大混戦の J1も、鹿島の安定感が一歩リードか?
J1リーグは開幕から5節が終了。
戦前の予想通り、大混戦の様相を呈しているものの、鹿島の安定感、勝負強さが目を引く。
今日の試合でも、1-2とFC東京を下したわけだが、引き分けないところが強い。
決勝点をあげたのは、ルーキーの大迫。
この大物ルーキーは、開幕一ヶ月で早くも風格こそ漂わせている。
近い将来は、代表入りも確実だろう。
鹿島の安定感がひとつ抜けているとはいうものの、他のチームは史上稀に見るほど力が接近している。
昇格組の2チーム(山形と広島)が好調だから、なおさら混戦に拍車がかかっている。
昨日はTVで、広島ー柏を観戦したが、広島の攻撃力は相当強力だ。
昨年のJ2でのダントツの成績での優勝から、おそらくJ1でも中位ぐらいの力はあると思っていたが、この調子なら上位争いも可能ではないかとさえ思える。
プロ野球の広島も好調で、今年は広島旋風の年かも知れない。
失点がやや多いのは、チームが攻撃的なので、ある程度は仕方がない。
失点しても、それを上回る得点をあげて勝つほうが、入場料を払って観戦に来てくれたファンは喜ぶ。
失点を恐れず、今のままの攻撃的スタイルを続けて欲しいものだ。
開幕からセンセーションを巻き起こしている山形は、新潟、浦和と勝ち点で並び、現在2位だ。
まだ順位をどうこういえる試合数ではないものの、このポジションは素晴らしい。
だが、この魅力的な東北のチームは、リーグ中盤以降が正念場だと思う。
選手層の薄さが弱点だからだ。
体力的にキツくなる梅雨以降の戦いをどう乗り切るのか、そのあたりが監督の手腕の見せどころだ。
今年から、J2降格への入れ替え戦がなくなり、成績下位3チームは自動降格となるのだが、磐田と千葉は相当ヤバいだろう。まだ5試合だけの消化だが、内容が良くないのだ。
それに1チーム、心配なチームを加えるなら神戸だと思う。
単に現時点での最下位3チームを挙げているのではなく、この3チームは決定力がなさ過ぎる。
チャンスはけっこうある。それもビッグチャンスだ。
それを決められない。そういうシーンが多過ぎるのだ。
今のJリーグは、J2のレベルが相当上がり、一度降格すれば、そう易々とはJ1に復帰はできない。
今期のJ2を見ていても、上位の7~8チームは、かなり力が接近している。
特に湘南は、降格してから何年もJ2のままだったが、今年はやっと昇格に向けて本気になったようだ。
J1に戻るが、最後はガンバについて。
チームが早くも疲れている感じで、少しヤバい。
先期、中位に沈んだリーグだが、今年は中位よりも下に沈むかも知れない。
広島と同じ、魅力ある攻撃陣を擁するチームなのだが、広島以上にディフェンスが弱い。
そのあたりを修正していかないと、思わないほど下位に沈んでしまうかも知れない。
野球の阪神と同じように...。
関西独立リーグとナックル娘
今や日本全国に拡がりつつあるプロ野球の独立リーグ。
今年からは、我が関西にも独立リーグが誕生。大いに話題になっている。
中でも、神戸9クルーズ。
初めての女子プロ野球選手(吉田えり投手)を加入させ、話題沸騰である。
3月の京セラドームで、1万人を超える入場者を集めたのは特別だったとしても、
4月5日のスカイマークでも、3千人以上の観衆を集めている。
新たなリーグを発足させた以上は、確かに話題作りは必要である。
そのための吉田投手の獲得だったならば特に何も言わない。
だが、本当に戦力としての獲得である(球団・監督は公式にもそうコメントしている)なら、
それはウソだろうと言わざるを得ない。
吉田投手は、サイドスローから、ナックルボールを投げることで話題になっている。
ナックルボールの詳細は、ここでは省くが、基本的には落ちる球の一種だ。
投げ方(握り方)が難しいので、極めてコントロールのつきにくく、
日本はおろか、メジャーリーグでも投げる投手はごく稀である。
確かに、握りを真似て投げることなら誰でも可能である。
しかし、こんなに投げにくく、コントロールのつきにくい球をマスターしようと思う選手は少ないのは当然だ。
しかも何より、握りにくく、投げにくい球ほど、ヒジや腕にかかる負担は大きい。
つまり故障しやすいのだ。
案の定、吉田投手はすぐに故障した。
体力も整わないうちから、ナックルボールの多投などというのは、いくら何でも無謀だ。
また、サイドスローやアンダースローの投手が投げる「落ちる球」は、普通はシンカーだ。
下手投げ系の投手は、普通は(あるいは常識的には)、ナックルは投げれないのだ。
常識を逸脱した変化球ともいえるナックルを、これまた常識外れのフォームで投げる。
いくら何でも無理があり過ぎるといわざるを得ない。
100歩譲って吉田投手が、故障なく、今のままのフォームでナックルを投げ続けることが可能だとしよう。
それでも無理である。
なぜなら、やはり球速が足りないのである。
ナックルボールは、確かに打つのが難しいボールだ。
だが、彼女の球速では、打てる。
プロレベルの打者なら、あそこまで遅いと、いくら特殊な変化球でもミートは可能である。
神戸9クルーズは、彼女の加入により、おそらく今後も入場者は他の球団よりも多いだろう。
そしておそらく、グッズなどの売り上げもUPするだろう。
それなら、完全に彼女をマスコット化、アイドル化すればいい。
試合の結果が完全についたと思われる場面(ボロ勝ちかボロ負け)の時には、登場させますよ。
みんなで応援してくださいね...でいいんじゃないか。
球団も、そんなことは百も承知なのかも知れない。
最初から全部分かった上での入団かも知れない。
それを敢えて公式には言わないだけなのかも知れない。
だけど、もしそうだとするなら、本気でNPBで本指名されることが目標の、吉田投手のためになるのか?
4月5日の神戸スカイマークスタジアム。
吉田投手の登板を目当てに入場した観衆は、彼女の登板がないと分かるとヤジを飛ばした。
「何だよ、ちゃんと出せよ!」
「投げさせろよ!」
球団は試合終了後のヒーローインタビューに登場させ、ファンは一応吉田投手を見ることはできたのだが、
球団としても、今後のことを考えると頭が痛くなったのではないのだろうか?
これを書いている日(12日)にも試合があったのだが、彼女は登場したのだろうか?
登場したとしたなら、どういうカタチで登場したのだろう?
妙に気になる夜である。
バイエルン、4発に轟沈。欧州チャンピオンリーグ
欧州チャンピオンリーグもベスト8の戦い。
バルセロナ(以下バルサ)がホームでバイエルンを4ゴールで粉砕。ベスト4行きをほぼ確実にした。
バイエルンは、やはりコンディションも悪かったようで、まったく良いところなく完敗した。
チーム内のゴタゴタもあるようで、選手同士が言い合うような場面も見られた。
今後の戦いに影響が出るような敗戦だった。
ゲームの結果等は、すでに報道されている通りなので、ここでは別の話題にしよう。
この試合の前半、バルサのメッシがバイエルンDF(確かレルだったと思う)に、ペナルティエリア内で倒され、PKか?と思われるシーンがあったが、主審はPKをとらず、逆にメッシにイエローカードを出した。
バルサ監督の猛抗議も当然認められず、逆に監督は退席処分になった。
このシーンについて個人的に述べたい。
結論から言わせていただくなら、あのシーンは主審が正しい。
メッシへのイエローも適正だと思う。
サッカーを実際にやったことがある人間なら分かると思うが、ドリブル中の選手が後方や横から反則タックルを受けて倒れる場合、絶対にああいう倒れ方はしない。
両手をハデに拡げて、ああいう飛ぶような転倒の形にはならない。
本当に反則タックルをマトモに受けた場合は、肩や顔、頭から倒れてしまうのだ。
だからもし、メッシの肩を持つような発言をあえてさせていただくなら、彼の倒れ方がヘタだったのだ。
あえて言うなら...である。
一時期に比べて少なくなったものの、今でも、ああいう主審を欺くような倒れ方をする選手はちょくちょくいる。
低いレベルの主審が裁くようなゲームならともかく、チャンピオンリーグのような高レベルなゲームの主審は、かなりよく状況を見ている。
あのシーンに限っては、メッシの若さが出たと言わざるを得ない。
話がややそれるが、少し昔、あの中田英寿がセリエAで活躍した頃、彼があの金子達仁にこんな話をしたことがある。
「ここ(セリエA)では、簡単にファールなどとってはくれない。引っ掛けられても踏ん張って、引きずって、踏ん張って、それで倒れるような感じじゃなきゃとらない。」
誰が見ても一発レッドのような悪質なファールでない限り、演技などほとんど効かないということなのだ。
ビデオ判定がまだ認められていないサッカーの世界では、確かに主審のレベルは重要だ。
昨日のバルサーバイエルン戦が、1点を争うような試合だったら、大変な問題になったかも知れない。
いつの時代でも、誤審はある。これは人間のやることだから仕方がない。
Jリーグでも、毎年かなりのおかしな判定がある。
ビデオ判定が不可能なら、もう少し「協議」の時間を多くとっても良いかも知れない。
もちろん、試合の流れを停めてしまうほど多くとってはいけない。そこが微妙で難しいのだが...。
さて、チャンピオンリーグだ。
リバプールは、ホームでチェルシーにまさかの逆転負け。
これだからサッカーは分からない。
チェルシーはアゥエーながら、質の良いサッカーをしていた。
挙げたゴールはみな美しいものだった。
マンUも好調とはいえない現状、チェルシーのチャンスかも知れない。
ACLでは日本勢が頑張っている。
川崎の、アゥエーでの5ゴールには驚いた。
今年もアジアは日本のクラブが優勝しそうな勢いだ。
ではまた次回...。