関西ダービー・神戸にすべてがうまくいった日
2万人以上の観客を集めた注目の関西ダービーは、神戸が快勝。
勝って首位に接近したかったガンバにとっては手痛い敗戦となった。
この試合、神戸は、ガンバの「頭脳」遠藤を徹底マークする作戦だったが、その作戦は見事に成功した。
ボールを支配させるだけさせておき、カウンターで逆襲しゴールを奪う。
神戸にとっては、ほとんど思い描いていた通りのゲームだった。
前半、神戸の放ったシュートはたったの2本だけだったが、それがすべてゴールとなった。
茂木が2得点したわけだが、決定機をしっかりモノにした彼は見事だった。
逆に、遠藤をマークされ、持ち味を殺されたガンバは、運にも見放されていた。
シュートがポストを叩くシーンも2度あった(前半ロスタイムと51分)。
展開が苦しいガンバは、それでもよく攻めた。
ルーカス、レアンドロの2人は、何度かフリーのシュートを放ったが、焦りからか、その正確性を欠いた。
神戸は、遠藤を徹底マークしただけではなく、中盤でも激しいチェックでガンバ攻撃陣の目を摘んだ。
正確にいうなら、ハーフウェイライン付近までは、比較的自由にさせるが、自陣に少し入ったあたりからのチェックが相当激しかった。
そのため、ただでさえマークを受け、苦しいい遠藤には、よりボールが行かなかった。
ボールは支配されても、運動量では、神戸はガンバに劣っていなかった。
それが作戦を成功させた大きな要因であったのは確かである。
常に身体を張ったプレイで、その集中力も切れることはなかった。
このゲームに限っては、悪い展開になった時のガンバの弱点が露呈した。
時折受ける、神戸の鋭いカウンターに、ガンバ守備陣は混乱していた。
他のチームにとっても、ガンバ攻略のひとつの大きなヒントになるようなゲームだった。
やはりガンバは遠藤のチームである。
それがより明確になったゲームだった。
中日、岩瀬の斜陽
4月の始めに当ブログで、ストッパー岩瀬のことをかなり厳しく書いた。
今シーズンは彼にとって、かなり厳しいシーズンになるかも知れないというものだった。
そして開幕1ケ月。早くも彼は厳しい状況になってしまった。
本日の巨人ー中日戦で、彼は9回ウラに、代打亀井に逆転のサヨナラ3ランを喫した。
完全な勝ちゲームだっただけに、中日にとってはあまりに痛い敗戦となった。
岩瀬を打った亀井はもちろん殊勲だ。
だが、岩瀬は打たれるべくして打たれた。間違いなくそう思う。
それほど球の威力のない抑えの投手になってしまっている。
昨日のゲームで、その兆候はすでにあった。
巨人の拙攻に助けられ、何とかやっとセーブを挙げたのが昨日のゲームだった。
その悪い内容を引きずったまま、今日の連投だった。
スピードがない。
スライダーが切れない。
コントロールが悪い。
良いところがまったくないのだ。
1死も取れずに、逆転の3ランを浴びた。
全盛時の影もない。
たまたま、体調が悪いのなら問題はない。
そういう時は、誰にだってある。
だが、どうしてもそうは思えない。全力で勝負しての結果としか思えない。
岩瀬は、フォーク系の球を持っていない投手であるから、今後を考えればますます心配である。
思い切って、別の若い投手に抑えを任せることも、今後は考えた方がいいかも知れない。
本当の岩瀬はあんなモノではない。
全盛時の高速スライダーなら、誰にも打てない。
もうあの反則のような、強烈なスライダーは見れないのか?
今はたまたま体調が悪い。
そう信じたい。
ワールドカップの出場枠
2010年の南アフリカワールドカップ(以下W杯)に向け、各地区の予選もそろそろピークを迎えつつある。
我が日本が所属するアジア地区も、次節には本大会出場決定チームが、ひとつかふたつは出そうだ。
今回は、そのW杯の出場枠について少々...。
W杯2010の、アジア地区の出場枠は4プラス1。
現在行われている最終予選のA組とB組の、それぞれ上位2チームは無条件に出場。
3位になった2チームが5位決定戦を行い、オセアニア地区代表とプレーオフ。
その勝者が本大会に出場する。
オセアニア地区の代表は、すでにニュージーランドに決定しており、アジアの第5位は、このニュージーランドと対戦すろことが決まっている。
力的にはおそらく、どのチームが出ても、アジアの第5位は、ニュージーランドよりは上だと思う。
だから、アジアの出場枠は実質「5」だと筆者は思う。
もちろんサッカーのことだから、最終的にはニュージーランドが勝つかも知れないが、今後の予選の展開を予想すると、おそらくアジアの5位はB組から出るだろう。
サウジアラビアかイランか、北朝鮮のどれかが3位になることが予想される。
この3つの国の、どの国がアジアの3位になっても、ニュージーランドには勝つ確率は高い。
だからアジアの枠は5だと思うのだ。
さて、このアジア枠の5である。
結論から先に言わせてもらうなら、5枠は多い。
多すぎる。
筆者は、4プラス1でも多いと思っている。
もともと筆者は、アジア枠は3で十分だと思っている。
理由は簡単である。
欧州の枠が、あまりに厳しいからである。
欧州の予選のそれぞれの組を見れば分かる。
予選突破には、厳しい組み合わせの組がすごく多い。
欧州の予選は、全9組のそれぞれ1位チームは無条件で本大会へ出場。
各組の2位になったチームのうち、上位8チームがプレーオフへ進出。
ホーム&アゥエーで対戦し、勝った方が本大会へ出場...というものである。
レベル的に考えると、こんな厳しい条件はない。
たとえば、欧州地区予選のグループ1を見てみる。
このグループは、ポルトガル、スウェーデン、デンマーク、ハンガリー、アルバニア、マルタで構成されている。
信じられないほどの厳しい組み合わせだ。
グループ9はこうだ。
オランダ、スコットランド、ノルウェー、マケドニア、アイスランド。
さらに、グループ8では、イタリア、ブルガリア、アイルランドが同じ組だ。
先のグループ1のポルトガルなど、暫定ではあるが、現在1組の3位に喘いでいる。
どれほどレベルの高い組なのかが如実に出ている。
あの、C・ロナウドがW杯の本大会で見れないかも知れないのだ。
アジアのレベルは確かに上がったかも知れない。
しかし、74年の西ドイツ大会からずっとW杯を見続けている筆者から見れば、枠を5にするほど上がってはいない。まだ3で十分だ。100歩譲ったとしても、3プラス1だ。
欧州各国も、当然同じ意見だ。
「何でアジアの枠はあんなに多いのだ?」
もっともな意見だと思う。
W杯でなく、アジア・チャンピオン・リーグに目を向ければ、日本は何と今年から4チームも出場できるようになった。日本のクラブチームのレベルが高いから、出場チーム数が増えたのだ。(増やした)
もちろん、興行的な側面もあるのだろう。
それなら、W杯の枠は減らされても文句は言えないはずである。
自国開催での、あの韓国のベスト4進出は確かに快挙ではあった。
だが、あくまで自国開催だった。(日本は自国開催でも16強どまり)。
筆者は、めやすとしては、他国開催でベスト8に入れば、主張してもいいと思っている。
厳しく言えば、連続ベスト8だ。
確か、進境著しいアフリカ勢でも、連続ベスト8はないはずである。
W杯は、ある意味確かにお祭りだ。
色々な国からの、特色豊かな代表が集まっての楽しい大会である。
日本の高校野球に似たところもある。
だが、筆者はその高校野球ですら、各県1校制には反対だ。
レベルの高い県(都や府)は、3~4校でもいいじゃないかと思う。
そのほうが、本大会は高レベルの試合が多く見られる。
そして何より、私立高校への「越境入学」などの問題点も、今よりずっと改善されるではないか。
サッカーのW杯。
たとえアジアの出場枠が3になったとしても、楽々と予選を突破できるようになったときに、初めて日本は世界の強豪国の仲間入りである。