく。産廃自体私自身あまり深く勉強していなかったので、興味深い内容であった。(※滋賀県のデーターを使用します)
なんだかんだいっても、廃棄物の総排出量で産廃の閉める割合は89%。
しかし、実際には中間処理や再生利用により、その中で最終処分されるのは総排出量のうち3.6%である。(ちなみに一般廃棄物は15.7%)
ほとんどが、何らかの形で再生利用をされる。
でも、この中には、汚泥の脱水や焼却も含まれている。
あと、ややこしいところは下水道は産業廃棄物に含まれるので、下水道整備がどんどんなされると、産業廃棄物の量は増えてしまう…。
ということで、他産業においてゼロエミッション等の積極的な取り組みがあるものの、もうしばらくは総排出量は増えるとのこと。
また最終処分量に関しても、年々減ってきていたものの、アスベストの問題もあり、破砕されずにそのまま埋め立てがなされるために、若干最終処分量も増えてしまうことに…。
うーん、単純にはいかないものなんだなぁ~。
でも、製造業をはじめ、ゼロエミッションに向けて、かなり工夫をこらしておられる。その工夫をさらに製品まで取り入れて、消費されたあとのいわゆる廃棄物になることを前提で製品を作ってもらいたい。無駄な包装をなくしたりとか…。
つぎに田中先生のお話。
廃棄物の歴史。公衆衛生のお話から始まる。
印象に残るところをピックアップすると、
「ごみは豊かな生活の代償」であるという言葉。
豊かさを求め、最新のものがほしくなり、古いものが捨てられる。
いわゆる大量生産、大量消費、大量廃棄。
だいぶ、考え方は変わってきたとは思うがまだまだかな。
リサイクルすればベターが、ベストではない。
やはり、ベストは抑制だ。でも経済活動を考えると…。
本当に難しい課題である。
つぎに、最終処分場の環境保全対策として、
搬入管理の徹底、しゃ水機能の強化、浸出水機能の強化、定期的な点検が行われており、
最終処分場の延命のためには、
排出抑制、分別の徹底、中間処理による減容、セメント化技術・溶融固化技術が活用されているとのこと。
東京では埋め立てに依存せずに、セメント化を行っている。
いろいろなお話をいただいたが、今後さらに考察を深めていきたい内容は、
①戦略的廃棄物マネジメント
資源の保全と環境負荷低減など、持続可能な循環型社会をつくるために、廃棄物の全体を見た中での戦略的なる管理がひつようであるということ。
②PLSA(プロダクト・ライフ・サイクル・アセスメント)
排出されてからでなく、製品の製造段階から廃棄される前提で、環境負荷の低減にむけてどうしたらいいかを考えること。
③リスクとコストのトレードオフ
環境も含めた様々なリスク要因を排除すると値段が上がってしまうが、それに対して、どこまでリスクに警戒するか。一番環境にも安心でかつ経済活動として妥当なところかのクロスしたポイントを見出すこと。
④CDM(クリーン・ディベロップメント・メカニズム)
今後生じる開発途上国での環境問題に対して、どのように援助をするか。
⑤ホストコミュニティーフィー
廃棄物が持ち込まれる場合、入る量に応じて当該廃棄物の排出者に一定額を地元住民に支払うこと。このことを条件にし、処理施設の立地を認めていく。
廃棄物はいつまでの私が追い続ける課題であるなぁ~と実感しました。
本日は貴重なお話。ありがとうございました。