なりあやの韓国シネマ留学記 -24ページ目

なりあやの韓国シネマ留学記

2017年、3度目の韓国留学。
ソウルの大学院で映画を勉強します!

朝、コーヒー飲みながら、まったりしてて、「なんか、お正月みたいね」って言ったら、
 
「それは、あやだけや」
 
って、だんな。
せやった、せやった。
今日で肩書きなし子さん2日目。
すっかり板についちゃってます。
 
当面、留学まで仕事はないと思ってたら、超人気K-POPアイドルの取材をするという記者さんから「もしかしたら韓国語の通訳が必要かもしれないから、だれか紹介してもらえない?」というご相談。取材場所、東京なんですね。
 
でも、楽しそう、と思ったわたしは、つい反射的に「むしろわたしが行きたい」と答えてました。
というわけで、半分お仕事で東京行きます口笛
 
昨日からずっと荷物の整理してるんですが、引っ越しのたびにがしがし容赦なく捨てるわたしが、捨てられないのが、韓国映画の雑誌とかチラシとかパンフとか。
 
 
韓国行くたびに買うし、それを知って友達もよくくれるし、で、雑誌「シネ21」がどっさり。
表紙をざっと見たら、男性が圧倒的に多いんですね。
韓国映画の主人公、男性が多いからなぁ。
 
その時々の話題作のインタビューもいいけど、企画ものが好きで。
 
だいぶ前(2014年)の「韓国映画デビュー作ベスト19」とか。
1995年から2013年の、その年に監督デビューした作品のベストを選ぶという企画。
 
例えば、1996年はホン・サンス(홍상수)監督の「豚が井戸に落ちた日(돼지가 우물에 빠진 날)」。ホン・サンス式リアリズムは、そのデビュー作から際立っていたという評価。
以後、ほぼ毎年のように撮るので、多作ですが、大体観たかな。
 
どれが一番好きとも言い難いけど、印象に残るのを挙げるなら、わたしが最初に観たホン・サンス作品。
 
「気まぐれな唇(생활의 발견)」(2002)
 
 
ホン・サンス作品に必ずと言っていいほど登場するのは、酒、浮気、映画監督。
分かってるのに、飽きずに観ちゃうんだな、これが。
 
そして、「ソニはご機嫌ななめ(우리 선희)」(2013)
 
 
ソニ役のチョン・ユミ(정유미)、絶妙でした。
猫みたいに気まぐれに男3人を振り回す。
 
2006年に選ばれたのは、
 
「ヨコヅナ・マドンナ(천하장사 마돈나)」
 
 
監督は2人で、イ・ヘヨン(이해영)&イ・ヘジュン(이해준)
 
これ、好きやわ~
草彅剛も出てるのね。
 
まあ、何より、主人公のリュ・ドックァン(류덕환)ですよ。
ポスター右から2人目です。
女の子になりたい男の子の役。
性転換手術にはお金がいる。
賞金狙いで相撲大会に出場するというお話なんですが。
ぽちゃぽちゃに太ったリュ・ドックァン。
 
別人のようですが、
 
 
本来は、こんなですよ。かなりイケメンですよ。
びっくり。
 
また観たくなってきた。
 
明日付で退社で、明日大阪へ引っ越します。
ほんとにいくつ故郷があるんやというぐらい転々としながら、行った先々に愛着を感じてきましたが、やっぱり大阪に帰るのが一番落ち着く感じ照れ
 
ちょっと前の写真(2015夏)やけど、韓国映像資料院&韓国映画博物館。
 
 
韓国映画のシナリオとか映画雑誌のバックナンバーが充実していて、研究のためにけっこう通うかな~とワクワクしてます。
 
日韓の比較をやるつもりなのですが、よく考えたら、日本はどうなの?と思って調べたら、フィルムセンターってのが、あるんですね。東京を離れる前に行ってみました。展示はいまいち中途半端な感じがしましたが、やっぱり映画雑誌のバックナンバーはかなりそろってるようで、使えそうです。
 
いまさらながら、なんで映画がこんなに好きなんやっけと思って振り返ると、母の実家が映画館だったんですよね。それで母が映画好きなので、母につられてわりと小さい頃から大人が観るような映画を観てて、高校生の時にはケン・ローチ監督作にどはまりしてました。
 
その、母の実家が映画館という話をしていたら、会社の大先輩が、「その映画館、昔よく通ってた」と。びっくり。映画館の近くでテコンドーを習ってらしたのだそうです。なんというご縁。
 
もう一つ、前回、ミュージカル「地下鉄1号線」の話を書きましたが、その話をべらべらしてたら、演出のキム・ミンギさんと親しい方が、「今度ソウルに行ったらキム・ミンギさんと一緒に飲もう」と、お声がけくださいました。あはは。ありがたや。なんでもやりたいことは口にするもんですね。

本日は神保町の韓国ブックカフェ「チェッコリ」で、「社会人の韓国シネマ留学@東国大学大学院」と題してお話させていただきました。

 

これから留学なので、話せることは限られていますが、このブログに書いているようなことを中心に。

 

会場いっぱい30人くらいのお客さんに来ていただき、本当にありがとうございます。

知ってる顔が3分の1くらい照れ

 

 

冒頭で、韓国留学に興味のある方と、韓国映画に興味のある方に手を挙げていただくと、韓国留学の方がちょっと多い感じ。

男の人はほとんど韓国映画でした。

実は韓国映画ファン、男性がけっこう多いですよね。

ドラマとK-POPは圧倒的に女性ですが。

 

そんな男性からの質問で、

自分は映画は一人で観たい方だが、韓国ではどうか、と。

その前に、韓国は映画館で映画を観る文化が根付いているという話をしたのですが。

 

韓国では、日本に比べて一人で観る人少ないですよね。

わたしも、日本では平気で映画館で一人で映画観るのに、なぜか韓国で一人で観るのは気が引ける。

 

韓国では映画館で声を出して笑ったり泣いたり、一緒に観るということ自体を楽しんでいる気がします。

 

留学中にやりたいことがありすぎて、たぶんやりきれないんですが、

一つ、ずっと気になってるのが、ミュージカル「地下鉄1号線」。

 

1994~2008年、大学路で4千回の公演を重ねた伝説のミュージカル。わたしが韓国で演劇・ミュージカルにはまったきっかけの作品ですが、この「地下鉄1号線」出身の俳優が、すごいんですよね。

 

特に2001年の出演者。

 

 

ファン・ジョンミン、チョ・スンウ、ソル・ギョングって……

この年に観たかった!

わたしが観始めたのは2002年からですが、繰り返し、5回は観たかな。

 

もう終わって10年近くですが、このミュージカルを改めて振り返ってみたい。

なんだったのか(笑)

 

チェッコリなので、韓国映画関連の本の話も。

 

日本で書かれた本で、わたしが一番好きなのは、

佐藤忠男さんが巨匠イム・グォンテクについて書いた「韓国映画の精神」。

 
 

イム・グォンテク監督の代表作は「風の丘を越えて」ですが、100本以上撮ってるので、監督をたどるだけで、韓国映画史そのものと言ってもいいぐらいの幅がある。

 

韓国語の本では、2冊をご紹介しました。

 

「한국사영화관(韓国史映画館)」

韓国映画の背景となっている韓国史を学べる本です。

「観相師」「王の男」「弁護人」など20作品について。

 

「한국영화는 무엇을 보는가(韓国映画は何を見るのか)」

副題が、「『国際市場』で起きたこと」。

大々的なヒットの社会現象について、分析しています。

今の韓国の事態(朴槿恵政権のゴタゴタ)の背景が見えてきます。

 

留学中にしたい色んな妄想を語りましたが、その実現過程(あるいは実現できない過程も)このブログで発信しつつ、また機会があれば直接お伝えできればうれしいです音譜