さて、今回は少し変わった関西からの富士山映像です。
通常、遠くの景色が見えるのに適した季節は冬です。
しかし、奈良からの富士山は5月上旬~8月上旬がベストシーズンです。
その理由は、夏になると奈良から見て太陽が富士山方向から登ります。
その影響で富士山付近の水平線が明るく焼けて、富士山が目やすくなります。
更に富士山と太陽が重なるポイントから撮影すると、「ダイヤモンド富士」という現象がおこります。
しかも、そのポイントからは、たとえ日の出前に富士山が見ていなくとも、強烈な太陽の光のおかげで、何も無いところか御来光と共に富士山が浮かび上がります。
この現象を私は「不意打ちダイヤモンド富士」略して不意打ちダイヤと呼んでいます。

今回もその様子をフジテレビさんが6月1日の「みんなのニュース 上を向いて歩こう」で放送してくださいました。

クリックすると放送動画が見られます↓(期間限定)
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撮影場所は奈良県御杖村の学能堂山です。
2016年5月13日 奇跡がおこりました!
関西から本格的に富士山を撮影して3年、これまで見たことない絶景にめぐり合い、映像で納めることができました。
その景色とは?!
澄みきった空の下に広大に広がる雲海と、その彼方には日本一の頂、富士山がハッキリと見えます。

場所は奈良県御杖村の古光山からの撮影です。
富士山からの距離は254km
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          注意:写真は実際に放送された映像ではなく、ロゴを張り付けて放送時ぽく加工しています

ここまでは、以前にも数年に一度は撮影された映像があったかと思います。(関西から)
しかし今回は一味違います!
超望遠800mmの画角内に朝日が昇るというもので、もしかすると二度と撮影できないかもしれない、奇跡の光景です。

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今回の映像は、即日(5月13日)に関西テレビさんが お昼の天気予報と 夕方の「みんなのニュース ワンダー」で放送されました。

さらに、フジテレビ(関東)さんが5月25日の「みんなのニュース 上を向いて歩こう」で「関西からも見えた 幻想的な富士山」を放送!
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さらに5月30日には、フジテレビのインターネット生放送の報道チャンネル、「ホウドウキョク」『ぶちょ~ どうスか?』~ビデオポスト道場でも放送していただきました。
こちらは寄せられた映像をプロたちの目線で解説するコーナです。

クリックすると放送動画が見られます↓(期間限定 開始12分から解説)
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今回、あまりに素晴らしい映像だったので、合計4回も放送していただきました。
しかも、同じ映像の使いまわしではなく、個々に再編集されていたのは嬉しいかぎりです。

ここまでとり上げてくださると、次回もさらに良い映像をという意欲が沸いてきます!


2016年2月8日撮影の大和富士から富士山が、2月11日の読売新聞朝刊に掲載されました。
今回は奈良から267kmの距離を感じさせない、くっきり鮮明画像での撮影成功です!
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                     注意:画像は実際の掲載写真より、少しアレンジを加えています。

大和富士(額井岳)は記事も書かれていますが、本当に富士山とは縁深山です。

2月23日の全国富士山日には、宇陀市主催の「大和富士登山大会」が毎年行われます。(正確には2月23日前後の日曜日)

また、額井岳のふもとには、富士山の有名な短歌を詠んだ奈良時代の万葉の歌人、山部 赤人(やまべ の あかひと)の墓があるのも興味深いところです。

百人一首
田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ

万葉集
田子の浦ゆうち出でてみれば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける

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富士山が見える位置は青山トンネル(国道165)の右に見えます。
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2015年10月27日 山中湖村 観光課サイトの 絶景くんライブカメラからダイヤモンド富士が観測できました。
絶景くんが設置されている山中湖交流プラザきららからは 毎年 2月18日と10月25頃に富士山山頂へ沈みます。

    画面クリックでサイトへ移動↓
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2015年10月27日のダイヤモンド富士↓ 

2015年10月26日 ダイヤモンド富士~夕暮れ・・・・・そして!

山中湖の絶景くんライブカメラは奈良方向を映しており 関西からの富士山撮影において 重要な情報源の一つとなっています。
このカメラの富士山/星空/夕暮れの見え方で 超遠望富士の見え方が予想できます。
実際に10月26/27日には奈良から富士山が見えました。

また 絶景くんの兄妹ライブカメラ 絶景ちゃんからも1月9日と12月4日頃にダイヤモンド富士が見られるはずです。(正確な設置場所が分らないので日にちが前後するかも知れません)
ちなみに 此方のカメラは和歌山の色川富士見峠方向を映しています。

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2015年10月25日 京都府木津川市山城町 三上山(さんじょうさん)標高473mから80km離れた、明石海峡大橋へ沈む夕日です。

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夕日が小豆島に掛かった瞬間、海面が光り出し浮島状態になりました。
撮影場所の条件次第では、明石海峡大橋のバックにダルマ夕日!という写真も撮影できるかも知れません。
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決定的瞬間を動画でどぞ!↓

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