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もっとも弱体化したスポーツのひとつ

バレーボールほど、ナショナルチームが弱体化した球技はないだろう。

過去の輝かしい栄光は、今は見る影もない。


オリンピックのメダルはおろか、今はそのオリンピックに出場するのに四苦八苦している。


先の北京大会など、特に男子は、世界最終予選でギリギリ出場を決めるという惨状で、案の定、本大会では見るも無残な結果に終わっている。


なぜこれほど日本のバレーボールは弱くなったのだろう?

世界のレベルが上がった? もちろんそれはある。


しかし、それ以上に日本のレベルが下がったということは明白だ。


個々の選手の能力、あるいはチームとしての戦術、それらがみな低下しているのは事実だが、別の角度から言うなら、それらの原因を分析せず、強化に努めてこなかった協会にも大きな責任がある。


弱体化に歯止めをかけず、世界レベルから落ちていく一方のナショナルチームをほったらかしにした。


人気があれば構わない。TV放送があれば良い。

それで良いのか?

選手のアイドル化の前に、するべきことは沢山あるだろう。



技術面の話をするなら、チーム弱体化の最も大きな原因のひとつが、サーブレシーブの弱さだろう。

バレーボールは、ルールがラリーポイント制に変わって以降、サーブレシーブの重要度が格段に上がった。

サーブレシーブが、ピタっとセッターに届く届かないで、得点率がまったく変わってくる。



世界の強豪国。イタリアやブラジル、キューバーなどと日本のチームが対戦した場合、そのサーブレシーブの拙さが明白だ。簡単にサーブで崩されてしまう。

特に男子は、このサーブレシーブがひど過ぎる。



かつては、日本がサーブで相手を崩したものだ。

それが今では、逆になっている。

サーブレシーブが、ピタっとセッターに届かない限り、日本の持ち味であるスピード豊かで多彩なクィック攻撃など出来ない。オープンでのスパイクや、バックアタックなどは、パワーや高さで勝る外国にはかなわない。



せめて、男女ともこのサーブレシーブの強化をもっとしたらどうなのか?

もちろん、それだけではないだろう。

だが、それだけでも随分チームは変わると思うが...。



アイドルタレントを応援団にたてての、弱いナショナルチームのTV放送など、最近は見る気も起きない。

協会は、今後本気でチームの立て直しを考えているのだろうか?

それを一度聞いてみたいものだ。

日本の長距離砲が大成しないのは何故?

今回はメジャー・リーグ・ベースボール(MLB)の話。


日本が世界に誇る偉大なる選手、イチローが日本タイ記録を樹立。

張本選手が持つ安打の日本記録(3085安打)に並んだというニュースが飛び込んできた。

相変わらずのスターぶりである。あとはどこまで記録が伸びるのか楽しみだ。


さて、多くの日本人選手がメジャー・リーグで活躍する昨今だが、いわゆるホームラン・バッターとして、未だに日本人選手がメジャーで大成しないのはなぜだろうか?

松井、福留をはじめ、中村紀(現楽天)、井口(現ロッテ)、GG佐藤(現西武)など、日本では長距離砲として鳴らしたスラッガーたちも、メジャーでは未だに大成したといえる選手は皆無である。


ここではその原因を筆者なりに考えてみた。


①球場の広さが違うため、本当のパワーが必要。


最近はある程度、日本の球場も広くはなったが、それでもまだまだメジャーの球場に較べると狭い。

だからメジャーの球場では、ほとんどジャストミートしない限り、ホームランにはならない。

日本の球場なら、少々つまった当たりでも、けっこうオーバーフェンスするが、メジャーでは、よほど風でも吹いていない限りは無理だ。


松井選手は、日本のジャイアンツにいた頃は、ホーム球場は東京ドームで、日本で最もホームランの出やすい球場のひとつだった。もちろん、彼は偉大なバッターだ。だが、さすがにメジャーでは、彼クラスのパワーヒッターはゴロゴロしている。「真芯」に当たる打球でない限り、メジャー球場ではホームランにならない。


②投手が、日本の投手のようにコントロールがよくない。


バッターもパワー型なら、投手もメジャーはパワー型が多い。

アメリカのファンは、パワー対パワーの勝負を基本的に望んでいる。これは国民性だ。

パワー型の投手は、どちらかといえばコントロールに難があり、打者は配球、コースを読み難い。


日本の投手は、コントロールがよいので、逆に配球などが読みやすい。

勝負どころで配球、勝負球を読み、一点に絞って強打する。

そういうことがしにくいのが、メジャーの投手といえるのではないだろうか。


③日程、移動の条件が、日本と比較して格段に厳しい。


知っての通り、アメリカは広大な国だ。東西に広く、当然国内に時差まである。

試合ごとの移動も大変な仕事のひとつだ。

また、試合数も日本より多く、引き分けというルールもない。


こういう過酷な条件(日本と比較してという意味だ)では、やはりメジャー選手は体力が何より重要だ。

いくらテクニックなどがあっても、その前に体力がなければリタイアしてしまう。

日本にいた頃は、あまり故障などしなかった松井選手が、メジャーに行った途端に故障が多くなったのも、このあたりに原因があるのではないかと思うのだが...。


いくつか推測される要因を挙げてみたが、それが正解かどうかは分からない。

だが、まんざら不正解でもないだろう。


人並み外れたパワーがあり。故障をしない強靭な肉体がある。

さらに環境に左右されない精神力と、日々肉体をケアし続ける繊細さ。

それらを全て備え持った日本人選手が現れたときに初めて、メジャーという大舞台で本塁打王というタイトルを獲得する夢が実現するのかも知れない。


投手と中距離バッターでは、すでに日本人はメジャーを凌駕している。

あとは、どうしても届かない本塁打王だ。

無理して追いかける必要はないのかも知れないが、夢は持ち続けてもいいだろう。



予想以上に深刻な阪神の不振

今日は久々にTVでプロ野球、阪神ー中日戦をじっくり見た。

どちらかといえば、状態の悪いチーム同士の対戦で、その原因を知りたかったからだ。

ゲームの結果は2-9のスコアで阪神の完敗。これで阪神はドローを挟んで4連敗となった。


このゲーム、結果は阪神の大敗だったが、阪神には勝つチャンスが大いにあった。

なぜなら中日先発の朝倉の調子が相当悪かったからだ。


ゲーム序盤の朝倉は、彼の持ち味のひとつ、シュートがことごとく真ん中に集まり、失投の連続だった。

そんな悪い朝倉を、阪神打線は「打ち損じ」の連続で攻略できなかった。

結果、ゲームの流れは中日に傾き、7回の大量失点に繋がった。


7回の失点は、レフト金本のエラー(荒木のフライを落球)があまりに痛かった。

粘りの投球で頑張っていた先発下柳だったが、あのエラーでリズムを完全に失い、井端に死球。

そして森野に痛打された。


金本の落球は、もちろん致命的なエラーだったが、彼の開幕からの好調を考えれば、それだけを責めることは出来ない。心配なのは、彼がその落球の責任から、今後の打撃に影響がでないかということだ。

彼ほどのベテランだから、気持ちの切り替えでクリアするとは思うが...。


このゲームに限っては、ゲーム序盤で中日先発の朝倉を、打ち崩せなかった打線に責任があると思うが、今年の阪神のスタートの不振は、先発投手の不振にある。

やはり野球は、何といっても投手の頑張りが絶対的に重要なのだ。


先のWBCでもそうだったように、投手の頑張りが優勝の一番の要素だった。

打線は水物である。

よい投手にあたれば、いくら好調な打線でも、そうそう打てるものではない。


阪神が今後の立ち直るには、先発投手陣の立て直しが急務だ。

でないと、就任1年目の真弓監督には、悪夢のような1年になるだろう。

まだ9試合を消化しただけだ。立て直しは可能だ。


中日は、何とか連敗をストップしたものの、このチームも相当よくない。

もともと投手王国のチームで、ウッズ、中村が抜けた打線を、筆者は世間がいうほど気にはしていなかった。

マスコミの前では、なかなか本音を言わない落合監督だが、彼も野球は投手力と守備力が重要だということは知っている。


事実、2門の大砲が抜けた打線だが、藤井、野本といった新戦力が頑張って結果を出している。

痛いのは、谷繁の離脱と、実は1、2番(荒木、井端)の不振なのだ。


中日の打線は、1、2番の頑張りによるところが相当大きい。

この2人の出塁のより、足を絡めた攻撃で相手投手のリズムを崩し、少ないチャンスをモノにする。

1番荒木は、現在打率が.250程度。2番井端は1割代の不振に喘いでいる。


このまま1、2番の不振が続くようだと、中日も浮上が困難になる。

いつも予想外の手を打ってくる落合監督のこと、荒木、井端であっても誰かと入れ替えるかも知れない。

しかし美人アナの嫁さんをゲットした井端の不振は深刻だ。


そして「王国」の投手陣も、まだ調子が悪い。

開幕10試合で、10点以上の大量失点での敗戦が3度。これでは王国も何もない。


阪神、中日が頑張らないと、セ・リーグはこのまま巨人がブっち切ってしまうだろう。

広島が今年はかなり頑張るだろうが、巨人と争うまではどうか?

ペナントレースを盛り上げるためにも、阪神、中日にはもう少し頑張ってもらいたい。